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寝子島高校
【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
【遠足】着物で浅草散策
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●朝の東京駅にて●
晴れた青い空に映える、赤茶と白のレンガで造られたレトロモダンな雰囲気の東京駅。
ホームに滑り込んで来た電車から続々と現れた少年少女は、多くが寝子島高校の制服を纏っている。
通勤ラッシュが過ぎて少し経った頃という事もあって、それなりに落ち着いた空気の流れるホームから、一行はひとまず改札口付近まで移動した。
とはいえ、流石は東京というべきか。
寝子島と比べると、人の数も多いし皆足早に行き交っている。
「――それじゃ、ここからは自由行動よ。みんな目的地への移動方法は調べてきてるかしら?」
樋口 弥生
先生のよく通る声が、広々とした駅構内に響く。
「分からない事や困った事があったら、すぐ先生たちに連絡して頂戴ね」
目尻を下げて優しく微笑むのは、
白沢 絢子
先生だ。
一通り生徒たちへの説明が終わると、
泉 竜次
先生が帽子を持つ手をすっと掲げ、にっと笑った。
「エンジョイ&スタディ。解散だ!」
その声を合図に、生徒たちはそれぞれ散開していった。
賑やかに時刻表や路線図を確認している生徒たちもいれば、予め目的地への行き方を調べてあって、一足先に乗り換える電車のホームやバスの停留所に向かう生徒もいる。
すぐには移動せず、東京駅や周辺の様子を見物している生徒の姿もちらほらと見られた。
「東京は流石に駅も広いな……」
引き摺りそうな白衣の裾をなびかせて、
伊賀 解理
はきょろきょろと視線を巡らせる。
「伊賀さんは東京、初めて?」
並んで歩く
串田 美弥子
に尋ねられて、解理は頷いた。
「ああ、僕は北海道の片田舎で育ったからね。串田氏は?」
「私は何回か来た事はあるけど、こうやって何もかも自分で決めてっていうのは初めてなの」
二人は談笑しながら、目的地へのルートを確認する為に他の生徒たちが集まっているパネルの下まで歩く。
雑誌でスカイツリーの記事を読み、ちょっと興味を持った解理が美弥子をスカイツリーに誘っていたのだ。
「スカイツリー駅まで直通のシャトルがあるんだー。でも、浅草からも行けるのね。どうする?」
「串田氏はスカイツリー以外に見たい場所はあるかい?」
「う~ん、折角だから色々見て回りたいな。そういえば浅草寺のお堂の前の広場って、早朝はハトがいっぱい集まってるって聞いたけど、本当かなぁ?」
「そ、そうなのか……行ってみる?」
お互いハトに占拠された境内を想像しながら、プランを練った。
「あっ、みーっけ!」
きょろきょろしながら駅のエントランスを出てきた
椿 美咲紀
は、探し人を見付けて元気に手を挙げた。
東京駅を見上げたり、カメラに収めていた生徒たちが気付いて彼女の方を見る。
「おはよう、椿さん」
デジカメを降ろした
神木 直樹
が笑みを浮かべた。
一緒にいるのは
桜庭 円
と
市橋 誉
、
森 蓮
。
そして……直樹の後ろに隠れがちに立っている、美咲紀と同じポニーテールの少女だ。
尤も、明るく元気印な美咲紀と比べると、彼女の方はちょっと人見知りで大人しそうな印象を受ける。
「あ、彼女は僕と同じクラスの東雲さん」
「よろしくお願いします……」
直樹に紹介されて、
東雲 人里
ははにかんでぺこりと頭を下げた。
駅に着いてから早速の人波に困惑した人里が、おっかなびっくり「一緒に回らせて貰ってもいい?」と声を掛けたのが直樹だったのだ。
直樹は誘いに来てくれた面々と一緒に、東京を巡るのだという。
「そっか~、みんなで回った方が賑やかで楽しいものね! 何処に行くかは決めてるの?」
「私は特に行き先を決めず、足の赴くまま寄り道し、初対面の風景や地元住民との出会いを楽しもうかと思っていたのですが……」
穏やかな蓮の言葉に、「ぶらり旅って感じだね」とのんびり直樹が呟く。
「回り道こそ、旅の神髄ではないでしょうか?
『人の特徴は目標へと向かう狭い道よりも、人生の迂回路や余分なものに表れる』
『贅沢は自由に使える時間を持つことである』という言葉もあります。
張り詰めてばかりでは、心が疲れてしまいます」
「はー……。でも、急いで回るんじゃなくて、のんびりっていうのは良いわね」
相変わらず達観した事を言う蓮に、美咲紀は目を瞬かせた。
「で、とりあえず。浅草に行こうかって感じになってるんだ。人里くんも行ってみたいって」
円がそう言うと、美咲紀も「あ、私も!」と声を上げた。
「それじゃ、まずは浅草に。後でかっぱ橋道具街にも寄りたいな」
そう言って歩き出す誉の後に付いて、一同は再び駅構内に向かう。
「色んな食品関連の道具を売っているお店が多いところだね」
興味を示す直樹に、誉は頷く。
「ああ。それに『かっぱ河太郎像』と写真を撮りたい」
「「かっぱ……?」」
合羽じゃなくてそっちの河童なの? というニュアンスの声が異口同音に呟かれた。
●浅草 ~下町の情緒と賑わい~●
東京駅から浅草へは何通りかのルートがあるものの、どれも移動時間は20分弱くらい。
多くの生徒は、東京駅からそのままつくばエクスプレスの浅草駅行きの電車に乗ったようで、浅草駅を出た制服姿の少年少女がぞろぞろと浅草寺を目指して歩いている。
脇に並ぶ商店は、一時代前のような佇まいで寝子島の旧市街にも似た印象を受けるものの、遠く背景に見える高層ビルや行き交う人の姿を見ると「やっぱり違うな」と感じられた。
「あっ、あのお店ですよーっ♪」
雷門まであと少し、という辺りでツインテールを弾ませながら上方の看板を指差したのは、
葛城 璃人
だ。
年季の入った店構えに、
高尾 日菜
はドキドキし始めた。
「な、なんだか格式高そう」
「大丈夫ですよ、日菜ちゃん」
着付けされたマネキンが並ぶショーウィンドを眺めながら、
屋敷野 梢
は期待の篭った笑みを浮かべる。
「いーですねー、きっと素敵な和服が沢山揃ってますよ」
仲良し三人組の彼女たちは、貸衣装屋でレンタルした和服で下町巡りをしようと計画していたのだ。
「おはようございまーす! 予約してた葛城ですーっ」
ガラガラッと木の引き戸を開けると、品の良さそうな店主の女性がにこやかに出迎え、上階に案内される。
畳敷きの部屋には、既に幾つもの箱が用意されていた。
中にはたとう紙に包まれた着物が入っている。
「わぁ……」
店主が包みを開くと、鮮やかな色合いや美しい柄が次々とお目見えして、三人とも目を輝かせた。
中でも薄桃色の生地に大輪の牡丹が鮮やかに描かれた着物に、璃人は一目で釘付けになった。
「りぃ、これにするのですっ!」
「では、着付けに行きましょうね」
「えっ……りぃちゃん、早いね!?」
うきうきしながら店主の後に付いて行こうとする璃人に、日菜は目を丸くする。
「ふふっ。りぃはお先しますが、ゆっくり選んでくださいねっ」
笑顔を残して去っていく璃人を見送って、二人はしばし唸る。
「やっぱり……これにしようかな」
日菜は悩みに悩んで、黄色の地に咲くピンクの藤に紫色の蝶が舞う絵柄のものを選んだ。
帯は柄に合わせて紫を。
「んー……」
「梢ちゃんは……まだ悩んでる?」
「色々あって目移りしちゃいます」
ちょっと困ったように笑う梢に、日菜が満面の笑みで上半身を乗り出す。
「ふふふー!」
「……って、わわ!」
梢が目を瞬かせると、日菜は提案する。
「ねね、せっかくだからいろいろ試着してみない?」
「い、いろいろですかー?」
「うん、いろいろ♪ 女将さん、いくつか試着してみても良いですか?」
「どうぞどうぞ」
たじろいでいる梢はそのままに、璃人を着付けて戻ってきた店主との間で話が進んでしまった。
「うーん、梢ちゃんは淡い色よりも濃い色の方が似合いそう!
この赤地に桜柄のやつとかどうかなぁ? それともこっちが色合い的に……」
「……わー」
制服の上から色々な柄の着物をとっかえひっかえされて、梢は着せ替え人形状態だ。
姿見に映る自分の姿は、合わせる色合いひとつで随分印象が変わる。
「わわ、こっちの黒いのも似合いそう……!」
そう言って日菜が梢の肩に掛けたのは、黒地に金魚が泳ぐシックなデザインの着物だった。
「ちょっと大人っぽすぎないですかね?」
「でも、凄くいいと思うよ!」
押しの日菜に、梢も「……たまにはいーですよね」と頷いた。
「わぁ、お二人ともお似合いですよーっ!」
牡丹柄の着物を可愛く着こなした璃人は両手を後ろに回したまま、着付けが終わった日菜と梢に歩み寄った。
「これはりぃからのプレゼントですっ♪」
さっと前に出した手には、髪飾りが乗っていた。
日菜には黄色やオレンジ色の花々の細工のもの、梢には紫色の蝶をモチーフにしたものを。
璃人自身は、牡丹の髪飾りをもう着けている。
「おおー、かわいーです。ありがとーございます、りぃちゃん!」
喜びを示す梢の横で、日菜は渡された髪飾りと璃人を交互に眺めた。
「これ、買って来てくれたの?」
「はいっ」
彼が笑って大きく頷くと、日菜のほんのり桜色に染まった頬も緩む。
「えへへ、すっごく嬉しい! ありがとう、大切にするね……!!」
早速櫛を借りて髪を梳く彼女に背を向けて、梢は璃人に肩を寄せた。
「日菜ちゃん、嬉しそうですね!
……でも今度は、日菜ちゃんだけに買ってあげて下さいね、璃人君♪」
こっそり耳打ちされて、璃人は「はわわっ」と慌てた声を上げた。
「こ……梢さん! な、何を……っ!!」
梢が軽くウィンクして見せると、ぽぽっと璃人の頬が赤くなった。
サイドテールに結んだ髪に貰った飾りを着けた日菜が首を傾げる。
「どうしたの?」
「な、なんでもありませんよーっ。それより……」
「ん?」
視線がかち合うと、お互いなんだか気恥ずかしい。
「日菜さん、とっても似合ってるのですっ」
「あ、ありがとう……」
(恋心、知らぬは本人ばかりなり。ですねー)
心の中で呟きつつ、梢はんしょんしょと三つ編みおさげを編み込んでいく。
和装に似合うアップにして、蝶の髪飾りを着けて……。
「でーきた!」
そう言ってお澄まし顔をする梢に、二人は歓声を上げた。
「梢ちゃん、更に大人っぽい感じになったね」
「ふふー、ちょっとしたイメチェンでーす!」
きゃっきゃと花を咲かせながら下町に繰り出す彼女たちを、店主は楽しんでらっしゃいと見送るのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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