this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ぴぽちゃんのごほんゆび
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
つぎへ >>
「これ、落書きじゃないよね? そしてここは……まさかのまさか?」
読み終えた紙飛行機を復元したところで、
雨寺 凛
は自分の置かれた状況をはたと振り返る。
「絶対そうだよねえ……でもそんなまさか私が」
「お姉ちゃんも飛行機飛ばす?」
声のした方向に目を向けると。同じように飛行機を持った女の子がいた。
「ぴぽはこれ、あっちまで飛ばしたの」
「すごいねえ。その他にも何か持ってるものはある?」
首を振ったぴぽは、飛行機を飛ばすと凛の隣へやってきた。
「ねえ、お姉ちゃんも指探してくれる?」
「も、勿論!」
念の為ぴぽの飛ばした飛行機もちらりと見てみたが、何か書かれている様子はない。
凛が最初に向かったのは『台所』だ。
(忘れ物にはしがあったよね)
そう思い食器棚を調べてみると、子供用のはしが見つかった。しかし、
「ぴぽちゃん、はしがあったよ。忘れ物じゃなかった?」
「忘れ物はさっきひいろくんが揃えてくれたから大丈夫だよ」
肩透かしに終わってしまう。
今度は冷蔵庫を開け、中をくまなく探した。しかし、物騒な物はなにひとつ見当たらない。
(またはずれかなあ)
溜息をつき、冷蔵庫を閉める。通り過ぎようとした凛は、冷蔵庫の側面に貼られた紙に目を留めた。
「お楽しみ会?」
更に凛は、その横に貼られた写真に釘付けになる。ぴぽともう一人の女の子の写真だ。
入学式、ふたりで校門の前に並んでピースをしている。まだ、生きているぴぽちゃんの姿だ。
「あ! それね、りほちゃんっていうの。ちっちゃい頃から一緒で仲良しなの」
「そうなんだあ。あ、お楽しみ会はなにするつもりだったの? 出し物発表って書いてあるけど」
「うーんとね……」
ぴぽは急にもじもじしだす。凛は間をもたせるように、「私なら」と呟いた。
「ギターを弾くなあ。ぴぽちゃんも指が全部見つかったら弾いてみて。楽しいよ?」
「お姉ちゃんも、楽器すきなんだ!」
ぴぽはにこにこしながら、凛の耳元に口を寄せた。
「あのね。まだみんなに内緒にしてるけど、お姉ちゃんには教えるね。ぴぽ、りほちゃんとピアノ弾くの。どっちもピアノ初めてだから、右と左で分けたの」
(もしかしたらこれ、重要なことかも)
凛はそう思い、とっさにぴぽへ話しかけた。
「そっか。じゃあ、何が何でも指を見つけなくちゃね。ところで、さっき冷蔵庫の中にケチャップこぼしちゃったんだ。片づけるね」
ぴぽはなんの疑いも持たず頷いた。凛はキッチンペーパーで冷蔵庫の中を拭くふりをし、指にケチャップをつける。
「あーあ、床にも垂れてる」
床にも、拭うふりをしヒントを書いた。
「じゃあ次のお部屋に行こう!」
ぴぽに床を見せないよう気を遣いながら、廊下に出る。そのまま『ぴぽの部屋』に入った。
「へえ、いいお部屋だね」
しばらく部屋を見て回った凛は、机付近で立ち止まった。
(あれ、これ図書室のマークがついてる)
そこにあった本のいくつかに違和感を覚え開いてみると、貸出カードがはらりと落ちた。裏にローマ字でなにやらぎっしりと綴られている。
『honmyou takamura miho.
Ehon [kabo cha cha cha]ni detekuru mihotyan no adana
[pipo]ga adana no yurai……』
その後に絵本の概要がしばらく続く。
(これもヒントみたい)
ぴぽがぬいぐるみと話しているのをいいことに、凛は傍にあった赤鉛筆でヒントを書き足し、元の場所に戻した。
「指、あった?」
隣から声がする。いつの間に、ぴぽは凛の指を握っていた。
『指、とられちゃうらしいよ』
噂を教えてくれたクラスメイトの声が耳の中で木霊した。
「だ、だめだよっ! 私がギター弾くのに大切な指なんだから! えっ、いやっ、待って、持っていかないで!」
「いやああああっ!」
自分の叫び声で目が覚めた凛は、急いで左手を見た。痛みはあるが指は無事だ。涙目になりながら、凛は両手を強く握った。
(ぴぽちゃんも、こんな気持ちだったのかな)
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ぴぽちゃんのごほんゆび
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月03日
参加申し込みの期限
2014年09月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!