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New Birthday.
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「いらっしゃいませー!『Gatto Bianco』へようこそ!」
昼下がりの頃。その扉を開けると、遠慮のない突き抜けに明るい声が出迎えてくれた。
「あいあい、元気なんはええなぁ」
それは白髪を蓄えた
竹松 梅
に対しても同じ。なかなかいいお店やなぁと頷いていると、すぐに奥から
丑都渡 紗姫
が出てきて、手を差し出した。
「おばあちゃん、髪切るの? 予約してる?」
見た目は派手で、言葉遣いも……接客には向かないかもしれないが、声が大きくて聞き取りやすくて梅にはちょうどいい。それと梅に差し出された手の温かさも。
「通りがかりなんやけどな。お試し価格なんやて?」
「そだよ」
「そやったら、切ってもらおかな」
「ちょっと待ってねー」笑顔で言ってから振り返って奥に向かって声をかける「てんちょー、新規のお客さんへーきー?」
その声に呼ばれてやってきたのは人好きする笑顔を浮かべた若い(といっても梅から見てだが)男性だった。
「紗姫ちゃん、案内ありがとう」男は軽く紗姫に目配せをしてから梅と視線を合わせるために屈んで「いらっしゃいませ、少し待ってもらうことになるんですけど、大丈夫ですか?」。
「へ、なんて?」
いらっしゃいませ、とは聞こえたのだが、そこから後がよく聞こえなかった。気がする。そのことを告げると男性は笑顔のまま、ひとまわり大きな声で再び話しかけてくれる。
「お菓子を食べて、順番を待っててくれるかな?」
今度こそよくよく聞こえた。なるほど、お菓子を出してくれるらしい。
「あい、おおきんなぁ」
そうしてようやく梅は待合のソファに座り込む。
新しく待合室にやってきたのは腰の曲がったおばあちゃん。
白石 龍樹
は少しばかり意外に思った。
(お洒落なお店だけど、いろんな人が来るんだなー)
右隣で一緒に待ってるお姉ちゃん、
宮祀 智瑜
は、可愛らしくて、こういうお店はよく似合うような気がするけど。
でもそのお姉ちゃん、ちょっと緊張しているのかそわそわしている。龍樹はちらりと左隣に座る母親の顔を覗き見た。どうやら雑誌を読むのに夢中で龍樹から気はそれているみたいだ。
(ヤりぃ!)
今なら話しかけても咎める人間はいない。というわけで龍樹はさっそく――
「お姉ちゃんも髪切るん?」
と思ったのに。梅に先を越されてしまった。
「え、あ……はい。まだ、決めてないんですけど」
「そうなん?」
だったら一緒に決めてあげようとでも言うように梅は智瑜の読む雑誌を覗きこんだ。
「こんなんもええんとちゃうの? もっとべっぴんさんになるんとちゃう?」
「そ、そうですか?」
戸惑っている智瑜を見て、今度こそ思い切って龍樹は話の輪に入る。
「うん! それならお姉ちゃんに似合うぜ!」
「あ、ありがとうございます」
ふんわりと膨らんだような智瑜の笑顔を向けられて、なんだかこそばゆい。
「お兄ちゃんも髪の毛切るん?」
それを知ってか知らずか梅は、龍樹に話を振る。
「ああ! 普段は母ちゃんが切ってくれるけど、男は身だしなみに気をつけないとモテないって父ちゃんが言ってたし、新しい店のぞいてみたいからな!」
「そら、そやねぇ」
そう。そうだ髪の毛切って、身だしなみに気をつけたらきっと俺ももてもてになる!‥‥風呂は嫌いだけど!
「こんな風に髪の毛ちょんちょんにして……」
「ええなぁ。お兄ちゃんももっと男前なるわさ」
なんだか楽しくなってきた。それにともない声も大きくなってきた。そうすると当然母親が龍樹のことを思い出してしまうのであった。
(やっべ!)
そう思ったところで、救いの女神が現れる。
「
白石 龍樹
君ー?」
丑都渡 紗姫
だ。
「さて、俺の番だからキレイなねえちゃんがいるあっちに……」
やったーという勢いのままに、立ち上がる。が、ここでも母親が立ちはだかった。
「ちぇ……」
そして為す術なく、キレイなねえちゃんのいない方(理容室)に引きずられていく。
「お兄ちゃん、ほなね」
「かっこよくなるといいですね」
でも、それはそれで、まあいいか。
「おう!」
元気いっぱい返事をして、右の部屋に入っていく。
小学校の低学年くらいだろうか。元気いっぱいの男の子を見送って、再び智瑜は雑誌に視線を落とした。
(ちょっとワイルドな感じの赤髪に、丑都渡先輩みたいな金髪かぁ……)
小さな頃からずっと今の、おかっぱではないけれど綺麗に切り揃えられた黒髪ボブヘアを貫いてきた智瑜からすれば、少しハードルが高い髪型だ。
「お姉ちゃん、これどやって使うん?」
「え? あ、これは……」
そうして悩んでいる時に、梅がタブレット端末を差し出してきた。なるほどこれもカタログなのか。智瑜はちょっぴり感心しながら梅に使い方を説明していった。
「おまたせしております、よろしければこちらどうぞ」
そうしているとそう言って店員さんが可愛らしい焼き菓子を持ってやってくる。それから飲み物の注文も取ってくれて、さらに。
「あ、もしよかったら顔写真を撮ってもらうと、髪型をシミュレーションできるアプリが入ってるんで試してみます?」
思わぬ機能を教えてくれた。
「あいあい、着せ替えやね」
智瑜が驚いているのに梅はあいあいと頷いて、さっそく写真を撮ってくれと店員さんにせがんでいる。
(さすが年の功なのです……!)
智瑜は尊敬の眼差しを送り、梅のシミュレーション(水色のカーディガンに合わせて青っぽい髪にしてみたりとアグレッシブだ)に付き合うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月09日
参加申し込みの期限
2014年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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