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\ オーバータイム!/
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宿題終わってない子、集まれー!
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●そう言えば勉強会でしたよね
「おーい、宿題やんだろ? そろそろ本腰入れようぜ?」
おやつタイムになりつつあったが、最年長の
新江 天懸
が切り出して、皆は目的を思い出した。
すっかり濡れネズミになった、
雲見 充
と
霧生 穂月
も、いそいそ戻ってきてバスタオルに包まる。
「宿題、忘れてた!」
「え、みつを宿題終わってないの!?」
ここって勉強会場ですし、という周囲の突っ込みは、華麗にスルー。
「どうせレポートかなんかでしょ!? 家でやって来いよ」
憧れの里桜と出かけるチャンスとばかりに、やってきた穂月は大げさに肩を竦めた。
「普通終わってるだろ、日課の勉強のほうがずっと量多いし。毎日、日記とかあったらもう詰みじゃんか」
「穂月、ちょっと黙っててよ」
直後。やんわりと
霧生 里桜
のお叱りを受けた穂月は、途端にうな垂れて、畳に「の」の字を書き始めた。
「充、里桜が見てあげる」
「ほんと!? ありがと~!」
腹黒な里桜だが、島に来て最初に出来た友人の充は、やっぱり大切。
「年号とか、名前がわかんないんだよ~」
「ううーん、日本史かぁ……地道に教科書や参考書開いて探すしかないかな?
取り合えず、空欄を埋めなきゃだねっ。里桜も手伝うから、一緒にがんばろ♪」
「うん!」
すっかり放置プレイになって、拗ねて壁に向かって転がっている穂月を余所に、二人は協力して問題を解き始めた。
その雰囲気に呑まれ、宿題が残っている面々は道具を広げると、それぞれ自分の戦いを始める。
そして教える側として、立候補した面々も奮起していた。
猫屋敷 姫
が用意したのは、シュークリームだった。
「目の前に餌をちらつかせれば、やる気が出るものです」
断言する彼女だったが、そのうちの一つを食べた そふとが咽せ返って、実はそれが山葵入りのロシアンシューだと明かして、皆を畏怖させた。
「あらあら、当たっちゃったです? ちゃんと瓶入りラムネ、用意してるですよ?」
態々手間のかかる飲み物を用意するなんて、優しいと心の中で自画自賛する猫姫だったが。
「小学生に当たったら、どーすんだよ? 泣くぞ?」
突っ込まれて、我に返った。
「確かに……でも安心するです、チビッコ達!
山葵入りは1個だけ、残りはご安心のノーマルシュー。尊い犠牲、ご苦労様でしたなのです!」
「お前なぁ……」
猫姫は気にした様子も無く、高笑いしている。
口をぽかんと開けて、そのやり取りを見ていた
赤銅 スフィア
だったが、気を取り直して絵日記のノートを広げた。その脇には、ポップなデザインが目を惹く、ママに買ってもらった外国製のペン。
毎日地道に描いた絵日記は、まだ主線だけで色をつけていなかった。
ペンを握り締めて、どんな風に塗ろうかと想像力を働かせていたら、一人で動きの止まっているスフィアに目を留めて、
三上 塁
がそそくさとやって来た。
人見知りの激しいスフィアが、硬直する。
「あ、お兄さん怖くないからね! いい人いい人……どっか分からないとこある?」
今度はスフィアが被った、つばの広い帽子から手元を覗き込んだ塁が、ピシリと固まった。
「……え、絵日記かぁ……ハハハ。動物?」
乾いた笑いが漏れる。塁は他の教科は優秀だったが、唯一、美術だけは不得意だった。
よりにもよって、その美術とは。
「あ、俺も絵日記が残っていたんだっけ」
下級生の宿題を見ていた、
樹弥・エヴァンズ
も思い出して、ポンと手を打つ。
「三上さん、だっけ? 俺にも絵の描き方、教えて貰えないかな?」
道具を広げて、樹弥も塁を見上げる。
(うっ……!! 子供の上目遣い! もう後戻りは出来ないぜ、三上塁!!)
うち震えながら、塁は覚悟を決めてペンを取った。
「勿論だとも! いいかい、俺が描くのを良く見ておくんだよっ!!」
「ああ、随分な気合の入れようだな? よろしく頼む」
思考がぐるぐる回っている塁に対し、樹弥は挑戦的な瞳はそのままに、ちょっと首を傾げた。
樹弥とスフィアに見守られつつ、塁は紙面にペン先をつけた。
「……えっ……!?」
ペンが描き出すのは、ガタガタの線。いびつな円には、にょきにょきと5本の棒が引かれた。
「これは?」
思わず前のめりになって、絵を凝視していた樹弥が、描いたような眉をしかめて問う。
「動物さんだ!」
信じられないものを目の当たりにし、内心動揺する子供達を前に、胸を張って答える塁。
樹弥は塁と、前衛芸術と呼ぶにも一寸苦しい絵を交互に見比べ、益々難しい顔をした。
「えーっと、ひょっとしてこの棒が、脚だったり?」
「脚じゃなくて、しっぽ。それだけ長いだろ」
ドヤ顔の塁に、樹弥が肩を落とした。
「あ、あれ? ダメ?」
「……いや、何か自信がついた。ありがとう、後は自力で何とかするよ」
「そ、そっか、そりゃ良かった……」
勝気な樹弥に哀れむような瞳を向けられて、自己嫌悪に膝を抱える塁であった。
「しかし夏休みだからって、そうそう書くような事があるわけでもないし。
こんなの何書けばいいんだかさ、分かんないじゃん。……いっそこのスイカの絵でも描こうかな」
内容が決まれば、あとは集中してやるのみ。
樹弥は妥協を許さない、写実的な絵を描こうとしているようだ。
スイカが白い紙の上で形を現し始めると、元々、絵を描くことが好きなスフィアは、ちらちらと樹弥の手元を気にし始めた。
「気になるかい、赤銅さん」
声を掛けられ、スフィアはまた縮こまった。
おや、と瞬きした樹弥だったが、すぐに紳士らしい余裕の笑顔を取り戻す。
「赤銅さんは、絵がうまいな。羨ましいよ」
そうしてすぐに、自分の作業に取り掛かる。
スフィアがペコリと頭を下げるのを、目の端に捕らえながら。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月01日
参加申し込みの期限
2014年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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