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【猫たちの語らい】
『それでは、お代に貴方の声を頂きます』
突然の宣告。
それと同時に
綾辻 綾花
は声をなくした。
それがどういう事かを聞く間もなかった。
しかし、それで気になっている声が聞けるのならばと、綾花は覚悟を決めて霧の立ち込める正面を見つめた。
綾花には聞きたい声があった。
──始まりは、恐らく散歩ルート上にあったのであろう綾花の部屋に迷い込んだ、1匹の猫だった。
それを一時だけ世話をしている内に、段々と、少しずつ綾花の部屋に遊びに来る猫の数が増え始めて来たのである。
それに伴い、少しずつ綾花の部屋も猫が来たときに居心地が良いように、猫用に改良されていった。
猫用の土鍋や籠、段ボール等が遊び場に設置され、綾花本人がいる時は、大きく窓を開け放った。
もちろん猫用の煮干と鰹節、猫用カリカリも用意。
時々、贅沢に蒲鉾も。
冷たい水も、いる時にはきちんと用意して。
そこまでして、少しでも居心地の良い場所になれているのだろうかと、ふと思う事があった。
いつも来てくれているけれども押し付けなのではないか、どんな事を思っているのか聞きたいとずっと気になっていたのだ。
霧の向こう。
姿こそ見えないが、遠くからじゃれつく子供達のような声が聞こえてくる。
「撫でられるの好き」
幸せそうな甘い声が聞こえてくる。
「ここは落ち着くね」
まったりと、のんびりとした声が聞こえてくる。
「もっと遊んでほしいー」
今度はやんちゃな子が駄々をこねるような声が届く。
綾花にはその声だけで、いつも遊びに来るどの猫が喋っているのか分かるような気がした。
猫達が何となくばらばらに、しかし今までその声が聞こえていた猫達が一斉に答えた。
「……大好き」
その声はとても至福そうだった。
霧に隠れて見えないけれども、綾花にはそれが自分のところに来ている猫達だと思った。
心から、安心して。そして、とても嬉しく思う。
「………………」
──安堵のため息と同時に夢から醒めた。
開け放っていた窓から、既に朝御飯を食べに猫達が集まっていた。
「……私も好きです。いつも来てくれてありがとう」
朝御飯を食べ終わった猫を抱き上げふかふかのその毛並みを撫でながら戻った声で綾花はそう呟いた。
綾花が夢の中から消える最中、その場に残った夢の兎はにんじんを一口齧った。
「……すっぱい。
失敗しちゃった」
兎はそれだけの感想を残して、その場から更なる霧の中へと消えていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月07日
参加申し込みの期限
2014年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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