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今日はリフレクソロジー気分
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【『壺の森』へ、ようこそ】
「いらっしゃいませ」
いささか緊張をうかがわせる面持ちで、
瀬場 進
は『壺の森』を訪れた。
初めての来店だ。受付の女性にうながされるまま、問診票に記入をし、期間限定のプランを申し込んだ。
「こちらのソファで少々お待ちくださいませ」
待合室で腰を下ろしながらも、なかなか緊張は抜けなかった。
そこへ、再びドアが開き、お好み焼きの店
『うさぎ屋』
の店主、
宇佐見 満月
が店に入ってきた。
「ごめんよ、『壺の森』ってーのはここかい?」
「おや、これは……」
進が声を上げると、満月も進に気がつき、目を丸くする。
「アンタは、あの坊ちゃんのところの……」
「はい。執事を務めております、瀬場でございます。主がいつもご迷惑をおかけして、申し訳ございません」
進の主は、友人と連れだって
店に入り浸って
いるらしい。
手間をかけることもあるだろう。そう告げると、満月も肩をすくめて、こう言った。
「まあ、あの坊ちゃんは、よく口が回るもんさね。あんだけ口説いて、疲れやしないのかと感心するくらいさ」
「恐れ入ります」
「ま、おかげで店も賑やかになるってもんさ。そうだ、アンタもこの後ウチに来なよ」
「お店にでございますか?」
「今日は店を休みにしちまったんだけどね、せっかくだからウチの店のお好み焼きを持っていってほしいさね、遠慮はなしだよ。お代も、いつも坊ちゃんから貰ってるからね」
満月が笑顔を向けると、進も目元を和らげた。
「ご厚意、ありがたく頂戴致します」
「マッサージはこれからかい? 終わったら、ここで待っていておくれよ」
「かしこまりました」
深々と、進は頭を下げた。
【瀬場様、お席へどうぞ】
「こちらへどうぞ」
スタッフに導かれて、進は照明のしぼられた店の奥へ足を進めた。
ふわっと空気が甘く香る。
「こちらにおかけください。お荷物と靴下は、横のトレーにお入れください」
「はい」
どこかぎくしゃくとした足取りで、リクライニングチェアーに腰かける。
スラックスを膝の上までまくり上げ、深呼吸をした。
「ただいま足湯をお持ち致します」
「よろしくお願い致します」
スタッフが運んできたお湯に足をひたすと、ほっと息が漏れた。
「アイマスクはご利用になりますか?」
「それには、どういった効果があるのでしょうか」
「アイマスクは温めたものを使用しておりますから、目元の緊張が和らぎ、肩こりにも効果があると思いますよ」
「そうでしたか。お願い致します」
「楽な姿勢でお待ちください」
ぴんと伸ばしていた背中を、リクライニングチェアーの背に預ける。
目を閉じて、温かなアイマスクのかすかな重みを感じた。
視界が閉ざされ、身体が温まると同時に、緊張も抜けていくようだ。
やがて、足を持ち上げられて、タオルでそっとくるまれる。
普段、主の世話をやくことはあっても、誰かに世話をされることなどないため、違和感を感じる。
「では、マッサージを行います。お好みのオイルはございますか?」
どれを選んでいいのかわからないという進に、スタッフはそれぞれの香りの持つ効能などを説明しつつ、こう答えた。
「実際に嗅いでみて、お好みのものをお選びになるといいですよ」
そうして持ってきてくれたサンプルの中から、進はカモミールを選択した。
「痛かったらおっしゃってください」
オイルをつけたスタッフの手指が、足の甲から足の裏、指の一本一本まで辿っては指圧していく。
「やはり、肩だけでなく腰にも負担がかかっているようですね」
足の外側を指圧されたとき、他にはない痛みを感じた。
「姿勢には気をつけているのですが、歳のせいもございまして、近頃はどうも、若い頃と同じようにはなかなか動けませんので、難儀しております」
体力が衰えないよう、運動にも気を配っているという進に、スタッフがアドバイスをした。
「まずは身体を冷やさないことですよ。無理は禁物です」
「左様でございますね」
スタッフは足首から先を念入りに揉みほぐし、脛やふくらはぎも、ぐいぐいと指で押し上げた。
「血行が良くなりますから、ご自分でも入浴の際などに労ってあげてくださいね」
「かしこまりました。ありがとうございます」
こうして45分が経過し、進はスタッフの勧めで温かいそば茶を受け取った。
「この後は水分をよく取るようにしてください」
はたして、マッサージで体質が改善されるもかと半信半疑であったものだが、シートから立ち上がると確かに足が軽かった。
これで少しでも、以前のように颯爽と動けたら良いのだがと考えつつ、進は待合室で、満月が終わるのを待った。
【宇佐見様、お席へどうぞ】
「お待たせ致しました、宇佐見様」
「はいよ~」
指定のリクライニングチェアーに座り、満月はフットバスに足を入れた。
「ふぅ~っ、こりゃいい温度だねぇ」
「ごゆっくりおくつろぎください。アイマスクはご利用になりますか?」
「ああ、使うとしようかねぇ」
「はい。こちらをどうぞ」
目を閉じ、体重を背中にかけると、椅子がぐっと倒れ、寝そべるような姿勢になった。
じわじわと、足先から全身に血が巡り、温まっていくのがよくわかる。
足を拭いてもらったあと、オイルを選んだ。
「お好みの香りはございましたか?」
「そうさね、じゃあ、薔薇の香りにしようかねぇ」
「かしこまりました。それでは、マッサージを行います」
「ああ、頼むよ~」
スタッフがオイルを伸ばすと、あたりに華やかなローズの香りがただよう。
「いい香りだねぇ。……優雅な気持ちになるってもんさね」
満月の足に触れたスタッフが、静かな声でこう告げた。
「かなり足が張っていますね。立ち仕事をなさっていますか?」
「んー? そうさねぇ、店にいる間は立っている時間が長いだろうさね」
「では念入りに揉みほぐしてまいります」
満月も、自分の足を酷使しているという自覚はあった。
ふくらはぎのあたりが重く感じることも頻繁にある。
足の裏を指圧しながら、スタッフは「全体的にお疲れのようですね」と、声をかけた。
「そうかい、……い、いたたっ」
突然走った鋭い痛みに、満月は飛び跳ねた。
「肩の反射区ですね。相当凝っていらっしゃるようです」
「肩かい……。あぁ、趣味で毛筆をやってるからねぇ……」
ずれてしまったアイマスクを戻しながら、横たわる。
「少し力を弱めますね。それでもまだ痛いようでしたら、おっしゃってください」
これまでよりは若干柔らかく刺激され、ほっと息をつく。
しかししばらくして再び、満月は痛みに身をくねらせた。
「いったっ! た、たたっ!」
肩のツボよりもっと、痛い箇所があったのだ。
「呼吸器系が弱っているようですね。ここは肺です。疾患をお持ちですか?」
「ん~? ぜんそくとかかい? いやぁ、心当たりはないんだがねぇ……。うん、ないねぇ、あはははは……」
と、笑ってごまかしつつも、満月にはばっちりと心当たりがあった。
おそらく、原因はタバコだろう。満月は、かなりのヘビースモーカーだ。
再びアイマスクを直し、目を閉じた。
疲労がたまっているというふくらはぎを揉んでもらうのは、心地が良かった。
やがて時間の経過とともに、終了を告げられた。
「そば茶をどうぞ」
「こりゃあどうも、ありがたいねぇ」
おいしいそば茶を飲みながら、偉い目にあったと、痛みを感じた肩と肺のツボに目を向けた。
「ん~っ、けど、ずいぶん足がすっきりしたねぇ」
なにやら、普段とは異なる香りを身にまとい、満月は席を立った。
「それじゃあ、今日はありがとさん」
スタッフに礼を述べると、満月は、進の待つ待合室へと足を向けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月06日
参加申し込みの期限
2014年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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