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[TOS]レメディ
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●息継ぎ
平和というのは、こんなにも間の抜けたものなのだろうか。
ぽっかりと穴の空いたような平穏に、
リオ
はまだ戸惑っている。
ヴァロラの戦いが終わってから、戦闘のない日がつづいた。
グループは新たな拠点に腰をすえた。物資の調達や見張りの割り振りなど、しばらくは慌ただしかった。だがそれも落ち着いてしまうと、今度は逆に、何もない日々だけが残った。
次の反抗作戦も、行動指針すらも、いまだ白紙だ。
理由はひとつではないが、大きいのはミオの不調だろう。一度などは壁に手をついてうずくまっている姿をリオは見てしまった。病なのか、ガーナックとしての寿命が来ているのか。おそらく、もう長くない。
そんな停滞の中で、リオは言った。
「少しの間、ふたりきりですごしたい」
ミオに告げると、彼女は一瞬だけリオを見て簡単に言った。
「連絡の取れる距離にいてくれ」
ターヤもエリオンも、ラムすらも何も言わなかった。英二がうなずいたとき、それで決まった、という空気があった。
こうしてリオと
サツキ
は、現在の拠点からやや離れた廃屋にふたりで暮らしはじめた。
過渡期、なのだと思うことにしている。この静かな日々は、いずれ再起するための息継ぎだ。ふたたび修羅の日々がはじまれば、この平和を懐かしく思うこともあるだろう。
リオの隣にサツキが寝ている。汗の乾いた跡を首筋に残したままで。
きれいだ、と思う。いつ見てもそう思う。そして毎回、その次に思うことがある。
いつまであたしたちは、一緒にいられるのだろう。
いつだって別離は突然だ。かつてリオが率いていたグループは、予兆すらなく崩壊した。今日は平穏でも、明日にはもう戦いに放り込まれるかもしれない。そうしたら唐突に、命なんて終わってしまう。
肌感覚で理解しているからだろうか。お互いを求め合う強さと深さは、ふたりきりになって激しさを増した。
夜ごと、ときには真昼であっても、狂ったようにむさぼりあった。サツキと自分、全身の体液がそっくり入れ替わったのではないかと錯覚するほど濃密に。体内時計が狂うレベルで。
昨夜も、何時間そうしていたのかわからない。全身がひりひりするほどだ。
絶頂を迎えるたびにあたしたちは何度も「死んだ」。
リオは思う。
次に闘いがあるときは、もしかしたら本当に死んでしまうのかもしれない。
それならば、互いの身体と心に自分を刻みつけたかった。
リオはサツキの頬に、そっと指を触れた。
温かい。
この温かさは、まちがいなく実在するものだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
[TOS] 狂気日食
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年07月08日
参加申し込みの期限
2026年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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