this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
本日の回答者はこっくりさんです
1
2
3
4
5
つぎへ >>
寝子島では密かにこっくりさんが流行ってる。誰が火付け役かは定かでないが、人の口から口へと少しずつ形を変えて伝わっているようだ。先日は『らっかみさん』という名称で珍事が起きたとか。まあ、それは別のお話。
「笹鳴さんはいますかー?」
午前の授業が終わった直後、
中津川 笹鳴
がノートや教科書を片付けていると入り口から知っている声がした。友人の
奈倉 藍
である。笹鳴がいつもうつむきがちな顔をあげると藍と目が合う。小柄な藍が笹鳴の机にやってきた。
「奈倉さん、こんにちは。どうしたんですか……?」
「ふへへー。今日は放課後のお誘いに来たのですよー。じゃじゃーん、見てくださいー!」
のんびりした口調で話しながら藍が見せたのはコンビニでよく売られているサブカル雑誌。表紙にニャンダム特集と書かれている。その雑誌の折り目がついた記事をちょい、と指さして見せた。
「……え? こ、こっくりさん……ですか?」
「そーなのです! 指が勝手に動いて、色んな質問に答えてくれるそうなんですよー!」
ふんふん、と鼻息を荒くして説明する藍。そんな彼女を見て笹鳴は心配そうに上目づかいをした。
「あの、これって……いわゆる降霊術ってものでは……? 噂では霊が憑依するとか、なんとか……危ないような気もしますが……」
映像研究部部長の笹鳴。この手の知識はある程度あるだろう。元々怖がりの気質だ。ひとりなら、こっくりさんなんて絶対やらないように見える。
「大丈夫、何かあっても私がなんとかしますからー! 笹鳴さんの放課後、私がご予約ですからねー」
「あ、ちょ……」
「楽しみですー。ふふー」
藍は薄い胸を力強く叩くと、幸せそうな笑みを浮かべて自分の教室に戻ってしまった。呼び止めようとした笹鳴の手が宙をかき、ゆるく下に落ちる。
……予約、されてしまいました。
幸いというか、今日の放課後は特に予約が無い。あ、と気づく。藍はおそらく昼食もとらずに自分のところに来てくれた。そのことは笹鳴の心をほんのりと温かくさせた。
そして放課後。笹鳴が藍の教室を訪れる。
藍は自分の机で呼び出しの準備をしていた。白い紙にひらがなが配置されている。
「お待たせしました……」
「わーっ。待ってましたよー」
両手を手の前で合わせて嬉しそうに笑う藍。さっそく10円玉を取り出し互いの指を乗せる。10円玉のひんやりした感触に笹鳴の鼓動が早まった。他の生徒もまだいる時間で良かったと小さく安堵する。
「じゃー、私から質問しますねー。今日の晩御飯は何がいいと思いますか?」
ついーっと10円玉が動く。
「わ……っ。ほ、本当に動きます……!?」
「あは。えっとー……は、ん、ば、あ、ぐ」
ハンバーグ! と瞳を輝かせる藍。
「いいですねーっ、肉厚でジューシー。熱々の肉汁が滴るハンバーグ……ふへへ~。はっ、よだれが」
「奈倉さん。指まだ離しちゃだめですからね……!」
「あ、そうだった。忘れるところでしたよー。ごしごしっと。次は笹鳴さん、どうぞー」
空いている方の手のひらを向けられ、笹鳴も恐る恐るこっくりさんに質問をする。
「では……『明日の運勢はどうですか?』」
ぬ、き、う、ち、え、い、ご。
どうやら英語の抜き打ちテストがあるようだ。もし本当ならかなり助かる情報である。
ふたりはその後も色々な質問をしてみた。明日のラッキーカラーは青。体育祭で勝ちそうなチームは風なら白とのこと。
気がつけば教室はオレンジ色に染まっていた。
「そろそろ最後の質問にしましょうかー」
「そうですね……何にしましょう……」
「私はねー。『笹鳴さんともっと仲良くなりたいです! どうしたらいいですかー?』」
はっと笹鳴が顔を上げた。そのあと、慌てて10円玉に視線を戻す。おかしい、動かない。
「……あれ?」
困惑した顔の藍。これはどういうご神託だろう。
「もうお帰りになったんでしょうかー」
藍が残念そうに言うと、笹鳴は少し考えた後質問を口にした。
「……こっくりさん。こっくりさん。『奈倉さんとより親しい仲になるにはどうしたらいいですか?』」
すーっと10円玉が紙の上を滑る。
し、た、の、な、ま、え。
わあっと藍が飛び跳ねた。こっくりさんを鳥居に戻し礼を言うと、藍が期待のこもった目で笹鳴の言葉を待った。
「え……と、藍さん」
「はーい!」
「今日は、その、楽しかったです、ね……」
少しはにかみながら話しかける笹鳴。
「うん。私もね、とっても楽しかったですー。また一緒に遊びましょうねー!」
楽しそうなふたりの少女。しばらくすると、ひとつの気配が静かに消えた。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
本日の回答者はこっくりさんです
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月22日
参加申し込みの期限
2014年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!