this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
宿題終わってない子、集まれー!
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
読書感想文を終わらせるために、本を読んでいた
曖浜 瑠樹
と
夢月 姫
は、揃って溜息をついた。
「夢月さん、読み終わったぁ?」
「はい、恋愛って大変ですね」
大人向けの恋愛小説を読んでいた夢姫は、ちょっと困り顔。
「瑠樹くんは、どうですか?」
「オレが読んだのは『ぬいぐるみたちの夜』だけど、和んだり怖いシーンもあって、なかなか面白かったよぉ。
内容は意外とホラーとか、サスペンスっぽいかねぇ」
でも、と瑠樹は腕を組む。
「読んだはいいけど、感想文ってどうやったらうまく書けるかなぁ?」
「読書感想文なら」
近くで子供に勉強を教えていた
月守 輝夜
が、瑠樹の疑問を耳に挟んでレクチャーをしてくれた。
「私はいつも、読んで気になった個所を何か所か抜き出して、まず全体の感想を書いて。
それから抜き出した部分の感想を書いて、最後にまとめを書いてますよ」
「なるほどぉ、やってみるよ」
言われたとおりに、ノートの端を利用して気になる箇所を抜き出していく瑠樹を、微笑ましく見守って。
輝夜は、そふとに目を向けた。
「そふとくんは、何が終わってないのですか?」
聞けば、見事に目が泳いでいる。
「いやー、何が終わってないと言うか、何が終わってると言うか……」
「そうですか」
心配しながらも、輝夜はまず勉強の仕方を教える事にした。
「私は夏休みの宿題を全部紙に書いて、終わった項目を消していきました。
早く終わりそうな物から取り掛かれば、大体夏休みの前半で消化出来ましたよ」
「なるほど……計画性って大事だなぁ。サンキュ、頭使わなくていいのから、片付けるよ」
「はい、頑張って」
エールを送ると、輝夜は他に悩んでいる様子の子がいないか、目を配り始めた。
こつこつとドリルを片付けた
劉 瑞麗
は、日本地図の見方と地名で躓いていた。
元々理科と社会は苦手だが、日本に来たばかりなのだ。無理からぬ話だろう。
「誰かこれ、教える、する、欲しい……」
桃のように頬を染めて懇願する瑞麗に真っ先に応じたのは、
エルカディア・シュルツ
だった。
「うん? どれだい」
優しい笑顔が印象的なエルカディアに安堵して、瑞麗は教えを請うた。
「ああ、確かに、慣れるまでムズカシイよね。このプリント、上にヨミガナを振っても、OKかな?」
許可を貰って、エルカディアは都道府県名を順に読み上げ、瑞麗にも復唱させながら仮名を振らせていった。
「ちなみにネコジマは、神奈川県だよ」
「神奈川、るいり覚えた! エルク、謝謝」
プリントを抱きしめて、満面の笑みを浮かべる瑞麗に、エルカディアも嬉しそう。
「日本の都道府県のハイチや、県庁所在地はカンペキだよ。また分からない事があったら、いつでも聞いて」
「お前、ヘタな日本人より、詳しいんじゃないか?」
お菓子を摘みながら、
霧生 穂月
は感心しきりである。
「やだなあ、それほどでもないよ」
謙遜しているが、日本の世界遺産を全て暗唱出来るエルカディアだった。
「ところで日本の中学では、ドイツ語はやらないんだね」
「ああ、中学で習うのは英語だな~……大学なら、習う所もあるかもしれないけど」
「そうか、ザンネン。
あ、そうだ! ボクも宿題、ちょっと心配な所があって……得意な人に見てもらってもいいかな?」
「いいぜ、どれだ?」
エルカディアが取り出したのは、漢字のドリルだった。
きっちり埋まっているのは流石だが、歪んでいてお世辞にも綺麗とは言えない文字だった。
「漢字か~、そりゃ難しいだろうな」
「うん。この『カンジ』はムズカシイね。一部だけビミョウに違ったり、やたらと細かい字もあってフクザツだ」
溜息をつくエルカディアに、意気揚々と立ち上がったのは瑞麗だった。
「るいりに任せる! 中国人、漢字は得意。るいりが先、書くから、エルクよく見る」
ちょこんとエルカディアの隣に座ると、瑞麗は鉛筆を握り締めて、お手本を見せ始めた。
もみじのような小さな手が書き記す文字は、実に達筆で周囲を唸らせた。
「さあ、るいりのまねする」
エルカディアを置いていかないように、注意しながら瑞麗は手を動かす。
彼も瑞麗の手の動きを見逃すまいと、気を張って倣った。
そのお陰で、ドリルには最初より整った文字が並び、息を詰めて見守っていた穂月も親指を立てた。
「いいね!」
「小さな先生のお陰だよ」
エルカディアが青い瞳を細める。
「……るいり、エルクの役に立てた?」
「モチロンさ。アリガトウ、ルイリー」
あどけない顔に、ぱぁっと笑顔が溢れる。
「嬉しい、謝謝、エルク」
「こちらこそ」
「さて、そろそろ休憩にするか」
皆が疲れを見せ始める頃、
赤羽 勇樹
が切り出した。台所でお徳用レモンティを淹れると、皆に振舞う。
「レモンティですか、いい香りがするですね」
縁側で「猫やないか、ほーれ、またたびやで~」なんて、ぐだぐだしていた
鍋島 奈々美
に、ピコハンをお見舞いしていた
猫屋敷 姫
も、サボリーヌを引き摺って居間に戻ってきた。
「レモンの匂いは集中力を高める効果があるからな、これを飲んでまた集中して欲しい」
「息抜きも大切ですよね」
月守 輝夜
もお手製の甘さ控えめヨーグルトアイスやキウイや桃のジャム、梨コンポートを配って、労っている。
「上品で美味いな」
ちょっと大人びた感想を漏らしながら、
樹弥・エヴァンズ
も舌鼓。
「たくさん作ったから、良かったらお代わりしてくださいね」
「手作りなんだ? このジャムも、パンケーキに合いそうだな」
「あら、じゃあ余ったら持って帰ります?」
にこやかに微笑みながら輝夜が言えば、「よぉし、皆余らせるなっ!」と
花月 勝治郎
が豪快に掬い取る。
「ああ~っ、コイツー!!」
早速始まる、奪い合い。
休憩の合間には、エルカディアが得意の からくりを使った手品を披露した。
明るい声が木霊して、所在無げに自分の皿をつついていた
宮越 裕司
も、拍手を送った。
「からくりかぁ。ああいうのも、自由研究になるかなぁ?」
「自由研究、なやんでるの?」
呟く
曖浜 瑠樹
に、
椎名 あさひ
はピンホールカメラ(針穴写真機)の作り方を伝授した。
「かんたんだよ、まず大きさの違う二つの箱を用意するでしょ。
それから大きい方の箱は片方、底を抜いて、キリで小さい穴を開けるの。
小さい方の箱には底は作らないで、大きな箱と組み合わせる時に、穴を開けたのと反対側にトレーシングペーパーを張れば、出来上がりだよ」
「へえぇ、楽しそうだねぇ。その張った紙に、風景が映るんだよねぇ?」
物作りが好きな瑠樹は、興味津々のようだ。
「うん、でも……普通のおうちだと、暗室とか薬品の じゅんびたいへんだから、スクリーンに映ってる景色を見る事になるけど。
あ、そのスクリーンに映った景色を、デジカメとかで写せばいいかも?
どうして逆さに映るのか調べれば、立派な自由研究だよね!」
「なるほどー、ありがとぉ。帰ったら、やってみようかなぁ?」
「なにごとも、ちょうせんだよね」
頷く瑠樹に、あさひも朗らかに微笑んだ。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
宿題終わってない子、集まれー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月01日
参加申し込みの期限
2014年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!