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桜の下で
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【夜桜を見に】
春先のある日のことだった。
稲積 柚春
は、唐揚げを揚げながら、小さく不安げな吐息をついた。
ここは、星ヶ丘の
ウォルター・B
の屋敷のキッチンだ。
テーブルには、3段の重箱が出され、桜でんぶをまぶしたおにぎりや、卵焼き、生ハムをバラの花びらのように巻かれたポテトサラダなどが、皿に載って詰められるのを待っている。
今日は、夜桜を見に行く予定なのだ。
(ワットは、出かけるまでに帰って来てくれるかな)
柚春は、ふと思う。
その日、夫のウォルターは、寝子高の卒業生、つまり元生徒たちと、九夜山の展望台に花見に出かけていた。
何人くらいの集まりで、誰がいるのか……といったことは、聞いていない。
問えば教えてくれるかもしれないが、柚春はなんとなく聞けなかった。
彼を送り出したあと、柚春は用意を始めた。
だが、ずっと不安な気持ちに苛まれている。
(……二次会とか、行っちゃうかな。帰って来てすぐ出かけるなんて、疲れてて嫌かも)
そんな思いが、頭の中をグルグルと巡る。
だが一方で。
「帰ったら、一緒に夜桜見物に行こうねぇ」
そう言って出かけた彼の約束を、柚春はなかったことにしたくない、とも思う。
花見自体は、七分咲きのころに、メイドの
メアリ・エヴァンズ
も含めて、3人でピクニックに行った。
だが、そのあとで。
「夜桜もいいよね」
思いついて柚春が言うと、ウォルターも賛成してくれたのだ。
「そうだねぇ。今度は満開のころに、夜見に行こうかぁ」
「次はわたくし抜きで、楽しんでいらっしゃいまし」
メアリもそれへ、微笑んで言ったものだった。
そして桜は満開の時期を迎え、柚春とウォルターは2人で花見に行くことを決めた。
柚春は、淡く夜空に映える桜にあうメニューを考え、場所もあれこれ考えた。
(寝子ヶ浜海浜公園でもイベントがありそうだけど、天宵川沿いも水面に花びらが浮かんで、綺麗かもしれないなぁ。九夜山の展望台もライトアップしてるみたいだし、桜と星空なんてのも素敵かも)
そうやって迷うのも、楽しかった。
なのだけれども……。
不安に包まれながらも、手を動かせば用意は整い、弁当の中身は重箱に詰められ、飲み物も水筒に詰められた。
あとは、ウォルターの帰宅を待つだけだ。
そんな中、彼は日が落ち切る前に、戻って来た。
「ワット、お帰りなさい」
「ただいま、柚春。夜桜見物、どこに行くか決まったかなぁ?」
笑顔で出迎える柚春に、ウォルターは訊いて来る。
柚春は、思わず目を見張った。
「あ、うん。天宵川沿いに行こうかなって」
答えながら彼女は、不安が吹き飛んで行くのを感じていた。
ちなみに、天宵川沿いに決めたのは、調べたところ海浜公園のイベントは今日ではなく、九夜山は昼間と同じ場所に行くのではウォルターが嫌かもしれないと考えてのことだった。
「OKだよぉ。用意はできてるかなぁ」
「ええ」
言われて柚春がうなずくと、「なら、荷物を積んで、すぐに出発だよぉ」とウォルターも元気よく返す。
そんなわけで、重箱と水筒を車に積んで、2人は出発した。
運転は、むろんウォルターだ。
到着した天宵川沿いは、日没と同時にライトアップされて、桜が美しく、幻想的だった。川面に浮かぶ花びらも、柚春が思ったとおり、綺麗だ。
川沿いの道には出店が出たり、桜を眺めながら食事ができるように、椅子やテーブルが用意されたりしている。
駐車場に車を停めて、柚春とウォルターは夜桜を眺めながら、川沿いを歩いて行く。
柚春は、昼間の「元生徒」のことが相変わらず気になってはいた。だが、それでも。
(……聞き分けなんてよくないし、今でも気になってる。それでも、ワットが僕の所に帰って来てくれたのがうれしいから、聞かない)
彼女はそう決めて、何も口にしないまま、ただ満開のライトアップされた桜を見上げていた。
やがて2人は、テーブルの一つに腰を降ろして、弁当を広げた。
重箱の中身に、ウォルターが目を見張る。
「こっちも、桜が満開だねぇ」
「夜桜に合うメニューを、考えてみたんだよ。特に、その生ハム巻いたポテサラは、絶品に仕上がったから、食べてみて」
柚春が言うと、「それは楽しみだねぇ」とウォルターはさっそく、生ハム巻きポテサラに箸をつけた。
ウォルターが賑やかに、一通り重箱の中身を味わって、一息ついたところで、柚春はつと彼を見やって尋ねた。
「ワットは、桜の花びら、つかみに行く? 手のひらに落ちるのを待ってる?」
「なんだい急に?」
首をかしげるウォルターに、彼女は続ける。
「僕は……気づいたら、そこに乗っかってたのかも」
「なんのことだい? 桜の花びら?」
更に困惑して首をかしげるウォルターに、柚春は笑った。
「ふふ、ワットみたいに気まぐれに動くから、追いかけるのは大変って話だよ!」
そんな彼女に、首をかしげつつもウォルターは笑い返して、「僕は、気まぐれかなぁ?」と尋ねる。
だが、柚春はそれには答えず、このあとどうするか、彼の希望を尋ねたのみだ。
ウォルターは再び首をかしげたものの、それ以上問うことはせず、言った。
「たしか、船で川を下りながら、桜を眺められるのがあるって聞いたから、それに乗りたいなぁ」
「わかった。じゃあ、これを食べてしまって、一旦車に置いてから船着き場を探そう」
柚春もうなずくと、2人は再び重箱の中身に箸を伸ばすのだった。
しばらくのち、船頭に操られてゆったりと川を下っていく船から、夜桜を満喫する柚春とウォルターの姿があった――。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
参加いただき、ありがとうございました。
マスターの織人文です。
それぞれに違った趣のあるお花見で、書いていて、楽しかったです。
みなさまにも、少しでも楽しんでいただければ、幸いです。
それでは、次の機会がありましたら、よろしくお願いします。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年03月27日
参加申し込みの期限
2026年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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