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翌日、神無月邸には静寂が訪れていた。
日本庭園の鹿おどしがコンッと聞こえて、時折鯉が跳ねる音が聞こえてきたりする。
四代目組長の
神無月 文貴
は、着流しに袖を通して広間で寝転がっていた。
見飽きた天井を見つめながら、柄にもなく過去を振り返っていた。
荒れた十代二十代を経て、父親がこの世を去りようやく決断して跡を継いだ。
そのとき、背中に観音様を彫った。
四代目となって守るものができて、もう惑うことはなかった。
起きあがると、床の間に飾った伝家の宝刀を手にして手入れを始めた。
隣室にいた愛人の
鳳翔 皐月
は腰を上げた。
神無月の静かな時間を邪魔しないように、待っていたのかもしれない。
そっとふすまが開いて、どことなく心配そうな目を神無月に向ける。
皐月は、神無月の前妻の服を着ていた。
皐月はつい考えてしまう。前妻もこういった場面を乗り越えてきたということだろうか……。喧嘩は負ける気がしないが、命のやりとりは映画でしか見たことがない。それなら腹をくくって、見様見真似で堂々と振る舞ってみるしかないか。
落ち着かない気持ちを抑えて、煙管を吸い始めた。
と、そのとき表が騒がしくなる。
子分の足音と気配で察しがつく。
愛川が勝負を受けに来たのだろう。
神無月は徐に着流しを脱いで、皐月にその背中の観音様を見せた。そのまま、冷たく、やさしく、声をかける。
「びびったか……びびったなら、帰れ」
皐月は恐怖を抑えて煙管を吸うと、意地悪く笑ってみせる。
「私の心配なんざしてねえで、行ってこいよ……待っててやるから」
「てめえは必ず守る。神無組の代紋にかけて」
観音様をしまうと、刀を手に立ち上がった。
と、いつの間にか、庭に何者かが立っていた。黒のホットパンツに黒のマフラー、見覚えのある容姿だ。
「誰だ?」
「私の名前はウルフズベイン……この場を預かりましょう」
神無月はそれが常闇月であることを見抜くが、あえて口にはしない。
他に子分もいるし、何よりそこまでもたつくようなことはしない。すぐにケリを付けるつもりだ。
「任せよう」
そのとき、奥から無数の足音と怒声が!
広間のふすまを倒して一気に人がなだれこんできた。
神無組の若い連中が次々と倒れ、あるいは気圧され、道をあけてしまう。
そして奥から血の付いた刀を手にゆっくり歩いてやってきたのは、愛川ら闇鴉会だ。
神無組の若い衆、青木は食ってかかった。
「筋を通さんかい筋を! 一対一の決闘だろがあ!」
「お前とか?」
愛川は迷わず青木の腹をさくっと刺した。
「うぐあぁ……」
「違ったか」
青木の面倒を見ている松崎が、前に出た。
さすがの愛川も、松崎の迫力にはひるんだのか、手を止めた。
「相手はお前か?」
松崎は静かに首を振った。
「神無組四代目組長、神無月文貴が相手する!」
松崎がスッと体を引くと、神無月が得も言われぬ気を放ちながら待っていた。
「……俺だ」
金堂がゆらゆらと現れ、間に入った。
「不正のないように、見届けさせてもらおうかのう」
神無月は刀を手にした。
「てめぇも極道なら汚ねぇ真似しねえで、てめぇの力でノシてみな」
「お前を倒せば、このシマは俺のもの、そうだな?」
「倒せばな」
しかし、闇鴉会にはルールなどない。
愛川は連れてきた子分たちに声をかけた。
「おーい、お前ら暴れてえんだろ、好きにやっちゃっていいぞ」
次の瞬間、闇鴉会の連中は一斉に襲い掛かってきた。
神無組と金堂会も応戦するが、一進一退。
そんな中、神無月は皐月を気にかけながら、愛川と対峙していた。
既に、神無月の左手からは血が垂れている。
「……」
「よそ見してる余裕はねえんじゃねえかあ~?」
庭には、円道リキヤが現れた。
「暴れたりなかったんだぜえ~」
神無月は、守るべきものが多すぎる。倒すべき敵が多すぎる。自分の無力さを思い知った。
と同時に、自分を支える者たちの心強さを知ることになるのだった。
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担当ゲームマスター
漂流サーカスランド
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月12日
参加申し込みの期限
2014年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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