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ある日あるとき君に壁ドン☆
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「危ない!」
突然上から本が降ってくる。危機を告げる
成城 千里
の声が聞こえた。
浅山 小淋
は咄嗟に目を伏せる。
予想した痛みは、無かった。おそるおそる目を開けると、小淋を庇うように千里が立っていた。千里の背中に当たって落ちたであろう本が何冊か、床に落ちている。
「大丈夫か?」
千里の落ち着いた声が降ってきた。痛いのは千里のほうなのに、小淋を気遣う言葉が嬉しかった。
ふと、小淋は気付く。小淋と千里は23㎝の身長差がある。その身長差も相まって、小淋は体勢的に本棚に押し付けられるような形になっていた。このままでは筆談をすることも難しい。
それだけではなく、とても近い位置に千里の顔がある。小淋は少し慌てながら、視線を千里と合わせる。なんとかしてこの体勢をどうにかしてもらおうと……。
そんな小淋の耳元に、不意に唇が寄せられた。
「安心してくれ」
耳に囁かれたのはそんな言葉だった。それから、距離を空けて。
「あまり俺の傍を離れるな」
真摯な瞳で、そして強く迫るような口調で千里が言う。小淋は顔を赤らめつつ、こくりと頷くことしかできなかった。
『怪我をしてなかったでしょうか?』
小淋のスケッチブックを見て、ものすごく恥ずかしい気持ちを抱きながら、千里は頷いた。
なぜ、あんなにも強く迫るような口調で言ってしまったのか。まるで自分が自分ではない、そんな気さえした。
「えっと、俺はたぶん大丈夫。ちょっと背中痛めただけ、すぐ治る」
千里は床に落ちている本を拾い上げるついでに、さりげなく小淋から視線を外した。咄嗟だったとはいえ、さっきの自分の行動は、顔から火が出そうになる。
今日はいつもと同じ寝子島図書館でのアルバイト。たまたま同じ寮で同級生の小淋とシフトが同じだった。そして授業や夕飯という他愛ない話をしながら、いつも通りに蔵書の整理をして、なんてことない好きな時間を過ごしていた。そうして、アルバイトは何事もなく終わるはずだった。……上から本が雪崩れてくるのが見えるまでは。
(怖い思いさせて、嫌われてへんかなあ)
千里を見て、小淋が不思議そうに首を傾げる。しかし視線を外している千里は気付かなかった。
アルバイトの時間が終わって寮へ戻るとき、小淋はスケッチブックを千里に見せた。
『突然のことで少し驚きましたけれど、守ってくださり有難うございました』
「いや、むしろ怖くなかったかなって。驚かせてごめん」
お礼を言われて、千里は謝る。
『流石にちょっと、気恥ずかしかったですが……』
少し照れつつ、小淋は微笑んだ。
「でもホント、怪我なく無事で何よりやわ」
『成城さんも怪我がなくて良かったです』
(気遣ってくれる、浅山さんはやっぱり優しいな)
『さぁ、遅くならないうちに寮へ帰りましょう』
「ああ」
小淋の言葉に、千里は頷いた。「遅くならないうちに」と小淋は言ったが、なんとなく千里はゆっくり帰りたい気分だった。
真宮寺 一
は、得体の知れぬ衝動に駆られていた。
(む……先程から湧き上がる衝動はなんだ……)
無性に壁ドンをしたい。そんな衝動だったが、一はなんとか我慢していた。
「精進が足らぬか……この……くっ……なんだこの感じは……!」
思わず口に出してしまうが、衝動は収まらない。
そんな一の前に、
八十八旗 信彦
が現れた。
「君の美しい瞳に魅せられてしまったようだよ」
(八十八旗……奴はおもばゆい台詞を吐く奴だな)
一は微かに顔を赤らめ、心の中で呟いた。
黙ったままの一を気にも留めず、信彦は続く口説き文句を立て板に水のごとくに述べた。
「ランチでも一緒にどうだい、せにょりーた?」
(……嫌いではないが、少しばかり苦……ぐおおおおおおおおおおおお!!!)
うっかり他のことを考えたのがよくなかったのだろうか。それとも苦手としている信彦を前にしたからか。
一は強い衝動に抗うことができなかった。
視界の中で、信彦が先に壁ドンしようとしてきたのが見えた気がする……が、一はそれを遮るように壁ドンをしてしまった。
その巨漢から繰り出される必殺の一撃……という名の壁ドン。いや、壁ズドン。
「……八十八旗……すまない、我慢していたのだが、心の歯止めが利かなくなってしまい……」
信彦は壁にめり込んでいた。立っている信彦の形そのままに。
「キミと触れあう、ただそれだけで、こんなに衝動的だなんて!」
信彦の背後の壁には、ヒビが入り、すぐにでも砕けてしまいそうだ。それほどの一撃だったということがうかがえる。
「まるで脳を揺さぶられるようだよ」
軽く脳震盪を起こしているようだが、信彦は息をするように口説き文句を紡いだ。
赤らめた顔は照れているようにも見えるが、赤いのは血液である。
「これが……故意(に何かを殴りたくなる)というものなのだろうか……」
「胸の鼓動が速くなる一方さ。俺の胸が張り裂けんばかりだよ」
噛み合わない会話はともかく、信彦は現在の状況を語る。信彦にとっては立派な口説き文句である。しかしその心拍数上昇は、痛みによるものである。
「いち武術家として無意味に殴りたくなるとは未熟……!」
「夢見心地とは、きっとこんな状態のことを言うのだね」
信彦は、気絶寸前だった。が、目の前の一は黙って拳を握りしめた。
「……もっと山で修行をしなくては……」
決意を胸に、一は頷いた。
櫻木 梓音
は突然見知らぬ人に壁ドンされてしまった。びくっと梓音は怯える。人見知りであるため、知らない人と会話をするときは、とても緊張するのだ。
「なっ……えっ……」
相手と顔が近いから緊張しているためか、それともまた別の理由からか。なんのドキドキなのか分からない。
「わ、私……貴方のこと、まだ何も知りませんわ……なのに、こんな……」
最終的に、ろっこんを使用して、その場からなんとか逃げ出す……。
そんなことを今日1日だけで、梓音は何度も経験していた。
何度も同じような目に遭ううち、梓音は周囲が壁ドンだらけなのを見て、ようやくこの状況はフツウではない異常であると認識した。
そうして、梓音は壁近くで、とうとう見知らぬ人……時子を壁ドンしてしまった。
「逃げるなんて許さないわ。ずっと私の腕の中にいなさい。もう、離さない」
2㎝くらいの差の身長だから、相手を見上げることも見下ろすことも必要ない。真っ直ぐ同じ目線で、梓音は時子を見つめる。
「ありがとうございます」
突然の状況と大きな音に驚いて、最初はびくっとしていた時子だったが、梓音の甘い言葉に素直に返した。にっこりと微笑むのも忘れずに。
その数秒後、梓音はハッと我に返った。
自分が時子にしたことを思い出して、混乱する。
「私、知らない人に何を……」
壁ドンはやり過ぎだが、普段からもう少し積極的に話しかけられるようになれば、友達ができるだろうか。
(このままじゃきっと、恋人だって出来やしないわ)
「知らない人ではないですよ。今お話したから、お友達ですね」
溜息を吐く梓音に、時子が微笑んでそう声を掛けた。
「それにしても、あまり沢山の人が壁ドンすると壊れないか心配です。薄い壁もあるかもしれませんし」
「大丈夫よ、そんな簡単に壁は壊れるものじゃないわ」
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担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月04日
参加申し込みの期限
2014年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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