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本日の回答者はこっくりさんです
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蔦薔薇の館に到着したネミッサとリアーネ。リアーネは館に来るのは初めての様で、珍しそうに見回している。
「ミス・ライニオはコックリさんご存知?」
ネミッサがシスターを探しながら話しかける。話しかけられ、リアーネは短くいいえと答えた。
「ネミッサは知ってるわよ。ウィジャボードみたいなものでしょ。イギリスではよくやったわ」
この場合のウィジャボードとは交霊術を娯楽として楽しむために使う文字盤の事である。
それなら知ってる。と、リアーネが微笑む。
「ふぅん、霊が色々教えてくれるんだ? すごいね」
「降霊会ってドキドキゾクゾクするわよね」
「こっくりさんってなんでどんな質問にも答えられるのかな……。不思議」
「ふふ。シスターがいないうちにネミッサ達もやってみましょ!」
「いないの? ご挨拶したかったのに、残念。ママが作ってくれたパウンドケーキ、みんなで食べたかったのに」
「まあ、お母様が作ってくださったの? 私、とっても食べてみたいわ。ナイフを持ってくるわね」
ネミッサがナイフや皿を持ってくるあいだ、リアーネがこっくりさんを呼び出す準備を整えた。小学1年生だが綺麗な字を書く。
「準備終わり。教会の近くでも日本の霊を呼べるのかしら。ドキドキするわ」
「お茶の準備も整ったわ。いただいたケーキ、ナイフを入れるとドライフルーツの香りが広がるわね。お母様はとてもお料理上手だわ」
「うん。ママの作るケーキはとっても美味しいの」
リアーネがケーキにフォークを突き刺す。しっとりとした生地を頬張り小さな喉を動かした。たわいもない話に花を咲かせる。
「――でね、ネミッサちゃん。パパは格好いいんだけど、女性にはだれにでも優しいから誤解されることが多いみたい」
「ふふ、そうなのね。きっと魅力的な人なんだわ。ネミッサのおじさまとどっちが美男子かしら?」
「ネミッサちゃんのおじさま、きっと素敵な人ね。私のパパは、私と同じ赤毛なの。私の髪はパパゆずりなのよ」
そう言って、リアーネはフォークを皿に置く。ふたつ目のケーキを食べ終わってお腹もいっぱいだ。
「ネミッサちゃん。そろそろどうかしら」
「ええ、ミス・ライニオ」
ふたりの細い指が重なる。
「「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください」」
すいーっと流れるように硬貨が動く。ネミッサは歓声を上げ、リアーネは瞳をわずかに見開いた。硬貨がつつ、とリアーネに寄る。お先にどうぞと言うことだろう。リアーネは小さな口を開いた。
「こっくりさん、こっくりさん。パパが一番大好きなのはママですか?」
その問いに、硬貨は『はい』に移動し……。
「え?」
そのまま数秒留まると『いいえ』に移動した。
「どういうことかしらね、ミス・ライニオ」
「私にもわからないわ」
「質問を変えてみたらいかが? はい、いいえ、じゃないようなものよ」
硬貨がネミッサに賛成するようにわずかに熱を持つ。
「うん、わかったわ……パパが一番好きなのはだれですか?」
硬貨が流れるように文字を辿って行く。
か、ぞ、く。
家族。
「パパ……」
リアーネの顔が華やいだ。安心してひとつため息。
そんな彼女の様子をネミッサは微笑みながら見ていた。
「私の質問にも答えてくれるかしら。こっくりさん、こっくりさん。ネミッサの運命の人はだあれ? 白馬の王子様かしら。かっこいい騎士様かしら。知っていたら教えて頂戴」
再び硬貨が動く。
「……ミスタ・ハンプ?」
毒を抜かれたような声のネミッサ。ミスタ・ハンプは彼女のぬいぐるみだ。くすくす、とリアーネが笑う。
「どういうこと? まさかミスタ・ハンプがネミッサの運命の人??」
「コックリさんって冗談も上手なのね」
「そりゃあミスタ・ハンプは大事なお友達だけど、たまごは恋愛対象じゃないわ。真面目に答えて頂戴な。さもないと怒るわよ」
抗議の声を受けると硬貨は笑うようにクルクルと回った。そして――●●●と運命の人の名を告げる。そのまま鳥居に戻って行った。
「あら、コックリさんが帰っちゃったわ。つまんない! ……でも、●●●。私、このお名前は忘れないわ」
「同じ名前の人がいたら、気になってしまうね」
「ふふ、そうね。もう、こっくりさんたら。もっと色々聞いてみたかったわ」
「忙しかったのかな。ネミッサちゃん、ケーキもう一切れ食べよ?」
「ありがとう、ミス・ライニオ……今度ミス・ライニオのおうちに遊びに行っていいかしら? ご両親にご挨拶したいわ」
「うちに? うん、遊びに来て。パパもママも喜ぶわ」
「隠し子だって現れたらびっくりするかしら。私たち、よく似ているって言われるもの」
「うん、とてもびっくりすると思うよ。ママに言ったら協力してくれるかな?」
少女たちは足を揺らしながら悪戯の計画に花を咲かせる。いつの間にかケーキが一切れ消えていて、小さな生き物のケフという声がした。
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担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月22日
参加申し込みの期限
2014年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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