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ある恋心をもう一度
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鳳翔 皐月
は、ミニシアター兼自宅の『Lumiere』に訪れた客と目が合って、一瞬動きを止めた。
パチパチと瞬きをする。まるで脳裏をよぎった何かに意表を突かれたかのように。
客はそんな皐月の様子には気付かなかったようだ。不思議がる様子もなく、皐月の側から離れていく。
皐月は小さく溜息をついて、愛用の煙管に手を伸ばした。
東城 六
は美術部に所属している。いつものように部活が終わって、六は後片付けをしていた。他の部員がたまたま教室にいなくなり、
ロベルト・エメリヤノフ
と2人きりになる。
各々片付けをしていたのだが、その中で六は、偶然ロベルトと目が合った。その途端、忘れようとしていた記憶が蘇る。
(どうして今、あの人の顔が浮かぶんだろう)
それは、本土にいる、連絡のない……恋人。
(忘れようとしているのに、また……)
時を同じくして、六と目が合ったロベルトにも、過去の思い出が訪れていた。
素晴らしかった美少年との思い出たち。それらだけで終わればよかったのだが、残念ながら思い出したくなかったものも、脳裏に蘇る。
(親友は無理でも友達には……戻りたいな……)
そう思ってから、そうじゃないと緩く頭を振る。
(僕が避けてるうちは無理か……向き合わないと)
ロベルトは目の前の六を見た。どこか普段の六とは違う気がして、声を掛ける。
「一緒に帰る?」
「うん……」
片付けを終えて、帰り道。ロベルトと六は並んで歩いていた。
「本当に好きだったんだけどね……どうしてもダメだったみたいで、あんな顔、そのとき初めて見たよ……」
「そう、なんだ……」
「なんでこんなこと急に思い出したんだろう……」
ロベルトは不思議そうに首を傾げる。
「東城は急に思い出したこととかあるかい?」
「いや、僕はその、本土で親切にしてくれた人が浮かんで……でもこっちに来てから連絡がなくて……僕がいろいろと失礼なことをしたから、もうダメなんだと思う」
六の言葉を聞きながら、ロベルトは思う。
(これは難しいなあ……気まずくて、なかなか話せずに時間が経っちゃうのってわかるし……背中を押すぐらいかな……)
「そっか……でもその人は嫌いになったとかは言っていないんだよね?」
「……うん」
「自分から……メールしてみるとかは……」
「いや、こちらから連絡するのは迷惑になるから」
「迷惑……なのかな? その人、もしかして東城が忙しいかもって気を遣ってるのかもしれないし……」
ロベルトの言葉を聞きながら、六は思う。
(本当は、連絡するのが恐い。もしかしたら、まだ許してもらえるのかもしれないけれど、完全に終わってしまったら……)
「……どうしたら気にせずにいられるのかな」
「うーん……気にせずにいるのは無理じゃないかな……そういうの」
「……うん」
「本当にダメになっちゃったら……僕でよければ話聞くからさ……」
六はじっとロベルトの顔を見る。
「……うん、また、話してもいい?」
六の言葉に、ロベルトは大きく頷いた。
寮の自室でひとり、六は携帯を手にしばらく悩んでいた。
いつも気付いてくれるのを、聞いてくれるのを待っているだけで、自分からは何も言わなかった。
きっと、それが……。
意を決し、震える指で送信ボタンを押す。
《お元気ですか?》
御巫 時子
は、ときどき
五十嵐 尚輝
先生のところに、お弁当を持っていっている。1日何も食べなくても平気という五十嵐先生の身体が心配だからだ。
今日は一緒にお昼を食べたくて、時子は2人分のお弁当を持って理科室へ向かった。
ビーカーにコーヒーを淹れて、理科室の椅子に座る。五十嵐先生は、机を挟んで向かいの椅子に座っている。
特に普段と違うことはない。普段と何も変わらず、時子は五十嵐先生と話していた……はずだ。それなのに、ふと何かの拍子に五十嵐先生の前髪が揺れて、目が合って。
時子の胸はドキドキと高鳴った。
五十嵐先生の目を見るのは初めてだった。それもあって、目を逸らすことができない。時子は五十嵐先生をじっと見つめてしまっていた。
窓から風が吹き込む。それは、始業式のときの手の温もりを思い出させた。顔が赤くなりそうだ。あのとき……始業式のときのように、心配されないように気をつけて。
それでも、意識をしてしまうと、時子の耳は赤く染まる。
「大丈夫……ですか?」
心配させてしまったという思いと、心配してもらえたという思いと。
2つの気持ちを抱いて、改めて時子は思う。
(私は、先生のことが好きです)
五十嵐先生が笑ってくれると、時子も嬉しくなる。
優しさに触れると、胸が温かくなって幸せな気持ちになる。
時子も、先生に喜んでもらいたい、笑顔にしたいと思うのだ。
けれど、その想いは伝えることができない。ただ、秘めたままで……。
「あの、五十嵐先生は、どんな方がお好きなのですか?」
時子は、勇気を出して先生に聞いた。少しでも近づけるよう頑張りたいと思ったからだ。
しばらく考えてから、五十嵐先生は答えを出した。
「好きな人……ですか? 授業……を、ちゃんと聞く人……です」
どうやら、恋愛関係の質問と捉えられなかったらしい。
先生と生徒という立場がより強調された気がする。が、それで諦める時子ではない。
まずは生徒として、どの科目でもしっかり授業を聞こう。先生の好きな人になれるように。
(いつか、想いを伝えられる日までには……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月07日
参加申し込みの期限
2015年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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