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【ホームルーム】委員決定っ！ 芸術科篇
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春の柔らかな日差しに照らされた、寝子島高校の校舎。
教室に面した廊下には、ホームルームを前にわいわいと賑やかな声が漏れ聞こえている。
賑やかなのはいつもだけれど、今日は少しだけ、何処かそわそわした空気が混じっていた。
この一年間、学級委員や各委員として活動する生徒を決める日だからかも知れない。
教室では、委員選出の話題でもちきり……という訳でもなかったけれど、やっぱり気にしている生徒は結構いるようで、関連した話はいくつも聞こえてくる。
クラスメイトの話し声に混じって、ウグイスの鳴き声が聞こえた気がして、6組の小山内 海はスケッチブックに鉛筆を走らせていた手を止め、窓の外を眺めた。
「うちの組も結構立候補する人がいるみたいだけど、誰に決まるのかなぁ」
7組の教室で、響 タルトが何か楽しい事を待つような様子で話している。
彼女自身も学級委員になって欲しいと思っている生徒がいるから、動向は気になるのだ。
「俺は楽しい学園生活が送れるように出来れば、それで良いが……」
対して、なんとなくクラスメイトの話を聞いていた三崎 楚良はクールに呟く。
「おっ、先生達が来たぜ！」
階段の方を覗きに行っていた長谷川 凜が、急いで廊下を戻って8組の教室へと戻っていく。
彼の声を聞いた各教室からは、ガタガタと席に着く音が聞こえる。
みんな静かにはならなかったものの、ちょっとお喋りのボリュームが落ちた。
いよいよか、という空気に、ワクワクした様子の生徒や肩を強張らせている生徒もいる。
やがて、階段を上り切った影が廊下を進み、3人の教師が芸術科の教室へと近付いて来た。
6組の津止 孝道先生に7組の樋口 弥生先生、そして8組の泉 竜次先生。
変わり者が多いと揶揄される芸術科だけあってか、担任の先生達もかなり個性的だ。
「どんな子が立候補するかしら。お二人のクラスはどうですか？」
「どの生徒も、見込みのある原石ばかりさ。何事もやってみなきゃわからんのだから、失敗なんか恐れずどんどん立候補してくれると良いがな」
「……」
「そうですね、今年も個性的な生徒達ばかりですから。どんなクラスになっていくか楽しみだわ」
「……」
樋口先生と泉先生は和やかに談笑しているけれど、津止先生は廊下の遥か彼方の一点を見詰めたまま、終始無言だった。
全く喋らない訳ではないけれど、普段は置物のように固まったまま一言も発さない津止先生がちゃんと授業やホームルームを行えているのか、なんとなく気に掛かってしまう。
「大丈夫かしら……」
きっちりと進路を直角に折れて、6組の教室に入っていく津止先生の背を眺めながら樋口先生が呟くと、泉先生はふっと笑みを浮かべた。
「為せば成る！」
「でしょうか？」
二言三言交わした後、樋口先生と泉先生もそれぞれのクラスのドアを潜って行く。
さあ、ホームルームの始まりです！
教室に面した廊下には、ホームルームを前にわいわいと賑やかな声が漏れ聞こえている。
賑やかなのはいつもだけれど、今日は少しだけ、何処かそわそわした空気が混じっていた。
この一年間、学級委員や各委員として活動する生徒を決める日だからかも知れない。
教室では、委員選出の話題でもちきり……という訳でもなかったけれど、やっぱり気にしている生徒は結構いるようで、関連した話はいくつも聞こえてくる。
クラスメイトの話し声に混じって、ウグイスの鳴き声が聞こえた気がして、6組の小山内 海はスケッチブックに鉛筆を走らせていた手を止め、窓の外を眺めた。
「うちの組も結構立候補する人がいるみたいだけど、誰に決まるのかなぁ」
7組の教室で、響 タルトが何か楽しい事を待つような様子で話している。
彼女自身も学級委員になって欲しいと思っている生徒がいるから、動向は気になるのだ。
「俺は楽しい学園生活が送れるように出来れば、それで良いが……」
対して、なんとなくクラスメイトの話を聞いていた三崎 楚良はクールに呟く。
「おっ、先生達が来たぜ！」
階段の方を覗きに行っていた長谷川 凜が、急いで廊下を戻って8組の教室へと戻っていく。
彼の声を聞いた各教室からは、ガタガタと席に着く音が聞こえる。
みんな静かにはならなかったものの、ちょっとお喋りのボリュームが落ちた。
いよいよか、という空気に、ワクワクした様子の生徒や肩を強張らせている生徒もいる。
やがて、階段を上り切った影が廊下を進み、3人の教師が芸術科の教室へと近付いて来た。
6組の津止 孝道先生に7組の樋口 弥生先生、そして8組の泉 竜次先生。
変わり者が多いと揶揄される芸術科だけあってか、担任の先生達もかなり個性的だ。
「どんな子が立候補するかしら。お二人のクラスはどうですか？」
「どの生徒も、見込みのある原石ばかりさ。何事もやってみなきゃわからんのだから、失敗なんか恐れずどんどん立候補してくれると良いがな」
「……」
「そうですね、今年も個性的な生徒達ばかりですから。どんなクラスになっていくか楽しみだわ」
「……」
樋口先生と泉先生は和やかに談笑しているけれど、津止先生は廊下の遥か彼方の一点を見詰めたまま、終始無言だった。
全く喋らない訳ではないけれど、普段は置物のように固まったまま一言も発さない津止先生がちゃんと授業やホームルームを行えているのか、なんとなく気に掛かってしまう。
「大丈夫かしら……」
きっちりと進路を直角に折れて、6組の教室に入っていく津止先生の背を眺めながら樋口先生が呟くと、泉先生はふっと笑みを浮かべた。
「為せば成る！」
「でしょうか？」
二言三言交わした後、樋口先生と泉先生もそれぞれのクラスのドアを潜って行く。
さあ、ホームルームの始まりです！
運営部より
このシナリオでは、寝子島高校芸術科（１年各クラス）のホームルームが描かれます。
ホームルームの中で、各委員が決まります。
・学級委員（生徒会）
・風紀委員
・美化委員
・図書委員
・保健委員
・体育委員
上級生や他の学科の生徒もシナリオに参加できますが、普通に教室にいることはできません。
参加される場合は、教室に現れる理由や状況を考えてアクションを投稿してください。
◆学級委員の決め方
定員は各クラス４名です。
他の委員との掛け持ちはできません。（寝子祭・体育祭実行委員・生徒会役員はのぞきます）
各クラスの「学級委員選考トピック」で立候補または推薦をしてください。
書き込み期限はアクション投稿開始日時（11月25日 昼 12：59）です。
アクション投稿前に、必ずトピックを確認してください。
◇立候補者が５名以上の場合
立候補者の中で投票が行われます。（推薦はなかったことになります）
アクションの１行目に立候補者１名のフルネームを記入してください。（例：【剣崎エレナ】）
◇立候補者と推薦された生徒の合計が４名の場合（例：立候補２名・推薦２名）
投票は行われません。
◇立候補者が３名以下で、推薦された生徒が欠員を上回る場合（例：立候補２名・推薦３名）
推薦された生徒の中で、投票が行われます。（立候補者はそのまま決定です）
アクションの１行目に推薦された生徒１名のフルネームを記入してください。（例：【剣崎エレナ】）
◇立候補者と推薦された生徒の合計が３名以下の場合（例：立候補２名・推薦１名）
担任の先生から指名されます。
指名されても断る場合は、アクションの１行目に【指名拒否】と記入してください。
※立候補も推薦も、自分に投票することができます。
※投票数が同じだった場合、担任の先生によって決め方が異なります。（たいていジャンケンやくじです）
※立候補者・推薦された生徒が本シナリオに参加しなかった場合は、無効となります。
◆風紀委員、美化委員、図書委員、保健委員、体育委員
定員はありません。
他の委員との掛け持ちはできません。（寝子祭・体育祭実行委員・生徒会役員はのぞきます）
立候補者が全員希望の委員になることができます。
立候補者がいなかった場合、そのクラスは空席のままです。推薦や先生の指名はありません。
アクションの１行目に希望する委員を記入してください。（例：【図書委員希望】）
その上で希望する理由や手を挙げるときの言動をアクションに記入してください。
学級委員に落選したら○○委員になる、という希望を書くこともできます。（例：【落選したら図書委員希望】）
※各委員になると、各委員会コミュニティ（学級委員は生徒会）に入ることができます。
※生徒会役員（生徒会長、副会長、書記、会計）と寝子祭・体育祭実行委員は、別の機会に決まります。
学級委員やその他のすべての委員との掛け持ちが可能です。
※シナリオで有利になることは特にありませんが、各委員という立場で参加できます。
※今回決められる委員の任期は（らっかみ！タイムで）１年です。
※選挙の方法（挙手か投票用紙を使うかなど）は、担任の先生によって異なります。
※別のクラスからの立候補、推薦、投票は無効です。（応援したり茶々を入れたりするのは構いません）
※立候補した生徒に声をかけるロールプレイなどはご自由にアクションに記入してください。
※リアクションの最終ページ公開日は参加人数によって異なりますが、目安はアクション投稿期限より30日以内です。
参加人数によってはマスターが追加されることもあります。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2012年11月23日
- 参加申し込みの期限
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- 2012年11月30日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2012年11月30日 11時00分
こんにちは、羽月ゆきなです。
今回は学級委員および各委員会に所属する方を決める、ホームルームシナリオです。
委員になりたい方も、そうでない方も、ホームルームの空気を楽しんで頂けるようなリアクションにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
時系列としましては、入学式から数日後の出来事になります。
芸術科以外の科や上級生が参加する事も一応可能ですが、複数のキャラクターを登録されている方は、ご参加の際にキャラクターの学年や所属している科のご確認をお願いします。
アクションには、委員決定に関する必要事項の他、ホームルーム中にそのキャラクターが何をしているかなどをご記入下さい。
・先生からの挨拶
・立候補と推薦を募る
・自己紹介＆アピールタイム
・投票
・学級委員以外の委員の募集
・信任不信任の確認
・先生からの締めの挨拶
という流れを予定していますので、アクションを書く際の参考にしてみて下さい。
委員に立候補された方は、自己アピールをしたり立候補した理由や意気込みなどを書くのも良いでしょう。
（委員決定に関する説明やルールなどは、『運営部より』をご覧下さい）
リアクションは、基本的に組毎のホームルームの流れに沿って描写されます。
判定の結果が他の組に影響する可能性はありますが、芸術科の生徒キャラクターは基本的に自分の所属する組でのアクションを書いて頂ければと思います。
それでは、楽しいアクションをお待ちしております！