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●タブレット端末とクールボーイの場合
彼女たちが気になるけれど、ちょっと戻って、ここは病院ロビーです。
そこでさきほどすれ違った
八神 修
君のようすを見ることにしましょう。
今日は月に一度の検診の日で、どうやら修君は会計待ちをしているようですね。
最新の(さすがお金持ちです!)タブレット端末を使って会計までの時間を潰しているようですが――「ん?」修君の眉間に皺がよりました。
それからため息をひとつ。
(また、神魂か)
どうやらタブレット端末が離れなくなってしまったようです。
けれどさすがさすがの修君。公衆の面前ということもあってか慌てず騒がず冷静に対処します。
(この手の事は最大一日で解消するのが通例だし……どうやら端末も使えるみたいだな)
自由な右手で画面をタップ、フリック、ピンチイン。そうして触って確認をして、ウンウンと頷きました。
なんとかなると判断したようです。
「くすぐったいです」
なめらかな電子音に対しては、わずかに目を見張りましたが、「驚かせてすまない」と静かに謝罪を行いました。
「ただここは病院だからあまり話すのは良くない。時と場所を考えて文字で会話は、できるか?」
『はい』
「ありがとう。ああ、それと俺以外の人間の言葉にも耳を傾けるんだぞ」
『畏まりました、ご主人様』
器用に音声と画面表示とを切り替えるタブレット端末さん。
修君もタブレット端末さんもその手際は見事です。私は感服してしまいました。
そんな風に息をぴったり合わせてふたりは無事会計を済ませ、それから売店に寄ってエレベーターに乗りました。
あれ? もう用事は済んだはずでは――
そう思っていたのですが、彼は迷わずにひとつの部屋を目指します。
その部屋の前に辿り着くと中から声が聞こえてきました。
「ちよちゃんとクマさんは仲がいいですね……ってあれ?」
「……君たちもくっついているのか?」
「あ、林檎さんのマフラーも……くっついて、いるんですか?」
「わしのことはお構いなく、じゃ」
修君もどうやらちよちゃんのお見舞いに来たようです。
売店でお花とお菓子を買っていたのもこのためだったのですね。
修君は会話が一区切りつくのを待ってから、これ以上の立ち聞きは無粋だという絶妙なタイミングで扉をトントン、叩きました。
「失礼する。こんにちは、新島、クマ……って、なにしてるんだ?」
そうしてタイミングをはかった修君でしたが、入った時、ちょうど
毒島 林檎
さんがちよちゃんの治療を行っていたのです(彼女のろっこんは食べ物をくわえながらアイアンクローをすると、なんと病気や怪我を治してしまうんですよ!)。
「もっと優しく。力を抜いてやれ――っと、ああ、林檎の学友さんかい」
その上、赤いマフラーがクネクネと動きまわり、林檎さんの腕に絡みついて力加減を調節しています。
「……毒島、君もなのか」
修君は力なく笑ってタブレットを掲げ、林檎さんは林檎さんで「なんだ君もか」と呆れたように言いました。
「わ、修くんおはよう。あのねちよとクマもおそろいだよ!」
出会った頃とは違って、すっかり元気になったちよちゃんは嬉しそうにくっついた手を修君に見せました。
「……痛くなかったか?」
「うん! いつもよりは全然いたくなかったよ」
修君も林檎さんも、ちよちゃんの満面の笑みを見てホッとしたようです。確実に、格段に彼女は元気になっているのですから。
「ああ、でもせっかくくくってもらったのが崩れちゃった……ちゆちゃん、もう一回結んで?」
「はい、わかりましたからそんなに慌てないで下さいね」
ゴムを解いて、もう一度
宮祀 智瑜
さんがちよちゃんの髪を梳きはじめます。
「元気そうでよかった」
修君はもうひとつの花瓶に(ありがたいことに沢山の方がお見舞いに来てくださるので、お部屋にはふたつ花瓶が置かれるようになりました)買ってきた花を活けながら、ちよちゃんに話しかけます。
「ちよ、もうすっかり元気だよ!」
「……そうか」
「だからね。手術も、もうすぐだって……」
そう言うと、わずかにではありますが、ちよちゃんの表情が曇ります。
「大丈夫と医者ではない俺が言うことはできないが、新島は頑張ってる。その努力は必ず報われるよ」
「うん。修くんありがと」
ちよちゃんの御礼を受け取り、修くんも微笑みます。その時、机の上に置いてあるものに気がつきました。
「ん?」
「あ、それはクマさんにプレゼントしたかったんですけど、」
修君の目に留まったのは可愛らしいサイズの寝子高の制服風のお洋服。
なんと智瑜さんの手作りのようです!
しかし手を繋いだままでは着ることができず……うむむ残念です。
「クマいいなぁ。ちよもちゆちゃんみたいな制服着てみたい!」
ちよちゃんは心底羨ましそうに制服を見つめます。その瞳にはわずかに未来に対する不安も入り交じっているようでした。
「そういえば、どうして皆さんくっついてるでしょうね?」
智瑜さんは小首を傾げて、皆さんを見渡しました。
それからクマさんを特に注視して、答えを待ちます。
クマさんはちょっと困ったように俯いてから、ふと窓の外に真っ黒な瞳を向けました。
その視線の先には、大きな大きなクマの姿が。
「え?」
驚くちよちゃんを引っ張って、クマさんはよろよろ歩き出しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月26日
参加申し込みの期限
2014年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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