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松崎はドーンと立っていた。
四角は血の止まった腹を軽くさすりながら壁によりかかっていた。
闇鴉会を島から追い払いたい金堂会と神無組は、利害が一致している。この場では共闘することとなった。
リッキーは青木によって拷問を受けていた。松崎は青木に任せ、よそ見をしたまま声をかけた。
「痛みに負けて情報を吐くようじゃ、たいしたことは知らないだろうがなあ」
「ぐへえ~へへへへえ~」
変態リッキーは痛みを楽しんでいた。
「い、いい根性してるわ。……青木、腕の一本でも折っといてやれ」
「うす」
そう言って青木が手をかけると、リッキーはよだれを垂らして笑い出した。
「いいぜぇ~。思い切りやってくれ~」
不気味な笑いに青木がひるんでいると、
「バカかおまえは~。こうやるんだよ!」
リッキーは自ら腕を折ってしまった。
想定外の事態に、一同は言葉を失った。
そう、これが闇鴉会。普通の考え方は通用しないのだ。
この男から取引の情報を聞き出すことは、はたしてできるのだろうか……。
リッキーの兄リキヤは、まっすぐ神無組の屋敷に向かっていた。
リキヤの狙いはシンプルだった。
闇鴉会進出の邪魔となる組があれば、上から順に潰していく。ただそれだけのこと。
この業界も軟弱な者が増え、金勘定と老人への電話ばかりうまくなっているが、そんな連中との交渉は決してしない。手打ちなんて言葉は、この円道リキヤの辞書にはない。
これまでそうやって制圧し、勢力を広げてきた。それをこの島でも同じようにやる、ただそれだけのことなのだ。
まさに鉄砲玉、最強チンピラ伝説を次々と塗り替えてきた円道リキヤは、誰にも負けやしない。
そんなリキヤは今、神無月邸の近くの公園にいた。
公園のベンチで、まったく不釣り合いな可愛らしい少女と並んで座っていた。
少女の名は、
花風 冴来
。
そしてそのろっこんは、ラブリートリック。にっこり微笑みながらお願いをすると、願いを叶えたくなってしまうのだ。
冴来はにっこり微笑んでリキヤに話しかけ、ここに来てもらったのだ。
彼女は一高校生だが、神無組には大切な人が何人もいる。自分でできることがあれば、何かできるはず、そう思って勇気を出したのだった。
そしてまた微笑みをリキヤに向ける。
「リキヤさん。怖いから……ふんぞり返ったりしないで……ちゃんと膝を……閉じてほしい……」
「あ、ああ? 膝だああ? ったくしょうがねえなあ~。こうか?」
リキヤは行儀良く膝を閉じて座り、冴来の願いを叶えてやった。
なんとも不思議なツーショットだ。
その目の前をレインボーマーブルのアフロは見向きもせずに歩き去っていった。
リキヤは「何者だあいつは……」と訝しげに見ていた。
冴来はリキヤの視界を遮るように前にまわって目を見つめると、とびきり可愛らしく微笑んだ。
「私……リキヤさんから……プレゼントがほしい……」
「ああん? プレゼントだあ? ったくしょうがねえなあ~。何がほしいんだよお?」
ポケットから無造作に札束を出すと、数え始めた。
「ちがうの……お金じゃないの……」
「あああ? 金じゃねえだあ? ったくしょうがね――」
「拳銃……拳銃……ほしいな……」
「あああああ? 舐めてんじゃねえぞこらあ……まあお前がほしいんなら、あげてやってもいいけどよお~」
ゴトッ。
ベンチに拳銃がひとつ置かれた。
「!」
冴来はドキドキしながらも、この要領で使い方を丁寧に教えてもらった。
その頃、パンダの檻ではリッキーがバキボキに骨を折りながら、へらへらとよだれを垂らして笑っていた。
シマを守るために鬼と化した松崎、そして腹の血も止まってパワーの戻った四角に挟まれては、さすがの変態リッキーもついに変態の度を超えて、痛みに耐えられなくなってきていた。
しかし、それでも取引情報だけはと堪えて、ついには気を失ってしまった。リッキーから情報を聞き出すのは、まだ時間がかかりそうだ。
一方、公園では冴来がにっこり微笑んでいた。
「今度、取引……するんでしょう? いつ……どこでやるのか……知りたいな……」
「あああああああ? んなこと口が裂けても…………ったくしょうがねえなあ~。教えてやるよ~」
次の大きな取引は、月曜の夜、星ヶ丘のヨットハーバーにて。
弟のリッキーが骨をバキバキに折っても話さない情報を、兄はあっさり少女に話していた。
「リキヤさん……最後にひとつ……お願いがあるの……」
「あああ? なんだコラア。ガキがナマ言ってんじゃねえぞコラ」
膝を行儀良く閉じたまま、冴来に悪態をつくリキヤ。
冴来はビビりながらも、その行儀の良さに救われた。勇気を振り絞って、最後のお願いを言ってみた。
「私の味方に、なって……ほしいな」
「……ったくしょうがねえな~。俺はいつだっておめえの味方だよ。こいつー!」
リキヤは冴来の額にかわいくデコピンすると、公園を去っていった。
冴来は必死に抑えていた恐怖心が一気に体を包みこみ、へなへなと地面に座り込んでしまった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月12日
参加申し込みの期限
2014年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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