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■22:00 Nekoshima High School
窓の外は暗く、これから起こる事態を暗示しているようだった。
時折、街灯が作る影が揺れる。もしや生存者かと淡い期待を抱くが、その期待はすぐに打ち砕かれる。目を凝らして揺れる影を追いかけると、意思を失ってしまった動く死体が獲物を求めて歩き回っているのだった。
八神 修
は溜息を吐く。
(――生存者に期待をするよりは、どうにかしてここにいる皆で生き残れるような方法を考えた方がいいか?)
外を窺うのを止めると修は窓枠に寄りかかり、教室に集まった面々を見回して思案する。生存者がいるのなら、出来る限り救いたいと思う。
しかし、そちらに気を向けるあまり、ここに集まった者が危険に晒されては本末転倒だ。いつかは選択しなければならない。選択を渋り手遅れになるよりも、今決めた方が……思考は、女生徒の声で一度断ち切られた。
「八神くん、窓の近くに立つとフラグよフラグ」
赤い瞳を修に向け、窓を指差している少女は
桜庭 円
。ウェーブのかかった髪を片手で払い、難しい表情をしている修に近寄る。修との距離はおよそ2メートル。窓から何かがやってきても逃げられる距離を保っている。
「……フラグ?」
修は眉を顰め、怪訝な顔つきをして問いかける。
「そう、フラグ。映画とか観たことない? 窓が割られて手が出てきたり、アニマルゾンビが突っ込んできたり」
「ああ……」
校舎への入り口にはバリケードを作り、この教室にもバリケードが施されている。三階のここまで外壁を上ってくるほど屈強なゾンビはいないだろうが、念には念を入れておいて間違いはない。修は窓の傍から離れ、教室の中心へ足を進める。
現在教室にいるのは男女合わせて十人。中には互いに見知った顔もいる。まさか、既に生存者がこれだけということはないだろう。
外は静かだ。人の悲鳴も、動物の鳴き声も聞こえない。あるいは、この場所まで届かないだけかもしれないが。
「まだ、残っている人がいるかもしれないわね」
ウエストポーチの中身を確かめていた
神薙 焔
が口を開く。寝子高に辿り着いたはいいがこの教室を見つけられていない者、学校に取り残された者、そんな人間がいるかもしれない。
教室の外は詰まれた机や椅子で見えないが、なんとなくそんな気がした。
焔の言葉に、数人が顔を上げて教室の外へ視線を向ける。
「誰か、ここに来る途中で人影を見たり、気配を感じたりした人はいるかしら?」
そんな様子を見て、焔は室内にいる全員に問い掛ける。最も、人影を見たとしてそれが生存者である保障はないのだが。
「真央ちゃんは見てないのだ。センパイは?
「俺も見てないなー、残念だけどネ!」
後木 真央
と
志波 武道
の答えを聞き、焔は思案する。
「うーん……」
「どうするんだ? 俺は……冷たいことを言うようだが、出て行かない方がいいと思う」
修の言葉に、教室内が静まり返る。皆どうするのか、判断を決めかねている様子だ。
「オラはとりあえず、武器になるものを取りに行きたいっちゃ」
沈黙を破ったのは、
鈴野 海斗
。平素は眠たげな瞳には、強い意志が宿っている。床に腰を下ろしていた彼に、一同の視線が集まる。
「これから何が起こるか分からねえべ。ついでに、生き残りも集めてくる。オラは、助けられる人を見捨てたくはねえべ」
「そうだな。危険もあるけど、俺も同じだ。助けられるなら助けて、皆で生き残りてぇ」
海斗の言葉に力強く同意を示したのは、
握 利平
。扉にそっと近寄り、廊下の様子を窺い見るが、今のところ人の気配は感じられない。
その時、窓ガラスに何かが当たる音が聞こえた。真っ先に気付いたのは、
ブリジット・アーチャー
。
「何か、聞こえないかしら?」
その言葉に、
屋敷野 梢
も耳を澄ませる。確かに、何かがガラスに当たる音が聞こえる。音から判断するに、石か何かだろうか。時折外壁に当たっているとおぼしき音も聞こえた。
「これ、外からですよねー?」
「お、確かに、音がするな。何だ? もしかして、誰か助けを求めてるのか?」
警戒しながらも、利平は窓へ近寄り、外を覗き込むように顔を近づける。薄暗い校庭に、二人の人影が見てとれた。一人はこちら……校舎の窓に向けて石を投げつけており、もう一人は頭の上で大きく手を振っている。
「……生き残りだ!」
教室内に利平の声が響く。数人が、窓へ近寄った。生存者の姿を見て、安心したように顔が綻ぶ。
「オラは助けに向かうっちゃ。あの二人を、見捨ててはおけねぇべ」
「……一人で行動するのは危険だ。ここに残る組と、助けに向かう組。二手に分かれるのがいいと思う」
修の言葉に、海斗は小さく頷く。教室内の面々は顔をつきあわせ、修を主導として話し合いを始めた。
そんな中、
神助 天佑
は教室の隅で黙って脱出のための算段を考えていた。
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担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月06日
参加申し込みの期限
2014年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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