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\ オーバータイム!/
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ゆふに立つ雨
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「……なんだよ」
爆は、ぶっきらぼうに尋ねた。
背の高い女が、見下ろしていた。頭上にさしかけられた傘は、彼女のものだった。
「ん、なんかねー。平気?」
そんなに、平気じゃないように見えるのかな。思った時には、口走っていた。
「別に、平気だ! ……雨なんかに、負けねぇし」
とはいえ、爆には目指すものがあった。ヒーローは、人の好意に対してきちんと礼を言うものだ。照れくさいが、こういう勇気こそ大事なのだ。
「でも、その……ど、どうも、あり、がと」
ぎこちなくも丁寧なお礼に、圭花は、くっと笑いをかみ殺した。
「笑ったな!」
「ごめん。悪い意味じゃないからさ」
さらりと返され、爆は向こう気のやり場に困った。ぶつぶつと、トーンダウンしてしまう。
「なんなら、お姉さんの傘に、入っていくかね?」
圭花は花柄の傘を揺らした。先ほど買ってきたビニール傘を、そっけなく渡してもよかったのだが、なんとなく、そういう気にはならなかった。
爆は、むすっと圭花を睨んだ。
「お姉さん? 俺は子供じゃないぞ」
「え」
「同い年だろ、どう見ても!!」
「そう?」
爆は、さらに言い返そうとして、咳き込んだ。しばらく、止まらなかった。
「ちょっと、ちょっと。大丈夫?」
圭花は、背をさすった。しばらくそうしていると、少しずつ落ち着いてきたようだ。
黙り込んだ。
(なんか、やっぱり放っとけないなぁ。倒れられても、寝覚め悪いし)
圭花は決めた。
「よし、行こうか」
強引に同行を促す。
「お、おう」
爆は、不承不承と言った体でついていく。震えを隠そうと、時々歯を噛みしめる。意地を張ってしまったが、人の体温が間近にあると、それだけで少し、楽になる気がした。
「で? 君の名前、何」
「俺は──って、屈み込むな!」
「なんで?」
頭上に花柄の傘をさした二つの影が、信号を渡って小さくなっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
湖水映
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月24日
参加申し込みの期限
2014年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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