this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
藍染め体験はじめました
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
【ほっと一息。おやつの時間】
「スイカは全員行き渡ったかな? トマトとお菓子はここに置くからね」
「いただきまーす」
縁側に皆で腰かけ、染吉から皆へ、冷たい緑茶と三色団子が振る舞われた。
他にも、刀が参道商店街で購入してきた地元のお菓子と、智瑜が祖父に持たされたスイカ、それに美咲紀が庭で育てたフルーツトマトがずらりと並ぶ。
「完熟フルーツトマトちゃん、よく冷やして持って来たのでおいしいですよん。とっても甘いの。皆で食べようと思ったんですよ~」
「きれいな赤い色ね、見ているだけで元気が出そう」
ガーデニングと家庭菜園が趣味だという美咲紀のトマトを見て、若菜が褒めた。
「ぜひ食べてみてくださいねぇ」
「これは……、どこの店の、お菓子なんだ……?」
刀には拓郎が話しかけ、商店街のお勧めの店の情報交換を行う。
「夏はスイカだね! いただきまーす!」
にゃーくんを膝に乗せた円と露草はスイカに手を伸ばし、一方の三色団子を頬ばった誉は、危うく頬をゆるませそうになった。
「……おいしいお菓子をありがとうございます」
あまりデレデレしては自分のイメージに関わると、己を戒めながらも、素朴な甘みが気に入って、こっそり染吉にどこの団子なのか尋ねてメモした。
「……おいしい、な」
拓郎も、団子を口に運んで、つぶやいた。
若菜が、「うわっ、おいしそう~!」と、声をあげた隣で、マキナも団子にかぶりつく。
「うん、お茶もお団子もおいしいね。作業の後の甘い物はいいねー」
「それじゃ私も、いただきまーす。……おいしー!」
団子を頬ばって笑み崩れるマキナを見て、若菜もつられて笑顔になった。
最初に出会った頃、若菜はマキナを男性だと勘違いしたものだが、親しくなるにつれてかっこいいばかりではなく、かわいい人なのだという印象が強くなってきている。
「おいしいね、マキナさん」
「おいしいよ。ほっとする味だね」
智瑜もお茶とお菓子でほっと一息ついている。
「トマトもとっても甘いですね……」
「トマトもスイカも団子もお菓子も、全部おいしい」
ひとつずつ口に運ぶ智瑜の隣で、刀は次々と手を伸ばしては、おいしいおいしいとつぶやいていた。
「店主さんはどうして藍染めに興味を持ったの?」
にゃーくんの背中をなでながら、円が染吉に尋ねた。
「そうだね、うちは両親が店をやっていたから、自然と身近に感じるようになったんだ」
「そっかぁ。僕もこれまで縁がなかったんだけど、今回すごーく素敵だなって思ったの」
円の発言に、露草も同意を示す。
「私も日本文化が好きで、藍染めにも興味があったのですが、これまで関わる機会が得られなくて……。なので、こういった場を提供していただけたのはありがたいですね」
「自分も……、本当に、ありがとうございます……。おかげで、藍染めっていうのに、チャレンジできて……、楽しい、です……」
拓郎も一緒になって、染吉に礼を述べた。
「何かを自分の手で作ってみるというのは、いいものだよな」
しみじみと、修もうなずく。
「皆様は、どんな柄にされたのですか?」
露草が問うと、拓郎も顔を上げた。
「それ……、自分も、訊いてみたかった……。手法、とか……、自分は、ろうけつ染めと絞りを……、かっこよく、できてたらいいな、と……」
「ほう……、それも良い柄ですね……。私は、動物の型を選びました」
「私は、ひまわり柄にしました~。庭のお花エリアが今、ひまわり満開ですからねぇ。そんな雰囲気が残せたらいいなと思ったんですよ~」
「俺は、シンプルなグラデーションにしたんだ。少し、悩んだけど……」
拓郎と露草、美咲紀と誉に続いて、皆も口々に、どのような柄にしただとか、どこが難しかったとか、共感しながら意見を交わした。
「どんなふうになるのか、完成が楽しみですね。皆さん、使い道は決まっているんですか?」
智瑜が皆の顔を見回して尋ねた。
「僕はね、にゃーくんの首につけるんだよ~!」
「俺は、普通に自分で使う」
円と刀が答えると、拓郎と美咲紀も考えながらこう話した。
「自分は……、お弁当やお昼ご飯を包むのに使おうか、な……」
「私は、玄関へ、タペストリー風に飾ると涼しげで良いかなぁと思うのです」
「いろいろな使い道がありそうな大きさですよね……」
それぞれの意見に、感心したように智瑜はうなずいた。
同じように相槌をうちながら、露草がつぶやく。
「そうか、子猫の首輪ですか。なるほど、誰かにプレゼントするという選択もあるんですね……」
考えもしなかったと、わずかに目を丸くする。
そんな露草と目が合って、修は笑顔を浮かべた。
「誰かにプレゼントするなら、俺なら二枚作るかな」
「おそろいにしても、素敵でしょうね……」
うなずき返しながら、修は先ほど染めたバンダナの色を思い起こした。
プレゼントする予定はないが、あの心に染みる色から、
とある少女
を連想していた。
バンダナにほどこした二本の線は、自分と彼女を意味している。
だから、わざと線を平行には入れなかったのだ。
さすがに恥ずかしくて口には出せないけれど、平行線は悲しすぎる。そう思った。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
藍染め体験はじめました
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月18日
参加申し込みの期限
2014年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!