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宿題終わってない子、集まれー!
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●こちら勉強会会場
夏の日差しを反射する、白いワンピースと素足が眩しい。
中1の小柄な少女、
雲見 充
は軽い足捌きで、前を行く先輩達を追いかけた。
「そふとパイセン元気~?」
バタバタと両手を振れば、振り返った先輩も手を振り替えした。
「おー、いらっしゃい」
「今日はお邪魔しマース!」
「充も宿題まだ組?」
「うーん、他の宿題はこの前まとめて終わらせたけど、どーしてもヤツが終わらなかった!」
悔しさを滲ませる充。
「ヤツって?」
「歴史物苦手なんだよう、年号とか名前とか覚えられないよ! 数学だったらチョチョイのチョイなのに!」
床ドンの勢いの充を、中へ入るよう促して。
一同は勉強会会場に辿り着いたのだった。
「わぁ、結構大勢いるねぇ……机の大きさ足りるかな?」
のんびりと呟く
曖浜 瑠樹
は、3月に両親や猫と一緒に寝子島に越してきた、小学校3年生の男の子である。
甘くウェーブがかかって、ふわりと広がり気味の髪は後ろで結わえている。
勉強会会場となっている居間と客間を一続きにした室内を、にこにこと見渡す瑠樹は、仔犬のようなポワポワした外見を裏切らず、おっとりマイペースな子供だった。
瑠樹の隣に並んだのは彼と同じ学年で、同じくラジオ体操で勉強会に誘われて、楽しそうと顔を出した
椎名 あさひ
である。
色素の薄い榛色(はしばみいろ)の瞳を細めた あさひは、母方の曽祖父がドイツ人。首から提げている旧式の二眼レフカメラは、曽祖父からのプレゼントで、あさひのお気に入りだった。
「テーブルくっつけてくれるみたいだから、きっと平気だよ、りゅうきくん」
あさひの言う通り、畑家では ふすまを開け放った一続きの部屋に、大きな長方形のテーブルを三卓並べて、勉強会に備えていたので、全員が教科書やノートを広げる事が出来そうだった。
「う~ん、でも……」
瑠樹が、いそいそ勉強会の準備をしている、金髪のお姉さんを指差した。
「さてー。風で飛ばないように、可愛い可愛いわたしの写真を、セロハンテープで止めなきゃね♪」
なんということでしょう。
加藤 戦乙女
がテーブルを一卓、まるっと持参した鏡と写真を展開するのに、使っていた。
「…………」
お手本になるべき中学生の常識で図れない行動に、チビッコ達も戸惑って、あんぐりと口を開けるしかない。
「何やってんだよ、乙女!」
即座に
赤羽 勇樹
が突っ込むが、戦乙女には何の事か理解できない。
「難癖」をつけてくる勇樹に、きょとんと訝しげ。無論、そんな顔も可愛い。
「あ、オレは床でやっても良いよぉ?」
気を利かせて、瑠樹が畳に宿題を広げ始める。
「おれもおれもー!」
瑠樹に続いて手を上げたのは、番長風の制帽を斜めに被った、少年だ。
算数のドリルを広げる、小柄な体に元気を詰め込んだような彼の手元を見て、瑠樹は「あんたも3年なんだ」と嬉しそう。
「同い年? おれ
花月 勝治郎
、よろしくな! かっつんとか、じろーとか好きに呼んでくれていいぜ」
「オレは曖浜瑠樹だよぉ」
すっかり意気投合した二人だが、あさひは頭を抱えた。
「床だと りゅうきくん達の目とか、姿勢が悪くなっちゃうよ?」
「おい、何の騒ぎだ?」
中学3年生の
新江 天懸
は、180センチの大柄な体を折り曲げるようにして、畑家の敷居を跨いだ。
「わ……って、あれ、隣のクラスの新江か?」
突然、上から降ってきた声に驚いたのは、天懸と同学年の
三上 塁
だ。
三白眼に銀縁の眼鏡を掛けた、一見 堅物そうな塁だが、かっこいいと信じて紅く染めた髪に周囲が逃げ腰で、こっそり傷つくナイーブな面も持ち合わせていた。
一方、天懸は親戚を頼って寝子島で暮らすようになって以来、自称寝子島1のナンパ師として、安っぽく甘ったるい言葉を女子に囁くのが日課だった。
「お前、俺の事知ってんのか?」
などと天懸は聞くけれど、同年の少年より頭一つほど大きな体で、目立つ事をしているのだから、知らない方が寧ろ少数派なのかもしれない。
「同じ学校だろ? かっこいいよなー、憧れるな」
「あぁ? 何だ、お前……」
天懸は睨みを利かせるが、塁は一方的に喋り続ける。
「あー、俺ももっとマシな格好してくれば良かった。何だよ白のポロシャツって、おっさんか!」
出会えた嬉しさを全身に発散させる塁に、天懸も嘆息して話の方向を変えた。
「……で、何の騒ぎだよ、コレ?」
「ああ、見ろよ」
塁が顎で示す。
「げ、加藤戦乙女」
天懸は察して、仰け反った。
天懸も初めて見た時は、可愛い少女と信じて近づいた戦乙女は、ナンパ師の彼ですら辟易させてしまう、超ナルシストだった。
話が噛み合わなくて、結局、尻尾を巻いて逃げたのは言うまでもない。
「どーすんだよ?」
「さあ……」
皆が知りごみする中、強硬手段に出たのは、
鍋島 奈々美
である。
「わたしの鏡! どうして片付けちゃうの、信じられなーい」
「せやかて、このままやと皆が勉強できへんやん」
奈々美はテキパキと、貼られた写真とたくさんの鏡を、戦乙女の鞄に仕舞い直す。
不満げに頬を膨らませる戦乙女を、
月守 輝夜
が宥める。
「皆も乙女ちゃんのお顔を、見ながら勉強したいと思いますよ」
戦乙女は、ポンと手を打った。
「あ、そっか。物があったら、わたしの可愛い顔が見えづらいもんね。
気がつかなくて、ごめんねー! 今日だけは、わたし我慢してあげる♪」
「はい、ありがとうございます」
ほっと安堵する輝夜の肩をポンと叩いて、奈々美は「お疲れさん」と労った。
「りゅうきくんと、それに……」
「勝治郎だ、よろしくなっ!」
勝治郎に求められた握手に応えて、あさひも名乗る。
「二人とも、テーブルにおいでよ」
「ああ、これなら大勢座れるな!」
「オレはこのままでも良かったけどなぁ」
「え~」
瑠樹が暢気に言うのに、あさひが苦笑した。
「どうにかなったな、良かった」
「あ、そういやお前の名前聞いてなかったな。なんてぇんだ?」
塁に名前を覚えられていた天懸だが、1学期ろくに学校に行かなかったので、相手の事がとんと記憶に無かった。
「三上塁だ、よろしく」
「ちなみにお前も、宿題終わってないクチか?」
「いや、自分の宿題は問題ないから、手伝いに」
実は母に「勉強会やるらしいよ。あんた行って役に立って来たら?」と、言われたのが切欠。
懇切丁寧に教えてあげて、ちっちゃい子達に「優しいお兄ちゃん(はあと」なんて言われたいナーなんて、考えているのは抜群に秘密だ。
「新江は?」
「俺か、俺は……」
――ここから天懸の回想シーン――
「あー、あっちいな……いい加減夏終われよ、めんどくせー」
なんてボヤキながら、シャツの襟元をパタパタしながら通りがかったのは、一軒の農家。
開け放たれた縁側に、何故か小中学生が大勢集まっていて。
何かあるんだろうか? 好奇心を抑えられず外から覗き見してたら、そふとの祖母に目敏く見つけられて、連れ込まれたのである。
「さ、しっかり後輩たちの面倒見てやって!」
「あんだよ、うっせーな……馴れ馴れしくすんな、ババア!」
――ここまで天懸の回想シーン――
敬語も忘れて、おっかない顔で毒づく割には大人しく従っているあたり、天懸は案外お人好しなのかもしれない。
ともあれ。シルバー世代の人妻に首根っこ引っつかまれて やって来た不良少年は、チビッコ達に囲まれて勉強会に参加する事になったのである。
「そっか、ご苦労さんだな」
笑みを零す塁に、天懸は居心地悪そうに舌打ちした。
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担当ゲームマスター
メシータ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月01日
参加申し込みの期限
2014年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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