this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
New Birthday.
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
●
丑都渡 紗姫
がフロントに顔を出すと、ちょうど新規のお客さんが入ってくるところだった。
「あ、もしかして予約の――ってあれ? ウチのガッコの子だよね?」
「む。たしか……先輩、だったか?」
たしか、そう。
浮舟 久雨
だ。
「そそ。で、今日はどしたの?」
「少し髪を整えにな」
「ふーん」なるほど。少し考えてから、「あ、じゃあ案内するねー」
「ああ、よろしく頼む」
こうして久雨を席に案内すると、すぐさま店長が近づいてくる。紗姫は当然、場所を替わるべきなのだが、久雨の背後から退くことなく店長と向き合った。
「てんちょーこの子あたしがやったげたいんだけどいいかな?」
「紗姫ちゃんが?」
「そそー。あ、もち、カットはまかせるよ。カットじゃなくてセットやらして欲しんだけどー?」
「ああ、セットね。わかった」
ものわかりがいいのか人当たりがいいのか頼りないのか。バイトを始めて日が浅いため、いまひとつ店長の人柄がわからない。しかしやらせてくれるというのなら別段追求しなくてもいいだろう。ラッキーと思って、紗姫はすぐさま場所を譲った。
「じゃあ、切り終わったら替わるから、その間あっちのお客さんの髪型相談乗ってあげてくれるかな?」
「はいはーい」
それから指示されたお客さんの方へ向かう。
「それで、今日はどんな髪型にしたいのかな? もしかして思い切っちゃうの?」
「いや、髪の長さは変えないでくれ。カットは全体を整える程度で良い」
「承知しました」
背後から聞こえてくる会話は、何の変哲もないよくあるものだった。
「お客さん、メチきゃわたん~! ほんと、この髪型にして正解!」
「わ、まぢぃ? 紗姫ちぃ、あざますう!」
紗姫が乙女の戦闘モードに変身したお客さんを店の外まで送って戻ると、店長がちょうど久雨の髪を切り終わったところだった。
「紗姫ちゃん、浮舟さんのセット頼んでもいいかな?」
「はーい」
なんとなくワンピースの裾を直してから、紗姫は久雨の後ろに立つ。そして鏡越しに久雨の目を見て話しかけた。
「お待たせー! で、どんな髪型になりたい? こんな感じーとかぼんやりでいいよ」
一瞬、考えこむような間を置いてから、久雨は口を開く。
「では、『大人』に見えるようセットしてくれないか?」
「大人っぽくね?」
そう繰り返してから、さり気なく久雨の全身を観察する。長い手足とバランスが悪くならない程度に長い髪。服装は好意的に言ってもシンプルとしか言えそうにないほど飾り気がないが、高校生には思えない妙な雰囲気がある。しかし。
(多分この子慣れてないよね?)
どこに定めていいのかわからず、逸らされた視線。平静とも無表情とも違うわずかに筋肉のこわばった表情。これはどう考えても。
(緊張してるっぽいじゃん)
そんなところがまだまだ高校生。紗姫は気がつかれないようにくすりと笑ってから、カーラーを手に取った。
「ま、んじゃ。軽くゆる巻きが無難かな、外巻きなら大人っぽく見えるし」
「……任せる」
「はーい、じゃ任せてー」
そして長い髪の一房一房を丁寧に巻いていく。
染色してはいるが、久雨の長い髪には芯がある。その上で、空を映し込んで輝く川のようにさらりさらりと流れている。紗姫も髪の毛には気を使っているが、彼女の場合努力して努力してこの髪を保っているということでもなさそうだ。巻いたことがないのだろう。なかなかきれいな巻きにはならず苦戦するが、そこは腕の見せどころ。紗姫は傷まないように気をつけながらドライヤーで髪を温めて……そしてカーラーを取った。
「うっし、こんなもんでどーお?」
強すぎない、けれどゆるりゆるりとカールのかかった浮舟の髪。
「でね、こうやってまとめて肩から前に垂らせばほら、邪魔にならなくなったし簡単に印象変わるっしょ!」
その髪を後ろに流すのではなく、前に流すことで『変化』を大きく見せた。
「……ふむ。こうも違うものなのか」
久雨は変化に戸惑っているのか、おそるおそる自身の髪にふれている。まだカーラーの熱が残った髪は柔らかく温かいだろう。
紗姫も紗姫で、なかなかの仕上がりに満足していたのだが、ふと閃いた。
「ね、ついでにメイクさしてくんない?」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
New Birthday.
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月09日
参加申し込みの期限
2014年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!