this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
星ヶ丘教会のお茶会
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
「!」
蔦薔薇の館前で、鴇波が足を止めた。教会の庭から走ってきたから息が切れている。
足を止めた原因は、メールの着信音だ。携帯電話を取り出して操作する。
「……え……遊びの、お誘い?」
友だちの男の子からのメールだ。前に約束した通り、一緒に遊ぼうと誘ってくれたのだ。
「じゃぁ、あたし……嫌われてないの?」
何度も画面の文字を確認する。なんど読んでも、その文面が消えることは無かった。
「……戻らなきゃ」
不安で、怖くて、そんな事を口にしてしまって、恥ずかしくて。居たたまれなくて飛び出してきてしまったけれど。
「戻って謝らなくちゃ」
ずっと抱えていた不安が軽くなって、鴇波に冷静な心が戻ってきた。
踵を返すと、今度は大切な友人達の下へと鴇波は走り出した。
「まぁ、大した神魂ではないし。なにより面倒だしな」
トレーを片手に肩をすくめるのはいつだってマイペースな旅鴉だ。
「じゃあやっぱり、羽衣ちゃんがちょっと変だったのも皆と一緒で……」
「神魂のせいだろうな」
心配そうな十文字を安心させるように上穗木が腕を叩いてやる。
「すぐ戻ってくるさ。そうしたらぼくがお茶を淹れてやる」
「……う、うん」
(それってやっぱり砂糖沢山いれるのかな)
確認するにはちょっと勇気が足りない十文字だ。
「ほら、面倒なんだ正気に返れ」
旅鴉がミネラルウオーターのペットボトルを森の口内へ押し込み、無理やり水を飲ませた。
「好きな人も嫌いな人も愛することは成熟した者のみができることです。自分自身を大切にする者だけが他の方々を大切にできまごほっ」
「シスター・ゼシカ、喉が渇きませんか?」
「まぁありがとう」
同じく、ペットボトルを差し出す十文字にゼシカが微笑む。
「ですからどんな小さなものにも……んっ……あら? 私……」
「ふむ、これで決まりだな」
ローズヒップティーで恋バナに夢中になっている人たちは、別の飲み物を飲ませれば正気に戻る。
「……助かったよ」
どこかやつれた風情の神野が苦笑と共に礼を述べた。
「ふふっ災難だったな、神野」
「残ったお菓子を食べ尽くして回復する」
肩をすくめて冗談で返した神野に、ビシリと指が突きつけられた。
「そうはいかないのだ、お菓子もお茶もお食事も独り占めにはさせないのだ真央ちゃんだって食キング修行中なのだー!」
「後木さん!?」
宇佐見を引き連れて後木が現れた!
「えーと、真央ちゃん、たぶんだけどこの量、一人では食べられないんじゃないかなーって」
宇佐見が無駄と知りつつ声をかける。
「ふふふ、マキナちゃんにだってぜーったい負けないのだ! 真央ちゃんにもソルベよこせなのだー!」
「うん、聞いてないねー」
とほーっと空を仰ぐと宇佐見は除けられていた自分用のソルベを取り出す。
「真央ちゃん、ほら、ソルベならここにあるから……」
「ほんとなのだ桃なのだおいしそうなのだー!」
きらきらと目を輝かせて後木が宇佐見にじゃれ付く。
「もっちゃんセンパイありがとうなのださっそく頂くのだー」
「後木さん、相変わらず元気だなぁ」
なんというかパワフルだ。生命力にあふれている。
「よっし僕も色々食べようかな」
うきうきと焼き菓子の山を神野が物色してあれこれと取り皿に取っていく。
「ふわー冷たくて甘くておいしーのだー!」
「そりゃ良かった」
幸せそうにふるふる震える後木に宇佐見が破顔一笑する。
「ん? もっちゃんセンパイは食べないのだ?」
「あー……俺はなんつーか……良いんだ」
宇佐見の分は、今まさに後木の胃の中へと収められている。
(もともと、手土産だし……こんだけ美味しそうに食べてくれたら俺も食べ物も本望っていうか)
「はい、あーんなのだ」
「え?」
「ていっ」
宇佐見の口の中、さわやかな甘さと冷たさが広がる。
「ふふっ油断大敵なのだー」
「ん、ぐっ……ま、真央ちゃ……」
何が起こったのか、遅まきながら理解して宇佐見の顔が赤くなる。
(え、ちょ、あれ、やっぱり)
本日三度目、胸の苦しさを覚えて宇佐美は生唾を飲み込んだ。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
星ヶ丘教会のお茶会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月21日
参加申し込みの期限
2014年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!