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\ オーバータイム!/
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ゆふに立つ雨
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視界の端で、何かがよぎった気がした。
ブレーキをかけた。配達の荷を降ろして軽くなった自転車が、甲高い音をたてて止まった。
坂の上は、寝子島神社だ。
宮祀 智瑜
は、自転車を押して坂を上った。
小雨の降りしきる境内は、静かだった。
本殿の賽銭箱に、五円玉を落とす。からん、と音が鳴った。元気よく柏手を打って、一礼した。
(しばらく、雨宿りさせて下さいな)
本殿脇の雨に当たらないところに、ベンチがあった。
「傘、借りて帰ろうかな」
社務所の方を見た目の端に、白いものがよぎった。振り向くと、本殿の向こうに素早く隠れる影が見えた。
猫だろうか。それとも、犬だろうか。
しばらく、待つ。
「あっ──?」
智瑜は、小さく声を上げた。
狐だ。
真っ白な狐が、こちらを伺っていた。山から降りてきたのだろうか。見たこともないほど、真っ白だった。
智瑜は、狐と見つめ合った。
ゆっくりと、足を踏み出す。もう一歩。怖くない、怖くないと念じながら、慎重に近づいていった。
時間をかけて、狐のもとへ辿り着いた。
狐は、小柄だった。座ったまま、智瑜を見上げていた。
智瑜が腰を下ろすのに合わせて、狐の顔も下がっていく。腰を上げると、顔も上がる。止まると、止まる。智瑜は笑った。狐は、無表情だった。
でも中腰はやっぱり疲れるので、座ることにした。
狐が鼻先を近づけてきて、腕の匂いを嗅いだ。指でちょいと鼻をつつく。目を細めた。
「撫でても、いい?」
狐は、智瑜を見ていた。
手を伸ばして触れても、狐は逃げなかった。頭を何度か撫でると、気持ちよさそうに目を細めた。
突然、雨音が強くなった。
「ひゃっ?」
冷たい雨粒が首筋にかかり、智瑜は驚いた。ハンカチで首筋を拭う。
視線を戻すと、狐の姿はなかった。
笹の葉が、揺れていた。
傘を借りて社務所を出た後、もう一度神社を振り返った。
境内は、静まりかえっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
湖水映
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月24日
参加申し込みの期限
2014年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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