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シーサイドタウン駅の駅ビル『miao』は週末いつも大盛況。
八十八旗 信彦
と
瑠璃条 ベガ
もその賑わいの内側――「KIDDY,THE MOON LUCENT LIGHT」へ来ていた。
「俺としたことが、こんな初歩的なミスを犯すなんて。
そうだよね、ベガちはまだまだ成長期のレディ。こういうことも想定しておくべきだった!
ベガち! 待っててね、今、選んであげるから!」
「……ひこにゃん」
「ブラは総入れ替えの必要があるからね! 遠慮なんてしたら駄目だよ、ベガち!」
「うん、わかった! ひこにゃんも妥協しないでね!」
レース、レース、リボン、スケスケ、レース、しましま、レース、レース。
信彦は瞬時に判断して、どんどんかごの中に下着を入れていく。
ベガはそんな信彦になされるがままだった。
それは羞恥で動けないわけでも、唖然としているわけでもない。
元々コスプレを嗜んでいるベガは、『可愛い衣装を選ぶ』『選んでもらう』ということに抵抗がそれほどないのだ。
だからか、時折、混じる『スケスケ』や『しましま』、それからレース(布面積が小さい)ものも、そういうデザインとしてごくごく自然に受け入れていた。
「普段でも使いやすいものがいいよね。じゃあ――」
信彦が次に手に取ったのは、可愛らしいは可愛らしいがシンプルな……もっと言えば地味なデザインのもの。
なにかまわりに配慮しなければならない時のためと信彦はこの下着を手に取ったのだが、そこに見える遠慮めいた感情を、ベガは見逃さなかった。
「ひこにゃん、それはイヤ!」
ベガは信彦の手を取り、明確に拒絶の意を伝える。
「ベガち、でも一応一つくらいはこういうのも持っておいた方がいいと思うんだけど……」
信彦は困ったような顔をして、やんわりとベガを宥めようとするがそんなものに屈しない。
「それはそうかもしれないけど、でもそんな中途半端なもの渡さないで!」
「ベガち……」
「勧めるならしっかりしたのにして! 怒らないから!!」
「ベガち……!」
信彦は目を輝かせる。それはベガの熱意に感動したのか、はたまた『怒らない』という免罪符を得たからなのか。
ベガには彼の真意はわからないが、それでよかった。
下着選びを、妥協しないのならば。
「わかったよ、ベガち!」
そうして信彦は、縫い目もなくワイヤーも使っていない完全に機能性に特化したブラジャーや、身体のラインを美しく見せるブラジャー、それから服に下着ラインが絶対に見えないブラジャーを手に取った。
どれもお洒落とは言いがたいデザインだったが、ファッションを楽しむ女性の強い味方となるものだ。
「こんな感じでどうかな?」
「……後で試着してみるね! っと、その前に……」
そうしてベガが言葉を濁すと、信彦はすぐに察したようだった。
「じゃあ俺はもう少し見繕っておくね」
「お願いしまーす!」
すでにかごは山盛りだがとりあえずは信彦に任せておく。そしてベガはお手洗いへ向かった。
ベガがお花を摘みに行ったところで、信彦は変わらず下着の吟味をしていた。
「……ベガちは、肌が白いから」
黒と白のストライプ生地に真っ白甘めのレースの切り替えがあるもの、上品な総レースのうっすら透けているもの、ストラップがパールになっているファッション性の高いもの、正面はシンプルでバックリボンがついたもの……。
あっという間に山は二つになってしまった。
「……とりあえずこんなもんかな?」
そうして信彦が一息ついた時だった。
近くで乙女の悲鳴が上がったのは。
「いや~ん!」
彼女とのデート中とはいえ、乙女の悲鳴を聞かなかったフリはできない。
信彦は慌てて声が聞こえる方へと向かった。
そこに居たのは、くるんとカールの効いた金髪で、背が高いオトメだった。
「やっぱり女は黒でしょ? でも、こんなに可愛いパンティがいっぱい……悩むわ~ん」
どうやら困っているといっても、可愛いものが多くて困っているらしい。
さて、とすればどうするか。
悩んだ結果。
(……悩むのもレディのの楽しみの一つ、ここはそっとしておくことにしよう)
ということで信彦は踵を返す。
「ってちょっと待って頂戴」
が、返し切る前に彼女に声を掛けられた。
「あらぁん、そこのお兄さん。アタシ、今とっても悩んでるのぉ、相談に乗ってくれないかしらん?」
彼女はクネクネと身体をねじらせ、信彦に自慢の肉体押し付けてくる。
「……喜んで、レディ」
信彦は予想外の出来事に一瞬たじろぐが、すぐに快諾する。
「ウホッ、ありがと!
アタシのことは、ミミでもチェリーで好きに呼んでくれて構わないわん」
ミミ(仮)をガンガン飛ばしてくるハートマークを受け止めて、
「じゃあミミちゃんと呼ばせてもらおうかな。俺のことはひこにゃんとでも呼んでくれると嬉しいかな」
信彦はさっそく下着選びを手伝うのだった。
(THE・イケメンってわけじゃないけど、若いし、紳士だし、アリね)
ミミこと
ミッシェル・ナイスゲイ
は信彦を見下ろして冷静に判断を下す。
「で、ミミちゃんはどんなデザインが好みなのかな?」
信彦は品定めされていることなど露とも知らず、ミッシェルの下着選びを手伝う気になっていた。
「ここにあるようなのは全部好きよぉ~ん。フリルのキュートも、ちょっとアダルトなのも、あらん? このパンティ、変な所に穴が開いているわん。これって、穿いたまましちゃうアレよね? いやーん」
ミッシェルは、変なところに開いている穴を太い指で開いてみせた。
自分でそうしておきながら、やだ、こんなの照れちゃうわ、と更に信彦に身体をすり寄せる。
対し信彦はさすが若い男の子。
ミッシェルみたいな美女に擦り寄られて、嬉し恥ずかし完全に固まっている。
「どうしたのん?」
信彦の耳元で、舌を差し込みつつミッシェルは囁いた。
「いや、大丈夫だよッ!」
慌てて信彦がミッシェルから距離を取るが、ミッシェルはそんな初々しい反応も可愛らしく思えてくる。
「ミミちゃんには、生地がしっかりしていてレースがたっぷりとついた――こういうのなんてどうかな?」
距離を取った信彦はやや早口でまくし立てる。
(ウホッ! もしかして、これをアタシに着てほしいってことかしらん?)
信彦の態度をミッシェルはそう解釈した。
(ああーん、早くアタシにプレゼントして欲しいわん! パンティもイケメンもお持ち帰りよん♪)
そうして勝利を確信していると。
「……ひこにゃん、お待たせ?」
小さくて、目がくりくりしてて、枝きれみたい細い脚をした女がやってくる。
「ベガち!」
「ひこにゃん、その人だぁれ?」
「実は、その困ってたレディの手助けをしていたんだよ」
「そうなの? あたしも何かお手伝いできそう?」
「いや、もう解決したよ! さぁベガちそろそろ試着に行こうか!」
「そう?」
「じゃあミミちゃん、またねッ!」
そうして信彦は挨拶もそこそこに、ベガの手を取り試着室に向かう。
ベガはイヤミのないにっこり笑顔で、ミッシェルに挨拶をしてからその場を去っていった。
「ッチ、女持ちだったなんてね……」
腕を組む二人の背中を見送ってミッシェルは、舌打ちをする。
「だったら、さっさとお持ち帰りすればよかったわん」
次の得物ならぬ、素敵な殿方を求めて、ミッシェルはまだまだKIDDY,THE MOON LUCENT LIGHTに居座った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月20日
参加申し込みの期限
2014年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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