旧市街の参道商店街から少しはずれたところに、細い路地に面した小さな工房があった。
藍染め工房『藍の子』。
昔ながらの工房では、日々、衣料や布製小物の染色と販売を行っている。
店主の藍川 染吉(あいかわ そめきち)は、晴れ渡った夏の空を見上げてつぶやいた。
「藍染めの楽しさを、もっと多くの人に知ってもらいたいなぁ……」
ほどなくして、工房の前には手書きの張り紙が掲示された。
『 藍染め体験はじめました ~オリジナルのバンダナを作りませんか?~ 』
開催日は、土曜日の午後。
気軽に藍染め文化に触れてほしいと、店主の染吉は願っていた。
こんにちは。
夏といえば、藍染め。藍染めでございます。
今回は、旧市街にある工房で、藍染め体験のご案内です。
店主の染吉さんは、ゴム手袋とゴム長靴のよく似合う、恰幅のいい45歳。
人当たりが良く、のんびりした性格の独身男性です。
そんな染吉さん発案の、藍染め体験は、今度の土曜日。
場所は、藍染め工房『藍の子』です。
時間は、14時~16時。
今回は、真っ白なバンダナを、オリジナルの柄に染めていただくことができます。
手袋、長靴、エプロンは貸し出されますので、お気軽にどうぞ。
参加費用は一人、500円。
素材費とお茶菓子代が含まれています。
様々な柄の型にはめたり、輪ゴムで結んで絞り模様を入れたりして、
オリジナルのバンダナを作っていただきます。
(型にはめたところは、白抜きになります)
どんな柄にしたいのか、アクションに記しておいてくださいね。
手順としては、以下の通り。
1 : 模様作り、染色、洗い(ここまでで、およそ1時間)
2 : 乾燥(この間、縁側で休憩。冷たい緑茶と三色団子付き)
3 : 完成!
今回、参加される方は、皆様ご一緒の体験コースとなります。
休憩時間は交流のチャンス!
会話例があると、会話もはずむと思います。
それでは、よろしくお願いいたします。