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- 00月00日生 00歳
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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
第１レース：熱戦！ 信念をかけたレース！
スタート直前。ラインに並ぶ前、学生支援部（以下、支援部と表記）ではこんな事をやっていた。
「それでは皆さま、お手を拝借―！」
千鳥 雅人がそういえば部長である浅山 小淋や夏神 零、常闇 月が円陣を組み、真ん中へ手を差し伸べる。雅人は気合の入った笑顔で言葉を続ける。
「支援部、ふぁいとー！」
「「おーっ！！」」
彼の掛け声にあわせ、全員で出した手を天に突き上げる。勝利へと向かうために彼らは改めて団結した。
一方、空手部では、部長の神無月 ひふみが、今回共に挑む南雲 銀丸、浅沼 柳司 秋風 冥を前に凛々しい笑みで叱咤激励していた。彼らの手には、ひふみがこの日の為に編んだ昇り鯉の刺繍入りミサンガを配っていた。
「ちょっと不恰好かもしれないけど……一生懸命編んだの。昇り鯉の刺繍もあるし、ご利益あるわよ。きっとね」
３人は嬉しく思い、礼を述べて早速身に着ける。ひふみもまた、自分の分をつけながら言葉を続ける。
「このミサンガのように、切っても切れない空手部の絆を、みせつけてやりましょ？」
「「はいっ！」」
その言葉に、銀丸たちもまた頼もしい笑みで答える。
（神無月先輩にとっては部最後のイベントかもしれんし、空手の技、お客さんに少しでも喜んでもらえるよう、気張るで！）
柳司はひふみの背中を見、静かに決意を改める。それは銀丸や冥も同じであった。
（ついに、来たか）
探検部の部長、龍目 豪は集まった仲間たちと意気込んでいた。彼らもまた練習を重ね本番を向かえ、少しどきどきしつつも本番を楽しみにしていた。
「準備体操は念入りに。怪我のないようにな」
「「はいっ！！」」
返事を返すのは共に出場する北原 みゆき、邪衣 士、光村 日向の３人。
「水分補給は大丈夫？ 飲むなら今のうちだよ」
仲間を気にかける日向に、みんなが大丈夫だよ、と答える。日向はよかった、と笑みを強めつつも……静かに闘志を燃やしているようだった。そして、準備体操が終わった所で豪は３人の顔を１人ずつ見た。
「みんな、準備はいいか？」
肯く士達に笑みを返し、豪は言葉を続ける。
「探検に比べたらただ走るのなんて楽勝だぜ。長距離なら陸上部にも引けを取らないと思うが、リラックスしてこのリレーを楽しもうぜ！」
「はいっ！ たのしみますっ！」
第一走者のみゆきがそういい、ぽんと彼女の肩をやさしく叩いて士が肯く。
「俺も、がんばるよ。勝利を、俺たちの物にする為に！」
「大丈夫。頑張って練習したんだ。精一杯やれば結果はついてくるよ！」
日向の言葉に、皆がうなずいた。
スタートラインに、支援部、探検部、陸上部、空手部の第一走者が並ぶ。それぞれ緊張した面持ちを持ちながらも、進むレーンの先を見る。そのうちの一人で、リボンと夏服のスカートを乾いた風に揺らした少女が、気合の入った表情で肯いた。
【やるからには、精一杯出し切りましょう！】
支援部の部長で第一走者の浅山 小淋がぐっ、と手を握り締める。彼女の脳裏には体育祭前の事が蘇っていた。
一方、空手部の第一走者、南雲 銀丸は空手着姿で精神統一していた。その足には物々しい雰囲気の鉄下駄が……。どうやら、練習の一環として履いていたらしい。しかし、彼はそれを脱ぎ、邪魔にならない場所へとおいた。立ち上る砂煙。そして、目が釘付けになる観客席！
（うむ、足が軽い……！）
彼は僅かに笑みを浮かべ、鋭い眼でレーンの先を見据えた。
（探検部の、第一走者として……がんばろうっ！）
北原 みゆきは手にしたロープをぐっ、と握り締めスタートラインの上にいた。このロープは探検部の『結束』を表している。そして、今纏っている衣服はハーフパンツに半袖。彼女のお手製の『探検家コスプレ』である。
（みんなの結束で『繋いで』、この衣装で『魅せて』みせますっ）
ふと、辺りを見渡すとみゆきに手を振る美術部やコスプレ部の仲間たちの姿が。彼女は小さく微笑んで手を振り返す。今回出場しなかったこの２つの部活の分まで背負って走り、一番を目指そう、と。お手製の衣装やなりきりはその表れなのだ。
陸上部の第一走者、七音 侑は頬をパンパンと叩いて前を見据える。相手にとって不足はない。それに、彼女にとってスタートダッシュは得意中の得意である。
（他の皆もなかなかやりそうだに。でも、一番は陸上部だにぃ♪）
バトンは大き目のＴシャツと底をあわせ、靴紐で纏めたスニーカー。これを上手く渡す事が勝利の鍵だろう。侑はにっ、と笑みを強める。
様々な思いが巡る中、熱戦の火蓋が切られるまであと少し、となった。
スタート直前。ラインに並ぶ前、学生支援部（以下、支援部と表記）ではこんな事をやっていた。
「それでは皆さま、お手を拝借―！」
千鳥 雅人がそういえば部長である浅山 小淋や夏神 零、常闇 月が円陣を組み、真ん中へ手を差し伸べる。雅人は気合の入った笑顔で言葉を続ける。
「支援部、ふぁいとー！」
「「おーっ！！」」
彼の掛け声にあわせ、全員で出した手を天に突き上げる。勝利へと向かうために彼らは改めて団結した。
一方、空手部では、部長の神無月 ひふみが、今回共に挑む南雲 銀丸、浅沼 柳司 秋風 冥を前に凛々しい笑みで叱咤激励していた。彼らの手には、ひふみがこの日の為に編んだ昇り鯉の刺繍入りミサンガを配っていた。
「ちょっと不恰好かもしれないけど……一生懸命編んだの。昇り鯉の刺繍もあるし、ご利益あるわよ。きっとね」
３人は嬉しく思い、礼を述べて早速身に着ける。ひふみもまた、自分の分をつけながら言葉を続ける。
「このミサンガのように、切っても切れない空手部の絆を、みせつけてやりましょ？」
「「はいっ！」」
その言葉に、銀丸たちもまた頼もしい笑みで答える。
（神無月先輩にとっては部最後のイベントかもしれんし、空手の技、お客さんに少しでも喜んでもらえるよう、気張るで！）
柳司はひふみの背中を見、静かに決意を改める。それは銀丸や冥も同じであった。
（ついに、来たか）
探検部の部長、龍目 豪は集まった仲間たちと意気込んでいた。彼らもまた練習を重ね本番を向かえ、少しどきどきしつつも本番を楽しみにしていた。
「準備体操は念入りに。怪我のないようにな」
「「はいっ！！」」
返事を返すのは共に出場する北原 みゆき、邪衣 士、光村 日向の３人。
「水分補給は大丈夫？ 飲むなら今のうちだよ」
仲間を気にかける日向に、みんなが大丈夫だよ、と答える。日向はよかった、と笑みを強めつつも……静かに闘志を燃やしているようだった。そして、準備体操が終わった所で豪は３人の顔を１人ずつ見た。
「みんな、準備はいいか？」
肯く士達に笑みを返し、豪は言葉を続ける。
「探検に比べたらただ走るのなんて楽勝だぜ。長距離なら陸上部にも引けを取らないと思うが、リラックスしてこのリレーを楽しもうぜ！」
「はいっ！ たのしみますっ！」
第一走者のみゆきがそういい、ぽんと彼女の肩をやさしく叩いて士が肯く。
「俺も、がんばるよ。勝利を、俺たちの物にする為に！」
「大丈夫。頑張って練習したんだ。精一杯やれば結果はついてくるよ！」
日向の言葉に、皆がうなずいた。
スタートラインに、支援部、探検部、陸上部、空手部の第一走者が並ぶ。それぞれ緊張した面持ちを持ちながらも、進むレーンの先を見る。そのうちの一人で、リボンと夏服のスカートを乾いた風に揺らした少女が、気合の入った表情で肯いた。
【やるからには、精一杯出し切りましょう！】
支援部の部長で第一走者の浅山 小淋がぐっ、と手を握り締める。彼女の脳裏には体育祭前の事が蘇っていた。
一方、空手部の第一走者、南雲 銀丸は空手着姿で精神統一していた。その足には物々しい雰囲気の鉄下駄が……。どうやら、練習の一環として履いていたらしい。しかし、彼はそれを脱ぎ、邪魔にならない場所へとおいた。立ち上る砂煙。そして、目が釘付けになる観客席！
（うむ、足が軽い……！）
彼は僅かに笑みを浮かべ、鋭い眼でレーンの先を見据えた。
（探検部の、第一走者として……がんばろうっ！）
北原 みゆきは手にしたロープをぐっ、と握り締めスタートラインの上にいた。このロープは探検部の『結束』を表している。そして、今纏っている衣服はハーフパンツに半袖。彼女のお手製の『探検家コスプレ』である。
（みんなの結束で『繋いで』、この衣装で『魅せて』みせますっ）
ふと、辺りを見渡すとみゆきに手を振る美術部やコスプレ部の仲間たちの姿が。彼女は小さく微笑んで手を振り返す。今回出場しなかったこの２つの部活の分まで背負って走り、一番を目指そう、と。お手製の衣装やなりきりはその表れなのだ。
陸上部の第一走者、七音 侑は頬をパンパンと叩いて前を見据える。相手にとって不足はない。それに、彼女にとってスタートダッシュは得意中の得意である。
（他の皆もなかなかやりそうだに。でも、一番は陸上部だにぃ♪）
バトンは大き目のＴシャツと底をあわせ、靴紐で纏めたスニーカー。これを上手く渡す事が勝利の鍵だろう。侑はにっ、と笑みを強める。
様々な思いが巡る中、熱戦の火蓋が切られるまであと少し、となった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月27日 11時00分
