イラスト:たちあ
旧市街・参道商店街のほど近く、ちょっと路地に入ったところにある年季の入ったお好み焼き屋
先代の「安い・でかい・腹一杯」という信条を受け継ぎ
今は2代目である、宇佐見満月が店を切り盛りしている
味と大きさは先代と遜色ないため、昔からの常連と寝子高生の腹を満たし続けている
代替わりをするときにすったもんだがあったようだが
その時の事情を知る商店街の重鎮達は「言わぬが花」と心得ており
それでいて、うさぎ屋のことを気にかけてくださっているようだ
ともあれ、年中(ほぼ)無休、今日も紺色ののれんがかけられる…
「いらっしゃい、今日もいつもの豚玉かいっ?」