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「いた! 黒ねこ! おいおまえ、このカゴの中に入れ! いやだと言っても力ずくでつれてくぞ!」
未亜は黒猫にバスケットを突きつけ、捕まえようとした。
「フニャー!」
バリバリ! と猫が未亜を引っかく。
「いっ……たくなんか、ねーぞ……! よし、しょうぶだ! まけないからな!」
悲鳴をあげたくなるのをこらえて、未亜は黒猫につかみかかる。
しかし、黒猫はするりと未亜の腕を抜け出し、容赦なく爪を立てた。
「く、くそ……やるじゃねーか。ならこれでどうだ!」
膨らんだポケットから未亜が取り出したのはおにぎりだった。
「ばーちゃんがにぎってくれたしゃけのおにぎりだ! ヤマネのおひるをわけてやるんだ、ありがたくおもえよな!」
ラップを開きおにぎりを半分に割ると、猫が鼻をひくひくさせた。
そして、草むらから黒い子猫たちともう一匹の黒猫が顔を覗かせたのだった。
「こねこ? ……もしかしてかぞくとはなれるのがイヤなのか。ま、まあ……はなればなれがさびしい気もちはヤマネもよくわかるぞ」
そこへ、瑠樹が走ってきた。猫缶と皿を持っている。
「あ、りゅーき! おまえも黒ねこねらいか!?」
「黒にゃんこさん、猫缶あげるよ。缶のふちで怪我すると危ないからお皿に中身出してからなぁ」
と、皿に缶詰をあけてやる。未亜もその皿におにぎりの半分を乗せると、子猫たちも飛び出してきておいしそうに食べ始めた。
「黒にゃんこさん、ちょっとだけバスケットに入ってほしいなぁ。後で元の場所に帰してあげるから……なぁ?」
しゃがみこんでバスケットを開いた瑠樹がお願いする。
それを見ながら考えていた未亜が声を上げた。
「わかった、じゃあぜんいん来い! カゴに入らなかったらヤマネのあたまの上にでものれ! それならかぞくいっしょでさびしくないだろ?」
(黒猫は子猫に含まれるのかな?)
とぼんやり考えていた瑠樹に、未亜が言う。
「……おいりゅーき、こいつらぜんいんつれて行きたいんだ。ヤマネと手分けしてはこんでくれないか。こうていにもどるまででいい」
「え? 全員?」
「や、ヤマネが頭下げてやってるんだからきけよな! この鶏だんご鍋! りゅーきがきょうりょくしてくれなくてもぜんいんつれてくからな!」
「うん、わかったよぉ」
満足した子猫たちは、珍しそうに自分からバスケットに入っていく。親猫たちもそれに続いた。
「その代わり……校庭からゴールまでは競争なー!」
バスケットを閉めると、のんびりしていた瑠樹が駆け出した。
「黒ねこが目をまわさないよう気をつけながらできるだけはやく走るよ」
「あ、まて、まけないぞ!」
「子ねこさん子ねこさん、リィこわくないよ」
人気のない裏庭でリアーネは子猫を探す。
「あれ?」
耳を澄ませば喧騒に紛れて、茂みの奥から小さな鳴き声が。
「わぁ、子猫さん!」
でもなんだか様子がおかしい。足をひきずっているようだ。
「……怪我してるの? 私が治してあげる」
リアーネは怪我の部分に手をかざして歌を歌う。
ろっこん『ガブリエルの福音』の発動で、子猫の傷は徐々に治っていく。
「いっしょにきてくれる?」
すっかり傷が消えたとき、リアーネは言った。
「ミャー」
リアーネは擦り寄ってきた子猫をそっと抱き上げてバスケットに入れた。
「一位になれなくても猫さんが元気ならいいの」
慎重にゴールへ向かう。
「あの子、大丈夫かしら」
なかなか猫を連れて戻ってこないリアーネに、ユリアナは不安になりニコを見つめて、その手を握る。
「ちょっと遅いね。うまくいってるのかな?」
ニコも少しやきもきしている。
「あっ、戻ってきたわ。猫を連れてるみたい」
「良かった」
「リィ、がんばって!」
先頭を走るのは翼だ。
(にしても、進級時に少し大きめのもので新調した体操服ですが、そろそろキツイです。おへそが見えちゃいそうです)
身長はそんなに伸びていないはずだが。実は成長したのは胸だったりする。
(腕の部分は袖のサイズは余裕があるのですがなんだか短いような……?)
一部の男性たちの目を釘付けにして、大きな胸が揺れる。気づいた奥さんにつねられた人もいたようだ。
「やった、一位です!」
笑顔と共に翼はテープを切った。
「黒にゃんこさん、付き合ってくれてありがとうなぁ」
ゴール後瑠樹は、未亜と共に黒猫たちを元の場所に返しにいった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月05日
参加申し込みの期限
2015年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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