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人生模擬演習遊戯『一生ゲーム』
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●25年目
7月
【誰もいない遊園地】
ある夏のこと。寝子島にある廃園となったはずの誰もいない遊園地に明かりが灯っているのに、あなたは気が付いてしまった……
『魅入られた人』
その頃皐月は、寝付けずにウイスキーを傾けていた。
今日だけではない。皐月の中のなにかが壊れたあのときから、皐月はひどい不眠に悩まされていた。
そのことを知っている人は、誰もいない。
誰もいないはずなのに、誰かが皐月を呼んでいた。
「
あそぼ……あそぼ……
」
皐月はふらりふらりと立ち上がり、呼ばれるままに歩き出す。
『魅了された人』
嘉島 和穂
は、家の扉を叩く音に気が付いて、真夜中にも関わらず家の外に出た。
「
ねぇ……僕とデートしてくれない?
」
そこに立っていたのは、今まで見たこともないようなイケメン。
断る理由はどこにもなかった。
……
本当に? 断る理由はなかったの?
「……はい!」
和穂は差し出された手を取り、真夜中の遊園地へ向かう――
『見初められた人』
聖籠 あゆか
は、売れ残ったお菓子を廃棄しようとしているときにその明かりに気が付いた。
ずいぶん遠くの明かりにも関わらず、なぜかあゆかにはひどく鮮明に見えたのだ。
「
お菓子をちょうだい……私たちにも、お菓子を……お願い……お腹が空いたの……
」
どこからか声が聞こえてくる。
その声に吸い寄せられるようにして、お菓子を持ったままあゆかは店を後にした。
『見てしまった人』
高城 律
は日雇いの仕事の帰り道、ふらふらと一直線に歩く人々を見てしまった。
たくさんのお菓子を抱えた女性以外は、皆、目が虚ろ。
その上人々は見えないなにかと話しているようで、実に怪しい。
無視して逃げても良かった。
けれど、ほんの少しだけ興味を抱いたのだ。
死にそうな顔をしながら、楽しそうにしているこの不思議な団体に……。
『
たのシいじかん
』
みんな で たのシい じかん を すごシまシた
おかシ を たべまシた
そら を とびまシた
みんな みんな なかよくなりまシた
そろそろ おうちに かえる じかん です
ありがとう さようなら
「
私は ずっと ここに いたい
」
わかりまシた
それでは あなたは ずっと ここに いまシょう
「俺は……逃げるつもりは、ない」
そうですか
それでは ほかのみんなは さようなら
●26年目
3月
映画『落神伝説』が公開される。
音楽監修を
霧生 深雪
。アートディレクターをその妻の霧生 菜々緒が務めるとして注目される。
出演者:
城山 水樹
、……篠崎 奏也、篠崎 律歌
7月
寝子島美術館に芸術家・月居 菜々緒の作品が十数点寄贈された。
それと同時に併設されている土産店がリニューアルし、夫の
月居 歩
が務めている会社が監修を務めることとなった。
8月
様々なイベントの相乗効果の結果、寝子島は人気の観光地として注目されることとなる。
それを機に、
寝子 サンマ
の家族が作られることになった。
以前から
寝子 サンマ
の同人誌を作っていた
桃原 空音
が、デザインを担当することになる。
妻:寝子 タチウオ
息子:寝子 三毛ネコ
娘:寝子 サケ
ペット:
寝子 サンマ
●27年目
9月
【師弟】
マルチアイドルとして活躍した
本条 小萩
も、今では寝子島高校の美術講師として人に教える立場の人間となっていた。
とはいえ、思うがままに活動してきた小萩が教えることは、ただ『思うがままに』でしかないのだが。
「先生って昔アイドルだったんですよね」
「まあね」
「美少女だったんですか?」
「…………」
答える代わりに写真を差し出した。
「きゃー先生、美少女!」
「すごーい!」
きゃっきゃと騒ぐ生徒たちを眺めながら、小萩は懐かしい日々に思いを馳せた。
●28年目
7月
【夏の夜の――】
しんと静まり返った夜だった。
夏らしい蒸し暑さもなく、ときおり風鈴と戯れるまるみを帯びた風が窓辺で舞うような穏やかな夜でもあった。
桜 月
は嵐の晩でも熱帯夜でも変わらない。
寝子島を一望できる星ヶ丘のお屋敷の二階左端。1番筆が進む自室で、デザインを描き続けるだけだ。
それが月が月自身を表現するための唯一の手段だと知っているから。
そのためだけに、月は筆を執り続けた。
単なる自己表現。そのつもりが、気が付いたら生み出したデザインが認められてていくつか賞をもらっていた。
自分が認められた。
その事実は心地よく、ますます月の筆を自由に、大胆に開いていった。
誰もの目につくところに飾ってはいなかったが、賞状やトロフィーはすべて大事にしまってあった。
けれど有名になって裕福になってもやることはなんらかわることはない。
月は変わらずデザインを描く。
月は自分と向き合い、新たな自分を生み出し続けた。
そうして月日はあっという間に過ぎ去り、いつの間にかいい歳になっていた。
結婚は?
美貌の天才デザイナーとなれば聞かれることも、言い寄られることも多々あった。
けれども言い寄ってくる男は皆、下心が透けて見えて嫌だったし――そもそも恋愛に時間を割きたくなかったのだ。
そんな時間があれば、もっとデザインを産みたい。
五十路も近くなり、友人の中では孫がいるものまでいる。
そう考えてみると、感慨深いものがあった。
「……子どもか」
もし子どもを産んでいたら、子ども服を作りたくなったのだろうか。
それとも、自分の両親みたいに気味悪く思うのだろうか。
想像してみても、月にはなんの実感もない。
「……少し休憩するか」
机の上に乱雑に散らばったラフにも満たない素案たちをまとめ、ベルを鳴らす。
「桜様、お呼びでしょうか」
現れたのは、高校を卒業と同時に月に仕えてくれている
北条 冬華
。
月と同じく50が近くなったというのに、まったく才色衰えることがない。
彼女に言うと、それは月のこと、と返されてしまうが、やはり綺麗なのは冬華だと月は思う。
それほどまでに、いつ見ても冬華は綺麗だった。
「少し休憩しようと思う。お茶を頼んでもいいか?」
「――かしこまりました」
一礼の後、踵を返す冬華を見て、またしみじみと思い返す。
「まさか高校からの友人がモデル兼メイドになるなんてな……」
それも、この歳になっても変わらずだ、
月と冬華は随分長い付き合いだ。
良い事ばかりじゃなくて苦労したり喧嘩したりとかあった。
けれどもずっと傍に居てくれた。ずっと美しいままでいてくれた。
そのお蔭で彼女が私の事で知らない事はないだろうと思う。
もしかすれば、月自身よりもずっと月のことをわかっているかもしれない。
(まあ……悪くない人生だったな)
栄光よりも何よりも自分に正直に生きた一生だった。
側には信頼できる人もいて……とても、幸せなことだと月は思う。
× × ×
月好みの紅茶を手を掛けて準備をしながら、冬華もまた自らの人生を思い返していた。
(不思議な人生でしたね……)
月は仕えるべき主人であり、冬華をモデルに仕立てあげたプロデューサーであり、高校時代からの親友でもある。
高校を卒業してから、家族よりも長い時間を冬華は彼女と過ごしてきた。
近い人だからこその衝突も苦悩もあった。
(……あら、私ったら)
紅茶の準備の手が止まっていたことに気が付いて、冬華は静かにため息をつく。
こんなことを思い出してしまうのは月に呼び出される前に今までに出版した写真集を見ていたからかもしれない。
今思い返すには大胆な格好ばかりしていた。
決して、月は派手さや破廉恥さを求めるデザイナーではなかったというのに、冬華に対してはいつもそんな服ばかり着せていたように思う。
今着ているメイド服も、当然月が仕立てたものだ。
季節が変わるごとに、齢を経るごとに、気分次第で、月は冬華のメイド服をいくつもいくつも仕立てた。
振り返れば、メイド服の専門店が作れるのじゃないかと思うほど多種多様なデザインのメイド服を着たものだ。
けれどどのようなデザインであっても、必ず冬華の胸は強調されている。
月がそれを冬華の大きな魅力だととらえたのか、それともどれほど隠そうとも隠し切れないだけなのか。
その意図ばかりは冬華にもはかりかねるが……おそらくは前者なのだろうと思っている。
(でも……写真集はやはりやり過ぎでしたね)
写真集では、月以外の人の意図も組み込まれている。
そのため、ただでさえ大胆なデザインだというのに、やたらめったら胸を強調するポーズを取らされたものだ。
(……あの齢だからできたことですね)
今、アラフィフと呼ばれる年代になって、この格好でこのポーズは無理だ。
……月ならやらせかねないけれど。
(……考えるのはよしましょう)
ちょうど、いい具合に紅茶も仕上がった。
月の部屋に持って行く頃には、ちょうどいい月好みの味わいになっていることだろう。
× × ×
「おまたせいたしました。桜様」
紅茶の支度を終えれば、冬華はすぐ側に控え、月の指示を待った。
「……いい香りだな」
香りを褒められたことに対し、小さく礼をする。
月も、満足そうにカップを傾けながら
「北条さん。今度は子ども服をデザインしてみようと思うんだ」
「子ども服、ですか?」
「ああ。月齢、年齢に合わせてマイナーチェンジをしていく。女性が花開く姿をイメージしたデザインが浮かんだからね」
「……なるほど」
「君に着てもらうのはその子どもが大人の女性になったときの服のつもりだ。……面白そうだと思わない?」
「……そうですね」
「このデザインはどう思う?」
「……良いデザインです」
紛うことなき本心を告げて、冬華は微笑む。
――微笑みながら、ふともう一度自身の人生を振り返った。
(写真集が縁で付き合った人もいるけど……。私の体と財産が目当てだと気付いたので振りました。
それ以降は縁がありません。
この歳になって結婚出来なかったのは少し心残りですが……。
ですが、貴女は良い親友ですし、良い御主人様です。
この人生はこの人生で、悔いはありません……)
●29年目
高城 律
は、手狭なアパートで1人きりで生活していた。
気が向いたときだけ日雇いにいく。お金がなくなれば日雇いにいく。
そんな生活を、あの日からずっと――
●30年目
8月
【繰り返されるエンドレス】
『桃原家の定番』
桃原家では一生ゲームは家族で遊ぶ定番のゲームだった。
その中で、士と空音は何度も何度も何度もあの告白を行い結婚をし、そして気が付くと――
朝を迎えている。
夢だったのかと思った。けれどどこまでが夢かわからず、いつしか考えていたことも忘れて日常を過ごす。
そしてあの告白を行い結婚をし、そして気が付くと――
また朝を迎えている。
何が夢で何が現実かわからない。ただ繰り返される。
悪夢なのか正夢なのか。
繰り返される。
繰り返される。
繰り返される。
エンドレス、エンドレス、エンドレス。
12月
【クリスマス】
チラチラと雪が舞うホワイトクリスマス。
嘉島 和穂
は、高級ホテルのラウンジで彼を待っていた。
ブレスレットと見紛うような細身のシルバーの時計が示す時間は18時41分。待ち合わせまであと10分ほど。
落ち着かない気持ちを抑えこみ「……ふぅ」なんて物憂げなため息を付いて、大人の女の体裁を整える。
(大丈夫……今日は、完璧なんだから……)
落ち着いたグリーンのドレス。
ファーのイヤリング。
艶が出すぎず、けれど地味すぎないピンクのリップに派手すぎず地味すぎないシルバーのハイヒール
目一杯着飾って、とはいえ頑張りすぎているとは思われない範囲内で納めて。
和穂は、今日出来る限り精一杯の可愛い姿でこの場に来ていた。
(今まで色々あったけれど……あの人は、運命の人なのかもしれない)
好きな人がいる、きっと誰より、大切な人が。
見かけるだけで、お話しするだけで、隣にいるだけで
関わることひとつひとつ、全てが幸せだと思えるような……そんな人が、和穂にいる。
今までそんなふうに思えたのはこの人だけ。
(……相手にも……そう悪くは思われてはないと思うんですけど。どうなんですかねー)
自信らしい自信はみじんもない。
(……もし1人よがりだったら、恥ずかしいなぁ。でも自信ないなぁ)
せっかくのお洒落が霞んでしまうほど、和穂の背中が丸まっていく。
(……いつまでもこんなんじゃ、駄目だよなぁ。私だってもう、30なわけだし、そろそろ結婚もしたいし)
うんうんと頷いて、意識的に背筋を伸ばす。
ピンと背中が伸びたとき。
「……あ」
遠目に想い人らしき姿が見えた。
その人の腕の中には、顔が見えなくなるくらいの大きな花束があって――
その人もすぐに和穂に気が付いた。
笑顔を浮かべ男が和穂に近づいてくる。
(あ、あ……)
男の顔が見えそうになったそのとき――
これで30年間のシミュレーションが終わりました。
皆さんいかがでしたか?
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
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オールジャンル
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30人
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30人
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シナリオガイド公開日
2015年02月14日
参加申し込みの期限
2015年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月21日 11時00分
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