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宿題終わってない子、集まれー!
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●夏休み終了までのカウントダウン ~本日、勉強会です~
猛威を振るった暑さも幾分和らぎ、渡る風に爽やかさすら感じるようになった、この頃。
「なんや畑君、今年も宿題に追われとるんか……うちと同じやな!(どやっ」
中学2年生の
鍋島 奈々美
が、白い八重歯を覗かせて朗らかに笑えば、居候の
赤羽 勇樹
は渋面を作った。
「全く……だからあれほど、早めに終わらせておけと言っていただろう、奈々美」
情熱的な赤い髪と瞳が印象的な少年のお小言に、奈々美はムッとして腕を組み、発育のいい胸を逸らせた。
「うちはおとんとおかんに、無理やり参加決めさせられた口や! はっきり言うて宿題なんてしたないんや!」
「何を偉そうに……」
突っ込んでは見たものの、そこは思春期の勇樹くん。
視線は たっぷりと腕に乗った奈々美のバストに、無条件で吸い込まれてしまい。
「お、俺は小父さんと小母さんから頼まれてるんだから、くれぐれもちゃんとやれよ……?」
慌てて目を逸らしたものの、どもったり、偉そうな言葉とは裏腹に語尾が小さくなってしまうのは、致し方ないと言えよう。
勇樹の家庭の事情で、一つ屋根の下で暮らすようになった二人は、同い年だが兄妹のような間柄だった。
2週間ばかり先に生まれた勇樹の方が、完全に奈々美の尻に敷かれてしまってはいたが。
「ん? あれ、月守さんやない?」
奈々美が先を歩く、艶やかな黒髪の少女を指差した。
線が細い印象の彼女だが、大きなクーラーバッグを肩に掛け、重そうに歩いている。
元クラスメイトの、
月守 輝夜
だった。
「お、ホントだ。おーい、輝夜!」
勇樹が頭の上で手を振り回せば、輝夜は振り返って、木漏れ日のような微笑を見せた。
「おはよう、勇樹くんに、奈々美ちゃん」
「おはよーさん! 大荷物で、どこ行くん?」
「そふとくんの所です。ラジオ体操の時、まだ宿題終わってないって聞いて……大丈夫なのかなって」
薄っすら浮いた汗をハンカチで押さえながら、困ったように笑う少女は儚げで、守ってあげたくなる雰囲気だ。
「じゃあ、うちらと一緒やな」
奈々美がはにかむ。
「え、二人も宿題まだなんですか?」
「奈々美と一緒にしないでくれ、俺はとっくに済ませている。だが、困ってる人を助けるのは、俺の使……」
勇樹がみなまで言う前に、奈々美が輝夜の肩に食い込んでいたバッグを奪って、彼の胸に押し付けた。
「丁度いい荷物持ちがおったやん、あんたツイてたなぁ!」
「って、奈々美!」
「これでよし、と。さ、いこいこ!!」
輝夜を手招きすると、奈々美はずんずん歩き出す。
顎で使われ不満げだった勇樹も、申し訳無さそうな輝夜と目が合うと、すぐに口角を吊り上げた。
ヒーロー志向の彼は、弱きを助ける事がライフワークなのだ。
「あの、私持ちます……それ、かなり重いでしょう?」
「なんの、気にするな!
重いから男が持つのさ、いい鍛錬になるしな。でもホント重いな、何持って来たんだ?」
「皆で食べれるようにヨーグルトアイスと、キウイやモモのジャム。それと梨のコンポートですね」
「おお!? 勉強会、来て良かった」
素直に感動する勇樹に、輝夜は それらがハンドメイドだと教えてくれた。
「すげー、家庭的なんだな、輝夜は……」
そこでチラと奈々美を見てしまったのが、運の尽き。
向う脛を蹴られて、たたらを踏む羽目に陥ったのだった。
「いってぇ~っ!! 俺、まだ何も言ってないぞっ!」
「あれ、あっちにも重そーなもん抱えた女の子おるよ?」
奈々美の視線の先に居たのは、それはそれは可憐で愛らしい、スーパーウルトラアルティメット美少女。
「う……
加藤 戦乙女
」
嫌な予感がした。
さっきまでの輝夜と同じように大荷物を抱えた戦乙女だが、違いはスカートを翻して、足取りも軽く歩いている所だろうか。
「よお。戦乙女、何だその荷物?」
恐る恐る勇樹が問えば、戦乙女は光の速さで詰め寄って否定した。
「違うもん、
『乙女ちゃん』
だもん!!」
「分かった。じゃあ乙女、それ何だ?」
「これ?」
問われた戦乙女は、夢見がちな少女の素顔を覗かせた。
「わたし、これから畑くんの所へ宿題しに行くんだけど、何は無くとも鏡は必要でしょう?」
「「はい?」」
仰る意味が、ちょっと分かりません。
「だって無いと、わたしの可愛い顔が見られないもん(キッパリ」
「「……はあ」」
なんだか話が飲み込みづらいので、時間を少し遡ろう。
今日も今日とて、戦乙女は朝餉のテーブルに180度に展開した、鏡に映る自身の姿に、うっとりとため息をついていた。
朝陽に蕩けるようなハニーブロンドの髪、(彼女の本性を知らないで)見る者を魅了してやまない黒い瞳。
美人は3日で飽きるなんて言うが、そんなのは全くのデマであると、戦乙女は知っていた。
ちなみに『戦乙女』と書いて『ヴァ……
「『乙女ちゃん』!」
『戦乙女』と書いて『ヴァルキ……
「違うもん、わたしは可愛い『乙女ちゃん』だもん!!」
……本人が気にしているので、突っ込んではいけないっぽい。
閑話休題。
日英ハーフの金髪美少女・戦乙女は、日がな一日眺めていても、決して飽きる事のない自身の美貌を肴に、朝の優雅な一時を楽しんでいた。
鏡に向かって小首を傾げ、あざとい視線を投げかけていた、その時。
「ね~、戦乙女ちゃぁん。もーすぐ2学期も始まると思うんだけどぉ……宿題、終わってマスカー?」
ママの一言。戦乙女は目を背けたい方の現実に、引き戻された。
時すでに、8月終盤である。
戦乙女は嘘をつくのが、得意なほうではない。
残された時間が僅かなのにも関わらず、宿題にほとんど手がついてない事実を、彼女の引きつった表情が何より雄弁に物語っていた。
もっとも、そんな歪んだ顔ですら、神々しいまでに愛らしいのだけれど。
返答に窮す愛娘に、ママはふふ~んと勝ち誇った笑みを浮かべる。
「なんか今日~、畑くんの家でお勉強会するらしいんだよね~」
「マ、ママったら……そんな話を、どこで聞いたの?」
「畑くんのグランマよ~。さ、もう分かってるわよね? 行ってらっしゃーい♪」
こうして半ば強制的に、可愛い戦乙女の本日のスケジュールは決定されたのだった。
「そんなわけで、いつでも鑑賞出来る様に、鏡!
それから わたしの写真と、貼り付けるためのセロハンテープ! 後、ついでに宿題と文房具かな?」
「それ、ついでちゃうやろ!」
奈々美が関西仕込のツッコミを炸裂させたが、戦乙女は気にする気配すらない。
「宿題なんて、わたしの可愛さの前では些細な事だもん。でも色々入れちゃったから、カバン重いかなーって思ったけど、案外軽いねー」
鏡の重さで引き攣れて、裂けそうな鞄を軽々と揺する、戦乙女。
「凄い力ですね」
輝夜がうっかり口にすれば。
「え? 乙女ちゃん、か弱いんだから そんなことある筈ないでしょ?」
「ご、ごめんなさい……!」
口調は可愛らしいままだが、恐るべきプレッシャーが掛けられた。
「怪力……」
「ぶつよ?」
「サーセンっした……(目逸らし」
「し、強いられとる……」
ごくり。
まさに、『可愛いは正義』無双であった。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月01日
参加申し込みの期限
2014年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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