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箒星は夜闇を駆けて
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◆
後木 真央
によって昼間にテントが設営された場所へと到着した新聞部の面々を、満天の星空と流星が迎える。
「わあ、星がすごい……!」
遠矢 護
が空を見上げて瞳を輝かせる。
「よし皆、天体観測の前に天文ゼミだ」
八神 修
は紙製の星座早見盤を皆に配り、季節の星座の解説を始める。
「神話伝承どんどこい、なのです」
どちらかと言えば結び方や構成する星の話がメインの八神の天体解説に、
椿 美咲紀
が神話エピソードを追加で補足。
ひととおり星座の解説が終わると、今年見られる天文ショーに話題が映った。
「何、今年まだ天文ショーあんの!?」
桜井 ラッセル
が身を乗り出す。
前回寝過ごして見られなかった身としては、今回含め他はきっちり見ておきたいところ。
「へー……じゃあその時はまた皆で写真撮りにこないとだね~」
先の予定に、
三希 環
は思いを馳せた。きっと楽しいことになりそうだ。
「ところでぶちょー! そろそろ流星群がピークの時間なのですよー!」
ビシッと手を上げた美咲紀の言葉に時間を確認してみると、確かにラジオで聞いたピークの時間はもうすぐだ。
「三脚必要な人は言ってほしいのだ!」
真央はテントに上半身をつっこんでなにやらゴソゴソ。
再び顔を出した時には、木を三本組んだ三脚がその手に握られていた。
「それ自分で作ったのです?」
「そうなのだ! 真央ちゃんお手製三脚なのだ~」
言いつつお手製三脚を地面に立てる。しっかり安定していて、長さの調整やネジ止めできないことを除けばバッチリだ。
「後木、お前すごいな……」
感心した声を漏らすラッセルに、真央は得意気にVサインをしてみせた。
「そういえば、皆夜間撮影の仕方はちゃんとわかるか?」
「真央ちゃんはバッチリなのだ!」
パチモンのなんちゃってとはいえ、しっかりレリーズも用意していた真央。
今はノートパソコンをつけて、リアルタイムの星座位置確認サイトを立ち上げていうるところだ。
初の合宿、気合が入っている。
「私は昼間にネットと本で調べておいたのです」
「僕も、ネットで見たから一応はわかるよ」
美咲紀と護は、わからないところをお互い確認しながらカメラを設置。
ちなみに、カメラは美咲紀持参のお花撮影用一眼レフだ。残念ながら、機材に腕がついていっていないが……!
「あ、遠矢さん」
「どうしたの?」
「ばぁ」
作業の合間に、懐中電灯で顎下から顔を照らすお約束(本日二回目)が護に炸裂した。
「ひゃああああっ」
怯えて思いっきり後ずさった護の身体を、環が受け止める。
「み、三希さん、すいませ」
ライトアップ(三回目)。
「~~~~!?」
目を限界まで見開いて、口を金魚のごとくパクパクさせて飛び退く。
そのまま、近くでデジカメセット中の修にひしと抱きついた。
環はすかさずカメラのフラッシュを焚いた。
「寂しがり屋の幽霊さんが写真に写っているかもしれないから今のうちに耐性つけなきゃですよぉ?」
その様子に美咲紀はニマニマしながら、よくある幽霊像のようなポーズを取って更に追撃。
「あんまり怖がらせてやるなよー、次から来てくれなったらどうすんだよ」
ラッセルは口ではたしなめつつも、若干顔が笑ってしまっていた。
ぽんぽん、と修が抱きつきっぱなしの護の肩を叩く。さっき同じことを仕返しとはいえやった手前、なるべく優しく。
「護ちゃん? また手繋ぐのだ?」
この時、護には真央が救いの女神に見えたという。
そんな騒がしくやりつつも、準備を終えた新聞部。
「写真さ、でっかく使った方が記事映えるんじゃね?」
「確かに、どうせなら流星群の写真を大きく配置した方がいいな」
「写真の明暗合成はなら、パソコンにソフト入れてあるから真央ちゃんにお任せなのだ! 撮ってすぐ確認合成できるのだ! きっと盛り上がるのだ」
「おー、じゃあそうするか。俺はどうするかな……水槽の写真、星座にかけられたら万々歳だけど……」
この後作る流星群の記事について、色々こねくり回してみたり。
「そういえば、皆お腹は空いてませんか? お夜食のキュウリとトマト、よく冷えてるのですよ♪」
「お腹が空いたら楽しくないのだ、いただきますなのだ!」
「美味しそう、だけど僕冷え性だし冷たいの遠慮した方がいいかな……」
「じゃあ、僕のサンドイッチ食べる……?」
「いいの!?」
夜食に皆で舌鼓を打ったり。
そして何より――
「あ! そうだ流れ星って言ったら願い事を言っておかないと!」
環が言うのとほぼ同時、一つ星が流れていく。
「――冷え性が治りますように!」
夏でもずっとマフラーを巻いてないといけないほどの、極度の冷え性。
本人はいいのだけれど、周りの人から見てて暑いと言われてしまう。
「あー……願い事か。俺はパスだな」
ひらひらと手をふるラッセル。
「ラッセルちゃんお願いごとないのだ?」
「願い事言うのはロマンで好きだけど、じーっくり浸りたいっていうか」
どこかずっと遠くを見るような目で、星空を眺めるラッセル。
(あいつも同じ夜空みてるといいなぁ……)
「まあ、必ず言わなきゃいけないものでもないしな」
と言いつつ、修は「学力向上」の願いを口にした。
「どうせ言うなら、本音言うところじゃないのですか八神ぶちょー?」
美咲紀に肘でぐりぐりとつつかれ、小さなため息と共に何事かを超小声で唱えた。
「聞こえないのだ修ちゃん!」
「そうだよ、それじゃ流れ星には届かないよ修君!」
環と真央のからかいに、
「聞こえないように言ったんだよっ」
顔を赤くしながら返す修。「大好きな人が俺を好きになってくれますように」なんて願い事、まさか聞こえるように言えるわけがない。
そんな様子にくすくすと笑いながら、
「楽しい事ヨロシク!」
美咲紀が高速で三回願いを唱える。願わくばこれからも、楽しいことが沢山起きて欲しい。
「……僕もやってみようかな。えーと、えーと……『ここから無事帰れますように』……あれ?」
護の何かがおかしい願い事に、皆思わず吹き出してしまう。つられて、言った護自身も笑い出してしまう。
「ほらもー、皆が遠矢怖がらせるからじゃん? っと、忘れないうちに!」
ラッセルのカメラがフラッシュを放つ。
皆の笑顔が、ファインダーに収められた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月26日
参加申し込みの期限
2014年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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