this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
41
つぎへ >>
【おとこのこ? おんなのこ?】
(わぁ……皆、凄いなぁ)
自慢の水着を、あるいはプロポーションを、観客たちへ惜しげもなく見せ付けたり。歌にダンス、様々なパフォーマンスで、人々を魅了したり。
そんな出場者たちの、いわば勇姿を。
御崎 瀬良
は、圧倒されながら眺めています。
ノリノリで登壇し、堂々と真正面から事に臨む人もいれば、中には恥ずかしがるあまり、顔をうつむけてしまっている人もおりましたが……それでもほとんどの出場者たちは、壇上でちゃあんとアピールをこなし、そして降りていくのです。
彼らを見つめながら、瀬良はと言いますと、
(……僕には、ちょっと。難しいな)
そういうのは、少々苦手だったりします。壇上の彼らへと向けた惜しみない拍手は、彼女の素直な賞賛と、尊敬の念の表れでした。
もし自分が、あそこへ登ることになったとしたら。眼前の大観衆へ向けて、何かアピールしなければならなくなったとしたら。瀬良にとって、それはとてつもない困難のように思え……。
なんて、考えていましたら。
「……はい? え、僕がコンテストに……!?」
見物中の瀬良へと声をかけたのは、まさに、コンテストの実行委員。なんと瀬良に、あそこへ登ってくれというのです。
今しがた、そんなことは無理だと思っていたところの、あのステージへ!
「い、いや、ちょっとそれは、遠慮したいかな……悪いけど」
もちろん瀬良に応じるつもりは無く、さっくりと断り、再び見物に戻る……そんな流れになるはずだったのですが。
彼女、浜辺の入り口に設置されていた看板、水着コンテスト開催中の旨を確認した折に、大切な部分を読み落としていたのでした。
「って、強制参加!? 拒否権とか……無いの!? そ、そんな……うぅ」
●エントリーNo.18
御崎 瀬良
「指名されたら強制連行、一見非情なこのルール、でも考えてみて! こんなことって、きっと一生で一度きり! せっかくだもの、楽しまなきゃソンソンっ、さーあなたもハジけちゃって! 次の方、どうぞっ!」
何だか見透かすような司会者さんの言葉ですが。事ここに至ってはもはや、足を踏み出さないわけにも行きません。ともかく、後には退けない瀬良は、意を決してステージへ!
(うん。よし……落ち着いて行けば、きっと大丈夫……!)
思い切って、瀬良はステージを歩きます。水着が見えるように、頑張って胸を張りながら。
「エントリーナンバー18番は、
御崎 瀬良
くん! あら? ごめんごめーん、御崎さんよね!」
(うぐっ……)
あっけらかんと言うハルさん。
確かに、男の子に間違えられてしまうなんていうことは、瀬良にはいつものことなのですが……そのたび、ちょっぴり悔しい思いをしていたりもするのです。
とはいえ、
「ボーイッシュっていうのかなー、中性的なところが魅力よねっ。でも水着は花柄にフリルのついたセパレートで、可愛らしく! それをそっと包み込むパーカーを合わせたコーディネートもナイス、似合ってるわよー瀬良ちゃんっ!」
そんな風に褒められては、誰だって悪い気はしないもの。瀬良の足取りは次第に軽くなり、あっという間に中央へ到達すると、水着を見せ付けるように、くるんっ! 一回り。
続いては、パフォーマンスタイム。
「えっと……僕は、
御崎 瀬良
です。こう見えて、僕は……」
とりあえず自己紹介でもしておこうかな、と、口を開いた瀬良でしたが。そこへ、観客の中から、はっきりとこんな声が聞こえてくるのです。
あれ、女なんだよな……? 男かと思った。水着着てなきゃ、分かんなかったかも……。
「……っ、ちょっと、そこの人っ!」
思わず、声を荒げます。失礼なことを言う人がいるものです。
そりゃ、確かに僕は、男の子っぽいかもしれないけど……でも!
僕は、女の子!
「私のこと、男だと思ったでしょ! ちゃんと聞こえてるんだからね、私はれっきとした、女の……こ?」
はっ、と気づけば。人々は、打って変わって惚けたような視線を、瀬良へと熱く注いでおりました。
「あ、あららら? うっそー!? これはびっくり、瀬良ちゃん、超カワイー美少女に大・変・身ッ!! 会場の皆の視線はもう、釘付けよー!」
(や、やっちゃった……!)
と思っても、後の祭り。瀬良の緑色のショートカットは、きらきらきらめく金色のセミロングに! 胸もぽよんっと少しばかり膨らんで、言葉遣いまで女の子のそれへと変わり……発動した瀬良のろっこんは、図らずも、観客たちをこれでもかと魅了してしまったようです。
男性たちには嬉しい、瀬良にとってはあわわわわ、なハプニングでしたが。
とにかく、見目麗しい美少女へと姿を変えた瀬良のパフォーマンスは、結果的に大成功。そのまま、最後の『アツい主張』を叫んで終了という運びになりました。
「え、え~っとぉ、そのぉ……」
なんて、もじもじと仕草までばっちり女の子な瀬良は、せっかくなので、かねてから伝えたかったことを言うことにしました。
「わ、私の主張は……夏だからって、すぐに怪談話をするのは、ヤメてよねっ! です! 嫌いな女の子だって、いっぱいいるんだからねっ?」
瀬良は、幽霊に妖怪に、怖いものは苦手。時期的に、そんなものの話がそこかしこで囁かれる夏が、実のところ、あまり好きではなかったりするのでした。
ありがとうございましたっ! ぺこり、頭を下げてステージを降りる瀬良。
彼女の胸に、この一夏の思い出は、どんな風に刻まれたのでしょうか?
控え室にて出番を待つ、
音海 なぎさ
。なぎさもまた、コンテストへの出場を要請されるにあたって、積極的に参加を表明することはありませんでした。
「……いいのかなぁ、本当にこれで……」
ぽつりとつぶやいて、ぺたん、胸元に手を当てます。
なぎさが身に着けているのは、女子用の学生水着。お好きな方には垂涎モノな、いわゆるひとつの、スク水です。
なぎさには、彼には、間違えて持ってきてしまったそれを着るつもりも、ましてやそのままコンテストに出るなんていうつもりも、無かったのです。
でも、やっぱりと言いましょうか。なぎさが指名されないわけが無かったのです。
だって、これでもかってくらい、似合ってるんですもの、スク水が。可愛らしいんですもの!
なお、彼がそんな水着に着替えるに当たっては、問題が一つありました。それは、更衣室。
当たり前のように女子更衣室に案内されてしまったなぎさですが、確かに、きっとその中へ混ざってしまっても、恐らく騒ぎになったりすることもなく、フツーに着替えを済ませることはできたのでしょう……けれどやっぱり、それは問題なわけでありまして。
結局彼は、ちょうど人が少なくなった男子更衣室の隅っこにて、タオルで胸元を隠しながらすすすっと着替えを済ませたのでした。え、なぜ女の子が!? という、居合わせた男性出場者のちょっと戸惑い顔も、涼しげな顔でさらりと流しつつ。
と……一つ前の出場者が、顔を赤らめながらステージを降りてきます。
「あぁ、あそこでろっこんが発動しちゃうなんて……恥ずかしかったぁ……」
いつもの綺麗な緑髪に戻った瀬良は、なぎさとすれ違いがてらに、
(あ、次の参加者かな。……可愛い女の子だなぁ)
なんて、心の中で思いつつ。一声、
「あ、えっと。頑張ってね」
「うん、ありがとう。いってくるよ」
なぎさもまた、立ち去っていく瀬良を見送りながら、思ったということです。
(ボクと同じようなことをしてる人が、いるものなんだなぁ)
瀬良は、れっきとした女の子だったりするのですけれど……何だか、親近感。
●エントリーNo.19
音海 なぎさ
「さあさあ、これを待っていた! なんてえお人も、この中にはいらっしゃるんじゃないかしら?
音海 なぎさ
ちゃんの登場でーす、どうぞっ!」
どわあああ! と沸き上がる会場、ステージへ上がったなぎさへ、特に一部からの熱狂的な声援が届きます。
(今回は、『ナギちゃん』には頼れないもんね。『なぎさ』のまま、演技力で何とかしないと!)
スカートをひらり翻し、スイッチ一つ。『ナギ・サイレントオーシャン』へと華麗にチェンジ! とは、今日はいかないのです。何せ、スカートルックではありませんし。
「お待ちかね、スク水美少女の登場ですよー! この完璧なプロポーション、スレンダーなボディ! 控えめなお胸は、むしろそれがイイっ! ワンポイントのおっきな伊達眼鏡でメガネっこ属性までプラス、いやーニクイ演出だわっ。可愛い浮き輪くんがまた、あどけないロリータフェイスを引き立ててるのよねー!」
美少女! なんて、そこをあえて否定することもなく。なぎさの流れるようなウォーキングは、あくまで自然体、バッチリ様になっておりました。
『演技』をすること、身に纏った服装に合わせて、それらしく振舞うこと。なぎさにとってはそれが普通のことで、慣れたものなのです。
だから、続いてのパフォーマンスタイムになぎさが選んだ、ダンスだって。
流れ出すメロディ、自然と身体が紡ぎ出す振り付け。何だかんだで、きっちり踊れてしまうのでした。
特になぎさは関節が柔らかく、ところどころでキメるポーズだって、本当の女の子さながら、違和感もありません。
優雅に、素敵に!
(この場所で、この格好で、ボクは……みんなが今見ているボクを、演じ切るだけ!)
なぎさはなぎさでありながら、けれど、意識せずとも自然に『らしさ』を演出してしまう。
美少女と称されたなら、その雰囲気を醸し出してしまう。
見ている人に疑念を抱かせる間もなく、そうだと信じ込ませてしまうのは、きっとなぎさの才能の一つなのでしょう。
そして最後の『アツい主張』も、可愛らしく!
「皆ーっ。今日も暑いね! こんな日は注意してね、熱中症になったら大変だよ! 水分はちゃーんと、しっかり取って。私との約束っ!」
約束するーっ! 綺麗に声を揃えての観客たちからのお返事に、満足げにうなずいて。
なぎさは、ステージを降りました。
「はーいっ、
音海 なぎさ
ちゃんでした、ありがとうございましたー! いやいや、良いものですねースク水って……? んん? あれ?」
と、司会者さん、何気なく手元の資料に目を落として……硬直。
「え、えっと、あれ……これ、ミスプリ? えっいや、ここに、おと……あっあー、何でもない! 何でもないのよーお姉さんの勘違い! あっはっはー!」
気を使ってくれたのでしょうか、それとも単純に、信じられなかったからでしょうか。
ハルさん、資料に記された『♂』の記号には、気づかないフリを決め込むことにしたようです。
降壇したなぎさは、ちょっぴり、後悔。
「……衣装に合った演技をするのは、当然だけど……」
女子用スクール水着を着込みつつ、女の子『ナギちゃん』としてではなく、本来の『なぎさ』として演技することに……終わってみれば、何だか妙な感覚。
とはいえ。
「まぁ、いっか!」
せっかく来たのだから、帰りはたっぷり、夏の海を楽しんでいこう!
気持ちを切り替えると、そんな風に心へ決めたなぎさでした。
「いやぁ……神秘。神秘だわ、これって……男の子、女の子。なかなかにフクザツなものよね、うん。まぁそれはそれーっといたしましてー。リッカルド町長と白沢先生にお話、聞いてみましょ!」
「
音海 なぎさ
さんの、学生さんらしい、健全なる美! 一部の男性の方々が、異様な盛り上がりを見せていたのが気になりますが……ダンスの本格的な振り付けも、素晴らしかったですよ。スクールライフと言えば、私がまだ学生の頃、今日のような暑い日にプールへ涼みに出かけた折、私は水辺で戯れる天真爛漫な少女の笑顔に心を奪われ……」
「
御崎 瀬良
さん。もっと自信を持ってもいいのよ? あなたはとっても可愛らしいわ! あっという間に変身してしまうあのパフォーマンスもすごかったわね、一体どうやっていたのかしらね? 後でこっそり教えてもらえないかしら? 私も変身してみたいわねぇ、うふふっ」
「女の子は変わるもの、男の子も……そう、時には変わるんです、変わっちゃうんです! 何かの指針を見失ったような気がしつつ、お姉さんは前を向いて歩みます!」
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
41
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!