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「すげぇ人出……引くわー……」
「まぁまぁ。人が集まるってことはいいものがあるってことですよ、きっと!」
ポケットに両手を突っ込んだまま
ジニー・劉
が呆れたようにこぼせば、
鹿嶋 洋美
がなだめるように笑ってジニーの袖をくいと引く。確かに誰もがドン引きするほどの人出なのだが、洋美が楽しげにしているものだからジニーも口とは裏腹に洋美がはぐれないように傍を離れない。
「あ、劉さん……その」
「あ? おう。離すなよ」
ぼんやりして迷子になってしまいそうな自覚があるのか、洋美が照れくさそうにジニーの袖を離し、手の甲でそっとジニーの手首に触れる。察したジニーがポケットから手を出し、ぶっきらぼうに、だがまあまあ優しく洋美の手を握ってすたすたと足を速める様に、洋美は眉を下げて嬉しげに笑った。
「えへへ」
「ぼんやりしてんなよ、ちゃっちゃと買うぞ」
「はーい。劉さんもお買い物するんですよね?」
「あー、俺のは後ででいい」
うまく人の波をすり抜けながら、ふたりはレディースのショップが集まるフロアに足を進める。マネキンが着ている可愛らしいワンピースやスカートを眺めながら、ジニーはふと浮かんだ疑問を洋美に向けた。
「そういや、お前って女っぽい格好とかしねーの?」
「えっと、これでも結構可愛いめにしてるつもりなんですけど……ダメですか?」
「や、ダメじゃねーけど……スカート、とか……見たことねーなって」
「あー……」
今日の洋美はデニムの膝丈サブリナパンツにターコイズを飾ったコルクヒールのグラディエーター風サンダル、オフホワイトのチュニックシャツという出で立ち。シャツの上からゆるくつけた赤いリボンベルトがアクセントになっていて確かにすっきりとした女性らしい雰囲気だが、ジニーはもうちょっと違う方向での可愛らしさをご所望らしい。
「スカートはそのー、前は普通に着てたんですけど、ほら! あの、ろっこん? みたいなのが身についちゃってからは……ちょっと……」
身体が浮いてしまう洋美のろっこんは半ば本人の意志にかかわらず発動してしまうやっかいなもので、確かにスカートそして女心との相性はよくない。が、彼氏のリクエストなら応えてみたいのもまた女心というやつで。
「……スカートとか、見たいです?」
「べ、別に見てえわけじゃ」
そう言いつつ、ジニーの目はとあるワンピースに釘付けだ。洋美が視線の先を追ってみれば、マネキンが袖のないキャミソールタイプのワンピースを着ている。
「あれですか?」
「…………おう」
マネキンのそばにあるハンガーから一枚手に取り、洋美は鏡の前で身体に当ててみる。涼しげな淡いミントブルーの生地に白、橙、濃桃色の小花柄がプリントされた膝丈のワンピースは可愛らしさの中にもしゃっきりとした印象があり、胸下で切り替えてカシュクールタイプになった背の高い洋美の手足をより長く見せてくれるに違いない。いつもシンプルなものを選びがちな洋美がこういうものをあまり自分から手に取らないのを、ジニーは知っているのかいないのか。鏡に映った自分を新鮮な気持ちで眺め、洋美はくるりときびすを返しレジに向かう。
「…………えへへ、お会計してきます!」
「試着しねーのか」
「ワンピースだからフリーサイズですよ。それに……」
__きっと気づいていないでしょうけど、あんなに真剣な目で選んでくれたものが似合わないわけないじゃないですか
「?」
「次のデート、楽しみにしててくださいね。あ、トレンカも買わなきゃ」
いたずらっぽい笑顔を残してレジに向かった洋美の背中を、ジニーは何か言いたかったような目で見送った。
「お待たせしましたー! 次行きましょう、次」
「ん。したらちょっと頼まれてくんねーか」
「あぁ! スーツですよね、わかってますよ」
「おう」
ワンピースを選んでくれたお返しに張り切りますよーとはしゃぐ洋美が、ジニーをぐいぐいメンズフロアに引っ張ってゆく。欲しいからというよりは必要に駆られて買わざるをえないからという理由で買い物に来たジニーは既に、人の多さと服の多さに元からないやる気がますます萎える……といった具合であったが、まさか洋美の前ではそうもいくまい。
「まぁ、擬態用みてーなアレだよ。一着くらいな」
「ふんふん、じゃあこういうのはNGってことですね~」
ちょうど今ジニーが着ている派手な柄シャツを指さして洋美が笑う。マネキンや陳列棚を見る限り、今年はクラシックなネイビー系のスーツが流行りのようだ。いつものイメージとは正反対でジニーは若干気圧されるが、洋美は物怖じせずにあれこれ手にとってはジニーに着せようとしてみる。
「ネクタイは派手なほうがいいですか? へええ、ネイビーってパステルカラーも合いますね」
「……任せるわ」
ダークグレーが少し入ったやや明るめのネイビー生地にシルバーとほんのわずかな赤が入ったストライプ柄のジャケットが洋美の目に留まる。コーディネート例としてハンガーにかけてあった淡い藤色のネクタイとオフホワイトのシャツがぴんときたようだ。
「あんまり普通のだと逆に不審ですもんねー、バランスって大事ですよ」
むしろジニーが就活生のようなきっちりきっちりしたスーツを着ているところをふたりとも想像出来なくて。お互い顔を見合わせてぷっと吹き出す。
「おー、いいな。……今度こいつで社会人ごっこでもすっか」
「えっ、OLさんのコスプレとかしなきゃダメですか?」
「ちげーよ」
洋美が選んだストライプのスーツに、シャツはオフホワイトとダークグレーを一枚ずつ、ネクタイもさっきの藤色のものと黒地に白いドットが入ったものをお買い上げ。ジニーの臨時収入は吹き飛んだが、洋美がスーツを選ぶ真剣な眼差しで十二分に釣りがきたことだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬島
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月31日
参加申し込みの期限
2014年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月07日 11時00分
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