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箒星は夜闇を駆けて
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◆
下駄で砂利を踏みしめる音が、小さく響く。
桜台墓地の近くまでやってきた
天満 七星
は、周囲の静けさに少し安堵した。
もしも、ものすごくうるさくしている人がいたら、ちょっと怒ってしまっていたかもしれないから。
今日の七星に、誰かと流星群を見ながらはしゃごうというつもりは全くない。
ただ、彼女の信じる神様の贈り物を受け取りにきただけだ。
頭上に広がる空を、一つ二つと星が流れては消えていく。
地上を照らす街灯はまばらで、夜を照らす月もないから。刹那の軌跡も、よく見える。
それは、自然が描き出すとても美しい奇跡の一つだと七星は思う。
神魂で星々の中に浮かんだ七夕の夜ともまた違う、不思議な奇跡。
自分の足音だけが聞こえる静けさの中、星たちは忙しく夜空を駆ける。
とても不思議な夜だ、と七星は思う。
こんなにも静かなのに、こんなにも動きのある夜だから。
足を止めて見上げる夜空を、音もなく無数の流星が駆けていく。
静けさに満ちた闇を切り裂く光の雨に、圧倒された。
綺麗なんて言葉ではとても足りない、圧倒的な世界。
そんな世界を、七星はただ見ている。見ているだけで、いいのだ。
もしあの世界に手を伸ばしても、届くなんて思わない。
めいっぱい背伸びをして届いたらいいのになんて――
それはきっと、人の自惚れだ。
人は空に憧れる。
青空に、そして夜空に。
夜空にまたたく星達に。
憧れて、背伸びして、届かない輝きに手を伸ばす。
でもそこは、人が到達してはいけない神聖な場所だと七星は思う。
星に手を伸ばすことなく、地上に居てその輝きを受け取るだけに留まることこそが、人には必要なのだと。
――だって。
夜空に向かって、大きく広げた両手を伸ばす。
掴むのではなく、求めるのでもなく。
ただ、星神様達の贈り物を受け取るように。
――こんなに綺麗な夜だから。
「引っ掻き回すなんて、無粋でしょう?」
誰に言うでもなく、呟いた。
……だけれども。
七星もやっぱり人だから、その世界へと近づきたいと思うのだ。
もっと近づきたいと、上へ上へ。
辺りを見回してみると、ちょうど登りやすそうな感じに枝の生えた木が一本。
着物が汚れるのも気にせずに、七星はそれに登る。
ごつごつとした幹に手をついて、ひときわ大きな枝の上に腰掛けた。
いつもより高くなった視線から見上げる星の世界は、ほんのすこしだけ近くに見えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月26日
参加申し込みの期限
2014年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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