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寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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【背筋が冷えたり、ほっこりしたり】
ステージで首尾よく褌アピールをこなした、
後木 真央
と
北原 みゆき
。
「いっぱい動いて一仕事こなしたらお腹減ったのだ、今日はこのまま食べ歩きツアーに突入なのだ!」
「じゃあいっそ、限定メニュー、全制覇しちゃおうか?」
変わらぬ褌姿のまま、とある海の家の店先にて、二人は夏の限定メニューに舌鼓を打っておりました。
真央は、エビ、カニ、イカにホタテにハマグリに、その他海の幸がこれでもかとてんこ盛り、その名も寝子ヶ浜スペシャルラーメンをずぞぞぞぞっ、豪快にすすり込み。みゆきはそれを見守りつつ、こちらも豪華なマタタビロイヤルパフェを一口、ぱくり。冷たいアイスに生クリーム、イチゴにオレンジ、キウイにバナナ。各種フルーツをどっさりと乗せた、実にゴージャスな一品です。
浜辺の屋台や海の家では、行き交う多くの人々が、美味しい海の幸を堪能しています。二人もまた、せっかくの機会、これを存分に味わうつもりなのでした。
と、真央がふいに、
「……あれ? 真理ちゃんと偵子ちゃんさんなのだ、あっサンマさんもいるのだ何やってるのだ?」
「真央ちゃん、知り合い?」
視線の向こうに、サンマさん。そして何やら、スイカを小脇に抱えた女性の姿。
碓氷 真理
は、九夜山にひっそりと佇む廃神社を住処とする、霊媒師です。
……ええ、霊媒師ったら霊媒師です。その証拠に、彼女の後ろには、守護霊だって憑いています。
『真理ちゃん、早く♪ 早く♪』
「全く……急かさないでくださいよ、千佳姉」
千佳姉と真理が呼ぶ守護霊が、しきりに彼女にせがみます。
……んっ、見えませんか? 守護霊さん。そこにいらっしゃいますのに……なるほど、霊感の無い方には、見えないものなのかも知れませんね。
それはさておき。そんな山の上の霊媒師さんが、なぜにこのような、イモを洗うような混雑振りの浜辺へとやってきたのかと申しますと、
『スイカ割り♪ 早く、早く♪』
「スイカなら、神社で食べても良いだろうに……なぜわざわざ、海でスイカ割りをする必要が……」
『ダメよ、真理ちゃん。スイカ割りは古来から、夏のビーチでやらなきゃいけないっていうしきたりがあるんだから』
どんなしきたりですか。と、真理はため息をひとつ。
守護霊さん、無類のスイカ好きなのだそうなのです。幽霊の割りに元気いっぱい、はしゃぎがちな千佳姉さんにお願いされては、真理は断ることはできず、こうして山の上からやってきたというわけなのでした。
今割るから、と宥めつつ、スイカを砂浜にセットアップし、いざ!
といったところで。
「……? 何だ、貴様は?」
ぎらり、バット(!?)を振り上げた真理へ声をかけたのが、サンマさんでした。
「よう、お嬢ちゃん! いいねいいね、ビビッと来たぜ! お前さんもコンテストに出てくれよな! あいにくと拒否権は無いんで、ヨロシク!」
「むっ……貴方様は、もしや……付喪神様であらせられますか?」
真理は現れたサンマさんに、何やら独自の解釈を当てはめた様子。普段から神社へと篭もっていて、巷の諸々には疎いのでしょうか。
「ふむ、なるほど。私に神事へ出て欲しい、と……付喪神様がそう仰られるならば、参加するよりありませんね」
「? 何だか良く分からんが、頼んだぜお嬢ちゃん!」
『……あの、真理ちゃん? これ、ゆるキャラってやつじゃあ……勘違いしちゃってる?』
なんて、守護霊さんのほうが、いくらか常識派だったり。
ともあれそんなこんなで、真理はステージへと向かいました。
●エントリーNo.14
碓氷 真理
(&千佳姉withお友達の亡霊さんたち)
「続きましては、この方! ……あれ? うん? この方……たち? えっと……は、張り切ってどーぞっ!?」
壇上へ登場した真理の姿を見た観客の人々の、リアクションは様々。あちらこちらから、うわあ! ひいっ! なんて声が上がったかと思えば、それをきょとん、とした顔で見ている人も。
……見える人と見えない人って、おりますものね。
司会者ハルさんは、びっみょーに見える? 見えない? くらいのヒトのようで、
「え、えーと。ヘンね、何か後ろに見えるよーな……う、
碓氷 真理
さんは、手元の資料によれば、霊媒師。霊媒師!? あっああー納得!? しゅ、守護霊のお姉さんが、スイカ割りがしたいって言うので、今日は海に来たそうでーす!」
『はぁい♪』
ステージを行く真理の後ろで、千佳姉が愛想よく手をふりふりすれば、再び。いやーっ! なんて声が、会場に響きます。
悲鳴混じりの声を聞きながら、当の真理はと言いますと、そんなことを気にする様子も無く、威風堂々といった歩きっぷり。
『真理ちゃん、せっかくの水着コンテストなのに。もう少し、愛想よくしてあげたら?』
「ふん。生者共の視線など、路傍の石のようなもの。いちいち気にしていられますか」
千佳姉が、困った妹ねえ、と周りに憑いている亡霊たちに問えば、彼らもあー、とかうー、とかくぐもった声で同意しました。
……ご紹介が遅れましたが、ぼんやりと白く漂う亡霊さんたちは、真理曰く『お友達』だそうです。彼らがふよふよと身をくねらせるたびに、観客席の、いわゆる一つの見える人たちからは金切り声が上がったり、泡を吹いて倒れる人なんかが続出したそうな。
「ここで、何か技を見せればいいのか? では……せっかくなので」
ステージ中央にたどりついた真理は、脇に抱えていたスイカを、でんっ、と床の上へ置くと。
スイカから距離を離してから、取り出した目隠しで両目を覆い、す、とバットを大上段に構えました。
『真理ちゃーん、こっちよー、こっちこっち!』
千佳姉さんが声を出せば、お友達の亡霊さんたちも、あーっ、うーっ。彼らの誘導に従って、真理はゆらゆらと揺れながら、けれどしっかりとした足取りで、スイカを目指します。
「あ、あの、碓氷さん? スイカ割りがパフォーマンス、なのは分かったけど……い、一体誰の声を頼りに……?」
すっかり訝しんでいるハルさんをよそに、真理はあっちへゆらり、こっちへゆらゆら。
『そこそこ、そこよー真理ちゃん!』
亡霊さんも、うーっ。
「……はッ!」
ぱっかーん!
「ふぅ。割れたぞ」
振り下ろしたバットで、見事、スイカをばっくりと割ることに成功……したのは良いものの。何となく場内の人々には、釈然としないものが残ったということです。
聞こえる人と、聞こえない人がおりますものね。
さてさて、そんな真理&千佳姉withお友達の、『アツい主張』でありましたが。
ちょっぴり静かになった会場へ、真理の声が響き渡りました。
「……生者共。亡くなった者への、鎮魂の祈り。そしてご先祖様、神様、仏様への信心を、決して忘れるなよ。彼らは私たちを、いつでも見守ってくれているのだから」
お寺や神社へでも行けば、良く聞くフレーズではありました、けれど。
その言葉を発するのが、他ならぬ真理であったこと。彼女のろっこんによってにわかに実体化した、千佳姉や亡霊たちの姿。そこには、とっても説得力があったのも確かです。
見える人、見えない人は様々でありましたが……思わず手を合わせて拝んでしまう人、ありがたがる人なども、中には現れまして。水着コンテスト会場は一時、何やら荘厳な雰囲気に包まれたとかなんとか。
最後に真理は、壇上で割ったスイカを付喪神様たるサンマさんへと献上し、守護霊と亡霊たちを引き連れて、堂々たる足取りでステージを降りました。
「……む? 貴様は、いつぞやの……」
降壇した真理へ、次の参加者、
小山内 海
がぺこり。手に携えたスケッチブックを掲げ、そこへ書き付けられた文字を見せました。
『おつかれさま』
海は、声を持っていません。筆談でのコミュニケーションのため、いつも持ち歩いているスケッチブックが、彼女の言葉を代弁してくれるのです。
海は以前に、真理の寝泊りしている神社を訪れたことがあり、一応の顔見知りなのでした……お互い、名前も知らなかったりするのですけれど。
「ふむ。神事の担い手は大役だが、頑張るといい」
真理は、やっとスイカが食えるな、と一言もらしてから、しゃくしゃく。手に持ったスイカをひとかじり、どこか幸せそうな微笑みを浮かべると、そのまますたすたと歩き去っていきました。
すれ違いざま、海にはどこからか……あなたも、頑張ってね! うーっ。そんな声が、聞こえたような気がしましたが……。
気のせいかな、と思い直し。自分の名前を呼ばれると、慌ててぱたぱた、ステージ上へと飛び出していきました。
●エントリーNo.15
小山内 海
「何だか、化かされたような気がしつつ……不思議なことが起こる日だわね。まあいっか、さあさあ続いてはこの方の登場、どうぞどうぞーっ!」
とてとてとて。スケッチブックを手に、海は壇上を歩きます。
「
小山内 海
さん! 白のフリルの上下に、リボンが愛らしいっ。何て言うのかしら、こー、小動物的? なんてあははー、ちっちゃくて可愛いなー、So pretty! それにそれに、ぱっちりお目目がすごく印象的よねー、青空に映えてとっても綺麗なんだなーこれがっ」
(……う。みんなから注目されると、やっぱり恥ずかしい……)
ともすれば縮みこんでしまいそうな身体ですが、海は頑張って胸を張ります。この夏に新調したおニューの水着、隠しちゃったら、もったいないですものね!
実行委員に声をかけられた時は、ナンパ? なんて、ちょっぴり警戒もした海でしたけれど。せっかくのコンテスト、指名されてしまったからには、ちゃんと頑張ってみよう! なんて、なかなかに律儀なのでした。
何とか背筋を伸ばしたまま、中央へとたどり着くと、パフォーマンスタイム。
なのですが、海は少々、思案顔。
(パフォーマンス……何、しよう? こういうところで見せられるような特技とか、何もないし……)
寝子島高校芸術科所属、絵を描くのが得意……とはいえ、壇上でいかんなくその才を発揮するには、少々、時間も準備も足りません。
(ん……とりあえず)
しばし考えた後に、海は抱えたスケッチブックをぱらりとめくると、そこへ、サインペンですらすらと何かを書き入れました。
ついっと背伸びをしながら、観客席へと向けて掲げたページには、
『ねこじまこうこう1-6 がっきゅういいん
小山内 海
』
迷った末に、筆談で自己紹介をすることにしたようです。
スピードを重視し、漢字は最低限、画数の少ないものに限定しつつ。彼女の速筆は、かなりのものだったりします。
『げいじゅつ科 絵をかくのが、好き』
海にとってはいつものこと、手馴れた表現手法なのですが、観客たちは、ちょっと新鮮なパフォーマンスと思ったのかもしれません。じっと海へと注目し、暖かい眼差しを彼女へ注いでいます。
『みずぎは、はずかしいけど、がんばる よろしくおねがいします』
さらさらさらり。最後まで書いて見せると、ぱちぱちぱちと大きな拍手が上がりました。
司会者さんも言ったように、どこか小動物的な魅力のある小柄な海を、何だかみんな、応援しよう! という気になってしまうのかもしれません。
最後に、『アツい主張』を。
海は叫ぶことができないので、頼りになるのはもっぱら、スケッチブックとサインペンです。
(主張……今年の目標、みたいなものかな? それじゃ……やっぱり)
さらさら、さらり。ページをめいっぱいに使って、大きく、力強く。
ちょっぴり赤面して、恥ずかしげながら、海の見せたページには……こう、書かれておりました。
『恋愛!』
そう、想いを伝えたい人が、海にはいるのです。
まだ、それは相手には届かないけれど。
いつかは、きっと……そんな海の気持ちが、その文字には込められているのです。
(……もしかして、どこかで、見てるのかな。見てくれてるのかな……)
浜辺のどこかで、彼が自分を応援してくれているかも知れない。そんな風に考えると……やっぱり、ちょっと恥ずかしい。
それでも、何かをやり遂げた充実感。
海は満ち足りた気持ちを胸に、ステージを後にするのでした。
「いやはやこれまた、対照的なお二人でしたねー。サンマさーん、リッカルド町長ー、いかがでしたー?」
「(しゃくしゃくしゃく)ああ、イケるぜこのスイカ! え、違う? 俺が直々にビーチでピックアップしてきただけあって、
碓氷 真理
ちゃん、良かっただろ! なんつーか、ビビッと来るもんがあったんだよな。こう、背筋にぞくぞくと走る寒気ってのかな。こりゃ大物だぜ! って思ったんだよ、うん(しゃくしゃくしゃく)」
「実に愛らしかったですね、
小山内 海
さん。そっと包み込んであげたくなるような、護ってあげたい! と思わせるような、そんな魅力をお持ちでした。そしてあの、速筆のパフォーマンス! 目を見張るものがありました。そうそう、小山内さんは絵がお得意ということですが、絵と言えば、私も思い出すことがあります。とあるアトリエで、私は画家を志す少女の描いた絵に目を奪われ、そこから一夏のロマンスが……」
「はーいありがとうございましたーじゃあ次いってみましょーか次っ! まだまだ先は長いのよん、ガンガントバしていくから、皆しっかり付いてきてよねーっ!」
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
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