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装飾譚:スポーツアイテム「トモエ」
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9月――。寝子高が体育祭で盛り上がる時期。
スポーツショップ「トモエ」に買い物に来た
藤堂 月乃
は、キラキラとした瞳で店内を見回した。本日のお目当てはジャージである。小遣いをこつこつ貯めていたからそれなりに予算はあるけれど、目移りして余計な物を買ってしまうかもしれない。堅実に欲しい物から見て回ることに決めていた。
「あれっ。藤堂さん」
ジャージコーナーに到着すると知った顔が声をかけてくれる。同じクラスの
羽生 碧南
だ。
「こんにちは! わあ、羽生さんもお買いものなのね」
「うん。今日はバスケットシューズを買いに来たの」
身長180cmの碧南が春の風を思わせる柔らかい笑顔を浮かべる。シューズコーナーはジャージコーナーの先にあった。向かう途中で気になるアイテムがあり、足を止めていたのだろう。せっかくなので月乃と碧南は一緒に店を回ることにした。
「藤堂さんはどんなのが欲しいの?」
「デザインがかわいいジャージが欲しいな。白のも気になる。今持ってるやつは黒とか、シンプルなのが多いから」
「そっか。10組は白猫組だしね」
寝子高の体育祭は奇数クラスの黒猫組と偶数クラスの白猫組で得点を競いあう。所属する組のイメージカラーで参加する生徒が多かった。
トモエは女性向けのスポーツアイテムに力を入れており、様々なデザインのウエアが販売されていた。
「うーん。でもなんだかんだ言って黒が汚れにくくていいのかなぁ……これなんかも、ピンクのラインが入っててかわいいし。迷う!」
月乃がジャージのいくつかを体に合わせながら難しい顔をする。……いや、これは袖が少し長いから駄目だ。こちらは似たデザインが家にある気が……。
「あっ、藤堂さん。これ可愛いよー!」
碧南の声に月乃はハッと顔を上げた。
碧南が持ってきたのは白地で、胸元に猫のシルエットがプリントされたウエアだ。ボトムは白地にピンクのラインが入っており、シンプルだが女の子らしい華やかさがあった。
「猫だっ。これ可愛いね。早速試着してみるね!」
試着室を借りてジャージに着替える。サイズもちょうどいい。
「こういうの欲しかったんだ。私、これにするよ」
「ふふ。よかったね。他に欲しいものはある?」
「後はタオルとダンベルかな」
「え。ダ、ダンベル?」
「うん。でも、それは後でいいかな。次は羽生さんのお買い物をしよう♪」
月乃は戸惑う碧南の袖を引いてシューズコーナーに向かった。袖を引かれながら、碧南は自分より一回り小さな月乃の背中を見る。細い。
藤堂さん、確か弓道部だったっけ。腕力いるのかな?
頑張っているんだなぁ。と、のんびり納得した。
トモエのバスケットシューズの品ぞろえは他店と比べて充実しているが、特別安いわけではない。碧南は欲しいものがあっても値段を見ると棚に戻しを繰り返す。
「はあ……私のサイズだと、履ける靴も着られる服もあんまり選べないのよね」
いや、予算に幅があればもう少し選べるが。
「……そんなのはわかってるけど、乙女ゲーの新作出たら予約特典付きで購入するし。買う店によってドラマCDとかSSペーパーが違うから油断できないのよね。好みのキャラを狙い撃つか、目当ての声優さんで一点突破するか、特典に定評のある某ショップで店頭予約す――」
「は、羽入さん?」
「はっ!?」
シューズを持ったまま自分の世界に入り込んでいた碧南は、月乃の声により三次元に帰還した。
「その靴が気になるのかな。綺麗なオレンジ色ね」
「あ、ええ。気になるんだけど、おばあちゃんからもらったお小遣いを使うから結構慎重になっちゃうの」
碧南の家は火事で焼けてしまい現在再建中。シューズと趣味への出費で頭を悩ませていた時に、祖母からの小遣いである。適当な買い物はできなかった。
「とりあえず試着してみるわ」
「よかったら、羽生さんが試着している間にほかのものも店員さんに出してもらってこようか」
「ありがとう、じゃあお願いするね。限定品とかじゃなくて普通のやつが欲しいわ」
碧南が好きなのは限定品より初回特典だ。限定品は値段的にもパス。
いくつか試着して、最初に履いたオレンジ色と白いシューズに候補が絞られた。
「本当はピンクとかも欲しいんだけどなぁ。まあ、サイズがないなら仕方がないね」
碧南はてへへ、と頬を人差し指でひっかいた。
「あ、じゃあ靴ひもをピンクに取り換えたらどう?」
「靴ひも?」
月乃の提案にはて、と碧南は首をかしげた。
「うん。靴ひもはいろんな種類があるし、その時の気分で買えられるよ。ほら。この白のシューズにピンクの靴ひも!」
「あ。かわいい」
靴ひもくらいなら予算内に収まる。
白のシューズは定番ということもあり、他と比べて価格も安かった。碧南は月乃の助言に従い、白いシューズと何本かの靴ひもをそろえる。
「色が選べるっていいね。藤堂さん、ありがとう」
「お役にたてたみたいでよかった」
靴を履くため屈んでいた二人の視線は同じくらい。
碧南と月乃はにこりと笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月24日
参加申し込みの期限
2014年12月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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