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寝子島高校
ある日あるとき君に壁ドン☆
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エスカルゴ・臼居
は元担任である
若林 沙穂
先生と偶然夜の商店街で会ってしまっていた。
なぜ夜にこんな場所にいたのかというと、少しずつ人に慣れようと思い始めたのである。リアルでも知り合いが少ない夜にならしていこう、そう思って夜の散歩をしていたのだ。
沙穂先生のほうは、帰り道だろうか。
正直なところ、こんな場所で会えると思っていなかった。だから、困ってしまう。でもそれとは別に、慕っていた人に出会えたお陰で、学校生活を思い出す。懐かしい気持ちになって、ちょっと嬉しくなった。
「沙穂さん、今日の夕飯は何食べるの?」
「まだ決めてないわ。これから食材を買って考えようと思ってね」
「そういえば今って体育祭の時期だっけー?」
「そうよ。皆準備に勤しんでいるわ」
そんな他愛ない話をしていると、ふいに知り合いの姿が見えた。こちらに向かって歩いてきている気がして、沙穂先生と一緒に少し路地に入った。
壁側に寄って、沙穂先生を挟む。
「沙穂さんごめん、少しの間だけ、僕だけを見ていて」
そう言って、表通りからお互いの顔が隠れるようにした。
「尚治……」
「黙って」
エスカルゴは後ろを気にしながら、焦って少し低い声で言った。
手で沙穂先生の口を塞ぐ。
知り合いが通り過ぎてから、エスカルゴは安堵した。安堵してから、今の状況に気が付く。
(あ、これ知ってる。壁どんって言うんだよね)
「あ、沙穂さんごめん!」
エスカルゴは沙穂先生に謝った。口元の手も離す。
沙穂先生は笑って許してくれた……がしかし。
(……ああ、僕しばらく学校に行けなくなる理由作っちゃってどうするんだよ)
沙穂先生に気付かれないよう、エスカルゴは小さく溜息を吐いた。
桃原 空音
は悩んでいた。
「あーうー……冬のネコミケのネタ……薄い本のネタ……」
大きなイベントに参加するのであれば、新刊は出さねばなるまい。同人作家であればなおのこと。
しかし不思議なもので、書きたい気持ちが湯水のごとくに溢れ出るときもあれば、ネタが降ってこないときは本当に降ってこない。たとえ書かねばならぬ事態であったとしてもだ。
「んもー! 飽きた! 思いつかない! 気分転換しよっ!」
立ち上がって、ふと、空音は動きを止めた。
隣の部屋は誰の部屋? それはもちろん、
邪衣 士
の。
空音はニヤリと笑った。
「さて家計簿やらなんやら、その他色々な書類を片付け終わったぞっと……」
いつも通り書類の片付けを終わらせて、士は一息ついた。が、何かの気配を感じていた。感じるというか、ドタドタと騒がしい。
(時間を考えろ、時間を……てか足音的に空音だな、これは……)
今日は昼間からよく分からない光景を見かけた日だった。壁ドンをしている異性・同性の組み合わせをよく見かけた。
(どうせそれに影響されて新しいネタが出来た、とか言ってくるんだろうな)
しかし、その予想は裏切られた。
勢いよく、士の部屋のドアが開けられる。
「士くん! 折り入ってお願いがあるのだ!」
部屋に入ってきた空音は開口一番叫んで、士に近付く。そして言ったことには。
「脱ぐのだ! そして男の子を襲ってホモになるのだ!」
「何を言っているんだ、君は」
「……あたしの言うこと聞けないって!? それならあたしにも策が……秘技! 蝉ドン!」
そう、予想は裏切られたのだ。壁ドンという予想は。
というか、誰がこんな状況を予想できるのだろうか。
空音がしたのは壁ドンではなく、蝉ドンだった。まるで蝉のように、両手両足を壁に張り付かせている。
「なぁおい、なんで壁に張り付いてるんだよ……しかも俺を角に追い込んで」
なんで、の問いには答えずに、空音は嗤った。
「……おやおやぁ、邪衣はん、嫌に強気だねぇ」
空音は突然、瓢の真似を始めたのである。言葉と共に、士の後ろの壁に勢いよく手をついて、壁ドンする。足りない身長は、いつのまにか近くにあった椅子やらベッドやらを足場にしていた。
「そんなにあっしと遊ぶのが嫌かい?」
「骨削の真似をすんな!」
「あっしは桃原はんじゃないよぃ、
骨削 瓢
さぁ。外見なんて飾りだよぃ。それにあっしにとっては性別だって些細なことさ」
瓢の真似を続けながら、空音は言葉を続ける。
「ねぇ邪衣はん、あっしと危険な遊びをしてみないかぃ?」
「てかうっとうしい! 静かに出来ないのか!?」
士は軽く壁を叩いて、蝉ドンしている空音を落とした。
「……あれれ? あたしったら何やって……まぁいいや!」
ハッと空音は我に返った。
壁ドンをしたくなるのは、神魂の影響。それに乗じて瓢の真似をしていたとしても、大元は神魂である。
「士くんが一番大好きな男の子……瓢くんのマネしながら攻めちゃうし!」
静かな士に気にも留めず、空音は大事なネタを叫んで、しっかりと脳内に刻み込む。
「脳内変換して、後で薄い本のネタにしよっ!」
ぷつりと、士の中の何かが切れるような音がした。
「……黙れ」
静かな士の言葉に、空音は部屋に戻る足を止めた。止めざるを得ない状況だった、そう後に空音は語る。
「……怖っ!?」
「静かにしろと言っている……」
「……顔近っ!?」
「大声を出すな、俺の言うことを聞け……!」
士は壁ドンを通り越した、壁パンをした。ズドーンッ! という音が空音のすぐ横の壁を駆け抜ける。士の拳は壁を越えて、隣の空音の作業部屋まで突き抜けていた。
「……って壁壊れたー!?!?」
「いいか、空音……俺に何かするというのなら、まず自分がされる覚悟があるってことだよな?」
数秒経って、士は我に返る。
「は……!? 俺は一体……って壁に穴がああ!」
ほぼ無意識だったとはいえ、壊したのは士である。
(修理しないと! 直さないと!)
慌てる士だったが、ひとつ大事なことを思い出した。
「あ~けど、隣は空音の部屋か……うん、別にいいか」
空音はどこに行っただろう。周囲を見回して、壊れた壁付近に座り込んでいる空音を見つける。
「こいつ気絶してやがる!? おい起きろ」
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あとがき
担当マスター:
鳴葉ゆらゆ
ファンレターはマスターページから!
シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
鳴葉ゆらゆです。
壁ドンをする体験、される体験はいかがだったでしょうか。
楽しんでいただければ幸いです。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月04日
参加申し込みの期限
2014年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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