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【ホームルーム】委員決定っ! 芸術科篇
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姿勢良く立つだけで絵になる礼二が、丁寧な物腰で自己紹介とアピールを行う。
「俺、場や人を盛り上げる為にあれこれ手配したりするの好きなんですよねぇ。
誰かの上に立つって柄ではないので、学級委員の中でも補佐的な役割がしたいです~。
あと学級委員が暴走しないように皆さんとの間に立って繋ぎ役になれたら良いですねぇ♪」
礼二の言葉に、彼から妹のように可愛がられている璃人は目を輝かせた。
「すごく良い事言ってらっしゃるのです! さすがお兄ちゃん!」
「それに学級委員になればいろんな情報が手に入り易いので……俺としても色々動き易い」
「今のは聞こえませんでしたよー」
続けた小声にまで反応があって、礼二は『妹』を眺めながら「なんでもありませんよ」と、更に笑みを重ね、締め括る。
「っと、まぁ兎にも角にも、皆さんが楽しい学校生活を送れるよう尽力致しますよ~」
一見人の好い少年に見えるが、腹に一物も二物もありそうな人物でもあった……。
「立候補者はきっちり4人か……決まりだな!」
泉先生がそう言って規則的に手を叩き始めると、始めはちらほらと、やがて大きな拍手が教室に響いた。
「改造……とか言ってたけど、この教室どうなっちゃうんだろ?」
釣られて拍手をしながら、美弥子はちょっと戸惑ったように呟く。
「大丈夫ですよーっ、きっと楽しい教室になるのです♪ 一体どんな教室になっちゃうのでしょうかっ♪」
と璃人がわくわくした様子でにっこり笑うので、
「そ、そうかなぁ」
小首を傾げながらも、美弥子が眉を下げて微笑み返した、その時。
『
フルルルルルルルリヤッヒィー
』
突然、校内放送用のスピーカーから裏声っぽい奇声が響き渡ったかと思うと、雑音とともにすぐにブツッと切れてしまった。
目を瞬かせる美弥子。
「……なに?」
「お知らせ、じゃあないみたいですねー?」
小首を傾げながら、璃人は内心誰かが悪戯したのかなと思った。
「くっ、何だ今の……」
凜は自分よりもみんなの注目を受けた謎の放送になんとなく屈辱を覚え、ソワカは「ふぅん……」と唇を笑みの形にする。
礼二は腹の底の窺えない笑顔のままだし、理一は殆ど無反応と、相変わらずだ。
泉先生は泉先生で、軽くニヤリとしただけだったりする。
「さて、後はそれ以外の委員だが……」
と切り出す泉先生の声で、立ち返った学級委員たちは早速動き始めた。
その頃、8組の廊下側では。
壁に張り付いた何かが、カサカサッと体育科の教室の方からやって来た。
動きは怪しいけれど、決して怪しい者じゃない。
1年4組の
猫島 寝太郎
だった。
(うう、今日は朝から色々あるなぁ)
遅刻した上に、なんやかんやで体育科の側から自分のクラスまで辿り着くというミッションをこなさなければならなくなった寝太郎は、そっと心の中で呟いた。
ミッション開始早々、まさかあんな事になってしまうとは……。
やや疲れた表情の寝太郎は、ちらりと扉の小窓から8組の教室の様子を覗う。
(8組の学級委員も決まったんだね。結構個性的かな……?)
小悪魔的な笑みを浮かべる少女と、彼女に睨みを利かせている少年。長身の、何処か含みを感じるような微笑の少年に、ホームルームだというのに狐面を着けたままの少年が教壇に立っている。
このまま覗いていれば、何か面白そうな遣り取りが見られるかなとは思ったものの、そんな悠長にしていられる状況でもない。
寝太郎は意を決すると、姿勢を低くして前傾姿勢になって、教室と廊下を隔てる窓付きの壁にぴったり寄り添い、教室の中から自分の姿が見えないように慎重に進み始めた。
教室内ではノリノリなソワカと、彼女に火花を散らす凛が進行を担い、理一が黒板に各委員の名を書き出し、礼二がそつなく補佐をこなす。
美弥子のようにハラハラしながら見守っている生徒もいるけれど、意外と流れは上手くいっているようだ。
「じゃあ、次に図書委員希望の人!」
凛の言葉に数名の手が挙がる中、義一もそっと手を挙げる。
控えめなつもりだったけれど、スキンヘッドのいかつい外見、硬派そうな雰囲気のせいか周囲からの視線をやたら感じてしまう。
「そんなに意外なのかよ」
と思わず小声でぼそっと呟いてしまったくらいだ。
そして、他の立候補者と一緒に教壇の前に並ぶと、順に希望した理由や意気込みを述べ始める。
図書委員を希望するだけあって、本が好きだとか読書の習慣を広めたいとか、真面目で熱心な意見が多い。
(やべぇ……)
大勢の生徒の前で何か言うなんて、特に考えていなかった義一は内心焦った。
「次、追分だぜ」
「俺は……」
凛にせっつかれ、みんなの視線を浴びた義一は肩を強張らせる。
「図書委員になっとけば、入れて欲しい本を司書さんに優先的に言う事が出来るだろうし……。何より図書室を根城に出来そうだしよ」
恥ずかしいような、居心地の悪さがボソボソとした口調を更に荒くさせたが、半ば吐き捨てるような言葉尻に礼二がにこやかに助け舟を入れた。
「追分さんは読書好きなんですね」
「お、おう……」
クラスメイトからの反応は悪くないようで、義一はほっとした。
読書、といっても彼の場合、漫画やそれに関連した小説が好きで、図書委員になればお気に入りの漫画のノベライズ作品もリクエストし易いんじゃないかと考えていたのだけれど。
隠している訳でもないが、ここであえてオタク的な趣味を明かす必要もないかと、その場の流れに身を委ねる事にした。
他の委員の立候補も滞りなく進み、信任・不信任を取る段でも多くの生徒が信任に拍手を送ってくれたので、義一は晴れて図書委員の一員となった。
「……まあ、適当によろしく」
そっぽを向いてボソッと呟く彼に、図書委員の仲間達はそれぞれの反応を見せつつ頷いた。
「全部決まったな」
委員の決定を受けて、泉先生が教壇の前に戻ってくる。
「決まったからと言って、ここで終わりじゃあない。……君たちはやっと、スタートラインに立ったところだからな」
泉先生はさっと片手を上げ、はっきりとした口調で言い放つ。
「チャレンジだ! 上へ上へ、先へ先へ行こうって気持ちを持て。
クラスの調和は確かに大切だ。
だが、調和を心掛けようと思うあまりに凝り固まった考えに拘って、停滞してしまったら意味がない。
時には古い常識をぶっ壊して、新しい風を入れる事も必要だ。
何もかもぶっ壊してしまったら元も子もないが、破壊と調和のバランスを見極めていくのも自分自身の成長に繋がる。
この組は最高のクラスになる、俺はそう思ってる!」
気迫の籠もった言葉に、教室が水を打ったように静まり返る。
その後、誰かが手を叩き出したのを切欠に、また拍手が起こった。
泉先生は若々しい表情でニッと笑うと、「それじゃ、日直。よろしく!」と水を向けた。
「きりーつ! 礼!」
拍手が静まった後、日直の生徒の声が元気にこだまする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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