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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
プリントヘルin寝子島高校
（で、でも……浮舟さんと畑生さんのそんな姿、嫌いじゃないですっ！）
そんな美咲紀になにかを思ったのか。渡辺 弥栄はやんわりとこう言った。
「やっぱり幸せそうなカップルって見ていると幸せになりますよね」
美咲紀は「そうねぇ～」と相槌を打ちながらも、ちらりと珪の姿と弥栄を見ていた。丁度珪が弥栄の所へ立ち寄り、何かを話している。
（教師と生徒の禁断の……わくわくするですぅ！）
そんな感じの美咲紀だった。
「こ、これ……夕方までに終るかなぁ？」
「半分は超えたみたいだし、がんばろうよ！」
「そうなのだ！ ……って褌猫のイラスト描きたいのだーっ！」
普堂 しおりの問いに、伊藤 佳奈は笑顔で励ます。相槌を打つ後木 真央だったが、ペンを巡回していた珪に取られてしまう。
「落書きはいけないな。そんなに書きたかったらあとから配る配布物に書かせてもらったらどうかな？」
珪のアドバイスに真央が瞳を輝かせ、「よかったね」としおりが相槌を打つ。佳奈はそんな様子を見ながらも、みんなで作業が出来て楽しいな、と感じていた。
「この調子なら、夕方までには終るかもしれないわね」
「あと少しです……。がんばりましょう……」
桃川 圭花と御巫 時子が其々笑顔でそういえば、掛け声をかけたり、頷いたりして皆が答える。浮月 綾世もまた、楽しげに頷いた。
「こうして作業をするのもいいわね。こういうシチュもあるし……」
それが何かは言わぬが花だが、皆で何かをするという物は確かに楽しい。しおりを作りながらも、参加者たちは実に充実した一日を過ごしているな、と感じるのだった。
一方、その頃職員室では数名の先生が不思議そうにプリントを眺めていた。
「これ……、ワシが一学期最後の授業で渡した奴やないか」
おかしいなぁ、と首を傾げる生物担当の牛瀬 巧。その隣では被服担当の笠原 七穂が不思議そうに女性下着の広告を見つめる。
「おっかしいわねー。下着について、確かに例としてはデータを見ていたけど印刷してはいなかった筈なのよねぇ」
七穂は首を傾げながらパーカーの紐をいじる。巧と顔を見合わせ、首をかしげていると数学担当の桐島 義弘が小さく安堵の息を漏らす。
「しかし、故障していた箇所は修理されたそうだ。これでやっと安心して使う事ができる」
彼の言葉に２人が相槌を打っていると、こんな声が。
「そういえば続き読みたかったんだよね～」
なんて言いながらパソコンでこっそり『君は理系男子純情派』を読んでいるのはサイドテールを揺らした現代文担当の久保田 美和。そんな彼女の様子に気付いた義弘が咳払いをすれば慌ててページを変える。
「勤務中だ。そういう事は慎むべきではないか？」
「まあまあ。今日は授業もあらへんし、ちーっとはええんやないか？」
「牛瀬先生、それはどうかと思うのだが」
苦笑する巧に対し、義弘が苦言を言う。
「まぁ、真面目なのよね。桐島先生ってさ。もっとこう、肩の力を抜いたらどう？」
「そうですよ！ 先生だって先日レシピ集見ていたじゃないですか♪」
七穂に相槌を打った美和の言葉に、義弘は思わず「うっ！」と唸る。義弘は自炊をしている為、時折レパートリーを増やそうとレシピをネットや本で探していた。どうやら、その姿を見られていたらしい。
僅かに焦り、表情を険しくした義弘の様子に、からから笑う巧たちなのであった。
職員室でそんな会話があっているとも知らず、しおり製作に携わったメンバーは竜次と珪から冷たいジュースをおごって貰っていた。漸く完成したしおりを手に、修は珪と竜次に林間学校や臨海学校の思い出を聞いてみる。その話を聞きながら、彼もまた楽しみが増えるのを実感していた。
こうして臨海学校と林間学校のしおりは完成した。そして、彼らの頑張りは裏表紙などに描かれており、いい思い出になったのだった。
（終）
そんな美咲紀になにかを思ったのか。渡辺 弥栄はやんわりとこう言った。
「やっぱり幸せそうなカップルって見ていると幸せになりますよね」
美咲紀は「そうねぇ～」と相槌を打ちながらも、ちらりと珪の姿と弥栄を見ていた。丁度珪が弥栄の所へ立ち寄り、何かを話している。
（教師と生徒の禁断の……わくわくするですぅ！）
そんな感じの美咲紀だった。
「こ、これ……夕方までに終るかなぁ？」
「半分は超えたみたいだし、がんばろうよ！」
「そうなのだ！ ……って褌猫のイラスト描きたいのだーっ！」
普堂 しおりの問いに、伊藤 佳奈は笑顔で励ます。相槌を打つ後木 真央だったが、ペンを巡回していた珪に取られてしまう。
「落書きはいけないな。そんなに書きたかったらあとから配る配布物に書かせてもらったらどうかな？」
珪のアドバイスに真央が瞳を輝かせ、「よかったね」としおりが相槌を打つ。佳奈はそんな様子を見ながらも、みんなで作業が出来て楽しいな、と感じていた。
「この調子なら、夕方までには終るかもしれないわね」
「あと少しです……。がんばりましょう……」
桃川 圭花と御巫 時子が其々笑顔でそういえば、掛け声をかけたり、頷いたりして皆が答える。浮月 綾世もまた、楽しげに頷いた。
「こうして作業をするのもいいわね。こういうシチュもあるし……」
それが何かは言わぬが花だが、皆で何かをするという物は確かに楽しい。しおりを作りながらも、参加者たちは実に充実した一日を過ごしているな、と感じるのだった。
一方、その頃職員室では数名の先生が不思議そうにプリントを眺めていた。
「これ……、ワシが一学期最後の授業で渡した奴やないか」
おかしいなぁ、と首を傾げる生物担当の牛瀬 巧。その隣では被服担当の笠原 七穂が不思議そうに女性下着の広告を見つめる。
「おっかしいわねー。下着について、確かに例としてはデータを見ていたけど印刷してはいなかった筈なのよねぇ」
七穂は首を傾げながらパーカーの紐をいじる。巧と顔を見合わせ、首をかしげていると数学担当の桐島 義弘が小さく安堵の息を漏らす。
「しかし、故障していた箇所は修理されたそうだ。これでやっと安心して使う事ができる」
彼の言葉に２人が相槌を打っていると、こんな声が。
「そういえば続き読みたかったんだよね～」
なんて言いながらパソコンでこっそり『君は理系男子純情派』を読んでいるのはサイドテールを揺らした現代文担当の久保田 美和。そんな彼女の様子に気付いた義弘が咳払いをすれば慌ててページを変える。
「勤務中だ。そういう事は慎むべきではないか？」
「まあまあ。今日は授業もあらへんし、ちーっとはええんやないか？」
「牛瀬先生、それはどうかと思うのだが」
苦笑する巧に対し、義弘が苦言を言う。
「まぁ、真面目なのよね。桐島先生ってさ。もっとこう、肩の力を抜いたらどう？」
「そうですよ！ 先生だって先日レシピ集見ていたじゃないですか♪」
七穂に相槌を打った美和の言葉に、義弘は思わず「うっ！」と唸る。義弘は自炊をしている為、時折レパートリーを増やそうとレシピをネットや本で探していた。どうやら、その姿を見られていたらしい。
僅かに焦り、表情を険しくした義弘の様子に、からから笑う巧たちなのであった。
職員室でそんな会話があっているとも知らず、しおり製作に携わったメンバーは竜次と珪から冷たいジュースをおごって貰っていた。漸く完成したしおりを手に、修は珪と竜次に林間学校や臨海学校の思い出を聞いてみる。その話を聞きながら、彼もまた楽しみが増えるのを実感していた。
こうして臨海学校と林間学校のしおりは完成した。そして、彼らの頑張りは裏表紙などに描かれており、いい思い出になったのだった。
（終）
あとがき
担当マスター：
菊華 伴
ファンレターはマスターページから！
菊華です。
しおり製作シナリオ、できあがりましてこんな感じです。
※プリントに宿った効果は、印刷機に宿った神魂が抜けたら無くなりました
今回はいろんな意味で楽しく書かせていただきました。『転』の部分ではかなり悩んでしまいましたが、
楽しんでいただければ嬉しい事です。
因みに「別のものを印刷する」とした場合、神魂を受けたのが印刷機な為、『特殊効果を発する印刷物を増やす』という
裏設定がありまして……その所為でちょっと増えました。おかげでちょっとカオスです。
これで臨海学校と林間学校のしおりが完成しました。
夏休みの臨海学校・林間学校が待ち遠しいですね。
それではこの辺りで。
菊華 伴でしたー。
しおり製作シナリオ、できあがりましてこんな感じです。
※プリントに宿った効果は、印刷機に宿った神魂が抜けたら無くなりました
今回はいろんな意味で楽しく書かせていただきました。『転』の部分ではかなり悩んでしまいましたが、
楽しんでいただければ嬉しい事です。
因みに「別のものを印刷する」とした場合、神魂を受けたのが印刷機な為、『特殊効果を発する印刷物を増やす』という
裏設定がありまして……その所為でちょっと増えました。おかげでちょっとカオスです。
これで臨海学校と林間学校のしおりが完成しました。
夏休みの臨海学校・林間学校が待ち遠しいですね。
それではこの辺りで。
菊華 伴でしたー。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年03月30日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年04月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年04月06日 11時00分
