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二輪 悟の手際の良い修理によって、持ち込まれる自転車は次々に元通りになっていった。
「自転車のケガ、治ったんだね! よかった!」
好奇心旺盛に眺めていた
野坂 庵
は自分のことのように喜ぶ。
「ねえ、せっかくだから他の人ともきょーそーしない? 二人よりみんなとしたほうが楽しいよ!」
庵は
柚瀬 玲音
に話しかける。さっき話した競争のことだ。
「うん、そーだね! ねえ、慎之介お兄ちゃんはやらない?」
玲音は、先ほどパンク修理とメンテナンスを終えた
青木 慎之介
に声をかけた。
「競争か? いいよ、時間あるし」
「おやおや、自転車競走ですか。危ないことはしちゃだめですよ」
一部始終を見ていた
白石 妙子
がくぎを刺す。
「はーい」
元気よく答える三人。
「裏路地のちょっと広くなってる場所なら、車も来ないから安全ですよ。私が見ていれば大丈夫でしょう」
妙子の言葉に、庵がすかさず言う。
「それじゃ、おばさん審判やって!」
「あらあら……」
保護者のつもりが審判にされてしまった妙子は、三人の子供と一緒に店の外に出る。
「むっふっふ……」
スタート地点についた庵は、意味ありげに含み笑いをする。
「ゴールはあそこの樫の木、ビリの人は~……罰ゲームだよっ!」
「ええ、ボク聞いてないよ~」
「こりゃ負けらんないな!」
ローラーシューズの庵、MTBの玲音、クロスバイクの慎之介がスタート地点に並ぶ。
「よーいどん!」
先手を取ったのは庵だった。瞬発力を生かしてすかさず二人より前にでる。しかし加速力は自転車のほうが上で……。
「やったー、一番!」
競り合いを抑えて一番乗りしたのは、小回りの利く玲音だった。
「あはは、自転車ってすごいなー」
ビリになってしまった庵は頭をかいてゴール地点に滑り込む。
「で、罰ゲームはどうすんの?」
慎之介に言われ、庵ははっとした。
「ええと……自分の分は考えてなかったー!」
微笑みながら子供たちを見ていた妙子が、庵に言う。
「何か動物のマネでもするのはどうでしょう?」
「う~ん、そうだ、ライオンやる! がおー、食べちゃうぞ!」
言うなり、庵は玲音に抱き着いた。
「わー! いおりおねーちゃん、抱き着きたいだけでしょ!」
平和で、ちょっと忙しい自転車屋で過ごすそれぞれの時間が、過ぎていく。
「むー、次の誕生日には、いおりも自転車買ってもらうからなー!」
「ふ~む……これだけあれば証拠は十分だな」
「持っていくならいくらでもかまわないよ、八神」
八神 修
は、店で偶然会った
旅鴉 月詠
からまきびしを受け取っていた。修の傍らにいる
須藤 清一郎
は怪訝な顔をしている。
「こんなにまきびし拾ってどうするつもりやったんや?」
「寝子島映画村まで行って小道具として使ってもらうか、鉄くずとして売ろうかと思っていた」
月詠は相変わらず淡々としている。
「旅鴉、これに何か心当たりは?」
「わからない。神魂で忍者でも出てきたか、誰かが世紀末と勘違いしてヒャッホウとかいいながらばらまいたか、うら若き乙女がしつこいナンパ男から逃げるために護身用のものをまいたのか。真相は神のみぞ知る、だ」
それきり、月詠は再び絵に没頭し始めた。
「さて、自転車も直ったし、現場に行こうか」
「おもろそうやな、いっぺん忍者見てみたいわ」
修と清一郎は連れだって店を出る。
「犯人を見つけたら、捕まえて理由を聞いて、諭す。それから弁償もさせよう」
「嫌や言われたら?」
「ICレコーダーに犯行を認めるところを録音するから、それごと警察に持っていこうか、と圧力をかけるね。物損で済んでよかったじゃないか、とも。引くつもりはないね」
修はにっこり笑うが、眼だけは笑っていない。
「意外とえげつないなあ、あんた」
「まあ、あくまで穏便に済ませるつもりだけど。ん?」
まきびしがまかれていた現場についた二人は、バンダナを付けた30代くらいの女性に呼び止められた。
「すいませ~ん、寝子島映画村のスタッフの者です。今朝この辺で、
忍者ミュージアム
の小道具運ぶ荷台が横転して、まきびしばらまいちゃったんです。その場で回収したつもりがまだいっぱい残ってたみたいで……」
二人は、あっけない事件解決にきょとんとしてしまった。
「な~んや、これが真相か」
「ま、悪意がなくてよかったけどね。弁償は求めまい」
「今スタッフが回収してますから、気を付けて通ってください~」
女性に軽く手を振り、二人はその場を離れた。
「なあ八神、飯でも食いにいかへんか?」
「そうだな、ちょうど小腹がすいたところだ」
「あんたちょっと浮世離れした感じやから、お好み焼き屋さんにでもいこうや! うまいところ知ってんねん」
やがて修と清一郎は、旧市街のお好み焼き屋にたどり着く。
「お姉ちゃ~ん、豚玉と広島焼き、一つずつね~」
「須藤、俺はどっちを食べればいいんだい?」
「ははっ、分けて食べ比べたらええねん!」
ちょっと風変わりなコンビが誕生した日だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月17日
参加申し込みの期限
2014年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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