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ある日あるとき君に壁ドン☆
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骨削 瓢
は楽しそうに辺りを見回した。
いろいろなところで壁ドンが行われている。
世間の流行りだろうか。
「壁ドンたぁ恋愛フラグの代名詞、あっしのろっこんが使い放題じゃあないか」
瓢は手始めに、今視界に入る恋愛模様へ向けて、神魂を発動させる。
局地的な竜巻が、壁ドンする者たちを襲った。
なぜこんなことをするのか。
(アア、シンコンノエイキョウデイヤイヤ)
竜巻による悲鳴など気にせず、瓢は場所を移動する。
歩きながら瓢が考えるのは、どれだけ多くの壁とカップルとそれ以外を壊せるかということ。
「本日の寝子島の天候は荒れるよ~」
それはもう本当に楽しげに、瓢は嗤った。
花風 冴来
は
飛吹 勘助
と屋上で昼食をとっていた。
「いつもコンビニのお弁当なの?」
勘助の弁当を見て、冴来が尋ねる。勘助は肯定するように頷いた。
「俺は、いつも、コンビニ弁当……」
(言ってくれればお弁当くらい作ってあげるのに)
そう思いはしたが、冴来は思いを口には出さず、弁当のおかずを食べる。
「冴来さんの、お弁当、おいしそう……」
「じゃあ私のおかずと勘助のおかず、どれか交換しようよ」
おかずの交換をしたり、他愛ないお喋りをしたり……昼休みはいつもと同じ流れで過ぎていく。
「デザートの林檎もあるけど食べる?」
冴来は林檎を見せながら勘助に尋ねた……が、返事はない。
「勘助?」
「あ、はい……」
我に返ったように、慌てて勘助が返事をする。
冴来は小さく首を傾げた。
(……なんだろう。勘助の様子が少しおかしいような……)
壁をじっと見つめている様子が、特にいつもと違う気がした。
(……気のせいかな……?)
冴来がそう頭を振ったとき、それは起こった。
ドン、と冴来の背後の壁に手をついて、勘助が向かい合う位置にいる。
(これって、私今、壁ドンされてる……?)
普段の勘助からは予想できない行動に、冴来は慌てふためいた。
「……俺、なんとなくわかったよ……」
「え? えっ……?」
「普通の食べ物じゃ、俺の心は、満たされないんだ……!」
「ちょっと勘助? 何を言って……」
「だから……お願い、貴方の身体を食べさせて……!」
「待って待って! 落ち着きなさい!」
「温かくて美味しそうな柔肌も、甘い唇も全部食べさせて……!」
「私は貴方に食べられるわけには……!」
唇が重なるギリギリまで、2人の距離が近付く。
そして、勘助を突き放すように冴来が手を伸ばすのと、勘助が冴来から離れるのは同時だった。
「あれ、俺、なにを……ってうわああ!?」
「もう。びっくりしちゃったわ」
そう言って、冴来が胸を撫で下ろすのを、青くなりながら勘助は見た。
「ご、ごめんなさい! ごめんなさい!」
「悪戯にしては激しすぎない?」
「俺は、なんて、ことを……! どう、お詫びすれば……!」
勘助は勢いよく土下座した。
(……冴来さんに、嫌われたら……どうしよう……!)
申し訳なさと、嫌われてしまう恐怖で、勘助は顔を上げられないでいた。
「怒ってないから顔を上げて」
聞こえた冴来の言葉は穏やかで、恐る恐る勘助は顔を上げる。
「でも、あんな悪戯はもう駄目よ? やるなら一番好きな人にやりなさいね」
「はい……」
(やるなら、一番好きな人にしてって、言っても)
冷静になりつつ、勘助は考える。
(……俺にとって、一番は、誰だろう……)
すぐに誰と浮かぶことはなかった。これから出会う誰かだろうか。それとも、勘助が気付いていないだけで、もう既に出会っているのだろうか。
1人考え込む勘助を、冴来は悪戯っぽい笑みを浮かべて見ていた。
そして、まるでさっきの悪戯の仕返しとばかりに、勘助の頬に口付ける。
「……ふぁっ!?」
冴来の接吻を貰って、勘助の顔は真っ赤に染まった。
(お友達に薦められて読んでみたけど、たまには恋愛小説も良いものね)
昨日、
黒依 アリーセ
は極甘な恋愛小説を読んでいた。そこには、アリーセが自分自身に足りないと思っている、甘い言の葉が溢れていた。
「作詞家を志すなら、愛を語る言葉が必要だもの。そう、歌劇のように……」
ポツリと呟くアリーセの視線の先に、
海原 茂
の姿があった。
「生徒会長の海原さん……こんにちは」
そう口にするが否や、アリーセは茂に挨拶代わりのように壁ドンをしていた。どうも、甘い言葉に脳が支配されてしまっているようだ。
「黒依……?」
「いつも……何を読んでいるのかしら?」
「ああ、これは……」
「秘すれば花、分かっています。でも、甘い香り漂う花園は、覗いてみたくなるものでしょう?」
タイトルを答えようとした茂の言葉を遮って、アリーセは言葉を紡ぎ出す。
「表紙の壁に閉ざされた、言の葉の花で溢れる楽園」
どう反応を返すべきか困った様子の茂だったが、残念ながらアリーセの言葉は止まらない。
「貴方の好きな言の葉たちで満たされた、その美しい花園を、少しだけ覗かせて貰えないかしら?」
アリーセが、壁ドンをした姿勢で、さらに茂に近付く。
「く、黒依、近い……っ!」
茂はアリーセと距離を置こうとするが、背後は壁。距離はどうもできそうにない。
「あら、私どうして……」
そのとき幸運にも、アリーセが我に返った。壁についていた手を離して、目の前でやや顔を赤らめる茂に首を傾げる。
「海原さん……?」
「我に返ったのなら、いい」
茂は深い溜息を吐いた。
「同じ芸術科の滝原さん、だったかしら?」
廊下を歩いていた
滝原 レオン
は、突然壁ドンされた。クラスは違うが同じ学科、この相手は見たことがある。
黒依 アリーセ
だったはずだ。
「私、今日はなんだかおかしいの。授業にも身が入らなくって、なんだか心が揺らめいていて……」
アリーセは言葉を続ける。
「だからかしら? 貴方のその鋭い眼光が、私を射抜いて留めてくれそうで」
まるで、女向けの恋愛ゲームみたいな台詞だ。しかし、一体なぜこんな状況になったのか、レオンにはさっぱり分からない。
「綺麗、ね。緑の気高い宝石を掲げた、繊細な銀細工のよう……」
どうやら目の色のことを言われているのだとレオンは気付く。が、綺麗だと言われた気がして、顔が熱くなる。
「そう、まるで王女を飾るティアラのような美しさ。……ごめんなさい、男の人なのに」
「あ、い、いや……」
狼狽えながら、レオンは考える。
なぜ壁ドンされたのか……ひとつの仮定を思い付いた。
「いやそんな、いきなり言われても困るっての……!」
レオンはアリーセと視線を合わせる。
「俺らそんなに面識ないし、そういうのってお互いもっとよく知り合ってからじゃ……!」
「きっと神魂のせいね」
「そう、神魂の……え、あ、神魂のせい?」
アリーセは我に返ったのか、先程のような甘い言葉を紡ぐことはない。ただ、レオンを見ている。勘違いをしてしまったレオンを。
(恥ずかしい……!)
顔から火が出そうになりながら、レオンは無性にむかついてきていた。そのまま怒りに任せて、アリーセに壁ドン返しをする。
「お前なあ……意味分かってやってんのか?」
「昨日借りた恋愛小説に書いてあった言葉よ。意味は分かってるわ」
「借りた恋愛小説? そんなものいらねえよ。俺が全部教えてやるから、俺のことだけ見てろよ。他の奴のところには行かせねえ」
そこまで言い切って、ハッとレオンは我に返った。
(い、今俺、何を言った? とんでもなく恥ずかしいこと言ったよな?)
レオンは慌ててアリーセから離れ、とにかく謝罪する。
「す、すまん! 今のは忘れてくれ、頼む!」
(ちくしょう神魂め、変なことさせやがって! こないだのハグ騒動といい他の事件といい、俺最近こんなのばっかりじゃねえか!)
「もう嫌だ、この島……!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月04日
参加申し込みの期限
2014年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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