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~にゃんこ西暦222年~ ねこネコ王国祭!!
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【『ぱにゃり!』】
八神 修
は二本足の猫の話を聞いて、『猫には猫を』と飼い猫のパトラ(サバトラ柄)とタイガ(トラ柄)2匹の猫を連れて、探索に出ました。
曰く、覚えているのは、好奇心旺盛のパトラが途中から飛び出していったのを追い掛けて、岩をすり抜けたこと。
そして『来客』として、しっかり茶色虎柄の四本足猫になっていた修は、自分の飼っている猫と同じ大きさになっている事に気がついたのです。
「パ、パトラ…? タイガ……?」
「にゃ~んっ。やがみくんだーいすきっ。ねこカリカリが食べたいにゃ~」
「ご主人様に拾われたこの命ある限り、いつまでもご主人様に仕えるにゃ!」
彼が飼っているのは、それぞれ大変個性的な猫のようです。
その時、何故か遥か遠くから大量の二本足の猫たちが、急に修に向かって押しかけてきました!
「おおっ、猫の王宮預言者の通りだにゃ! この香りは王さまの香りにそっくりにゃ! 普通の猫には区別もつかないに違いにゃい!」
「研究するにゃ! さっそく王さまに隠れて研究するにゃ!」
「研究心魂がうずうずするにゃ~~~っ!」
言うが早いか、二本足の猫たちは修を複数で抱えると、あっという間に姿を消してしまいました。
瞬時に飼い主を猫に拉致られた飼い猫たちは、見えなくなった主を急いで追い掛けていきます。
「ああ……ひどい目に遭った……」
そして数十分後、同じ場所に解放された修はひどい有様でした。
毛はぼうぼう、キューティクルも何もなく、目の下には隈まで出来てしまっています。
よろよろ……ぼて。
まさにぼろ雑巾のごとく捨てられた修でしたが、研究者の愛というのはどの世界も得てしてこんなものなのです。
匂いを辿って元の場所に戻ってきた飼い猫2匹は、必死におろおろしています。
そこを通り掛ったのは、二本足で歩くはちわれ模様の猫
後木 真央
でした。
真央は、パトラを見つけて、急いだ様子でこちらに向かってきました。
「はっ! そこにいるのはパトラにゃのだっ?
じゃ、じゃあそこで轢かれてしまって天に召されにゃうとしているのが修ちゃ……?」
「轢かれた訳では……ああ、あながち間違っていないな……」
「修にゃん見っけにゃのだ……しかし、お猫さまににゃんてことをーーー!!」
「これをやったのも猫なんだが……──まあいいさ。そ、それにしても疲れた……」
「せっかくのお祭にゃのだ! 遊ばなければ損にゃのだ! 真央ちゃんが修ちゃんを運ぶにょだ!」
言われたままに猫たちを含み、修を抱えてパトラを真央の頭の上に乗せる……と、そこには立派なトーテムポールが出来上がりました。
肝心の真央が、重さでお祭を楽しめないのではないのかと心配になってきてしまいますが、本人はお祭の空気も楽しいのか、不満な様子は全く感じられません。
真央は不意に思いついたように、一旦修を下ろして更に小さく可愛らしくなった自分の手を丸めました。
「にゃにゃにゃがおー!」
真央のろっこん発動!
【発動条件】にゃにゃにゃがおー!と叫び両手を丸める
【能力】三毛猫1体召喚。召喚した三毛猫にお願いして戦闘その他1つだけ代わりにやってもらう
「これで、がおーに知り合いを見分けて教えてもにゃうのだ。皆に挨拶したいにょだ」
「あ、修ちゃん! あそこにお魚焼きの屋台があるにょだ! 真央ちゃんも──」
「…そのしゃべり方、真央ちゃんか?」
遠くから二本足の猫が駆け寄ってきます。
がおーが匂いをかいで、真央もその声で直ぐに相手が先輩である
宇佐見 望月
だと分かりました。
「もっちゃんセンパイにゃのだ? センパイもにゃにか食べるにょだ?」
「真央ちゃんも猫になってる!? 俺頭打った?」
先ほどから、自分が二本足の猫になっている事にも信じ難い状態にいた望月にとって、何故だか少し気になってしまう人──真央まで二本足の猫になってしまった事が衝撃でなりません。
「真央ちゃん。なあ、もし大丈夫なら元に戻るまで一緒に行動し…」
「……………」
「真央ちゃん、さっきから抱えている猫なんだ?」
「ん? 修ちゃんにゃのだ!」
きらきらした天使のような笑顔で、やりとりを無言でじっと見ている茶色虎柄の猫を掲げてみせる真央。
「……って、修ちゃんもいたのか、なんだぁ」
「……………」
なんだ呼ばわりされても黙っている修も我慢強いですが、望月にも思うところがありました。
──先ほどから、修がいて落胆する理由が分からなくて。もやもやした気分が抜けません。
(『なんだぁ』って、なんだぁ?俺なんでこんなにがっかりしてんだ?)
まず、真央がいるだけで顔を赤くする程ドキドキする理由が分かりません。分からないことだらけです。
彼としては、気になることだらけですが、この場は割り切った振りをすることにしました。
そうしないと、今のままでは歩くことすらままならなりません。
「ああまあいいや、一緒に行こうぜ。
…それにしても猫一杯だな真央ちゃん、保育士みてぇだな」
望月が真央の方を見れば、修を抱えパトラと頭に乗せ、がおーを連れている姿はまさしく猫一杯。真央は今まさに猫の保育士みたいになっていました。その微笑ましさに望月の表情にも少し笑顔が戻ります。
しかし、その当人の真央と言えば、
「あっ! 修ちゃん潰しちゃったにょだ!! 大変にゃのだー!」
うっかり転んで、修と体格差的にも、もつれ合う程度で済みましたが、かなりのうっかりさんな保育士さんだったのでした。
お友達探し──がおーが、先ほどから何人かの真央の友達の気配を教えてくれていますが、
「円にゃーん!」
桜庭 円
の気配を感じて声を掛けたら、円と思わしき黒猫が、その声に申し訳なさそうにしつつも、いつも見慣れたにゃーくんと共に駆け抜けていってしまったり……と、中々お友達が上手く捕まりません。
そんな中、この世界に入ったばかりの様子の
旅鴉 月詠
と、一緒に連れて歩いているトラと絶賛ラブラブ中の
桜井 ラッセル
がその声に反応しました。
ちなみに、道の真ん中でやっていたラッセルのラブラブ振りはこの様な感じです。
「にいちゃん! 喋れるんだ。私と遊んで~」
やんちゃなトラが思い切り飛びついて、大きさが同じラッセルがしりもちをついてしまいます。
「はいはい、っておお…」
猫になったからでしょうか、いつも一緒にいるトラが、ラッセルの目には将来がとても楽しみな美少女に映りました。これはたまりません。人間で考えれば、そんな可愛らしい女の子が、自分を慕って自分の上に乗っているのですから。
「いやいや! ん? 誰か呼んでいる?」
思いっきり頭を振って幻想を吹き払ってから。
器用にトラを頭の上に乗せて、猫じゃらしであやしながら、そちらの方へ向かいます。
「その声は真央か。どこも二本足なのには変わりないようだな」
「月詠ちゃん! にゃ、修ちゃんは4本足にゃのだ」
「おっ、やっぱ後木か。どうかしたのか…っつーのも変だよなっ。皆猫だし」
「ラッセルちゃん! そろった面子で記念撮影がしたいにょだ!
ちゃんと真央ちゃん専用バッグには電池式の機械が入っているにょだ。これならちゃんと写りそうにゃのだ!」
人が集まり始めた頃、ふと望月が辺りを見渡し声を掛けます。
「おーいっ、せっかくだから腹ごしらえにしてからにしようぜっ。
目の前にこんな美味しそうな焼き魚焼いてるんだし……あ、でも買う金がねぇ!」
辺りからの良い匂いに誘われて挙げた望月の提案に、ふと真央が顔を上げました。
「もちろん賛成にゃのにゃー!
でも、買い物、カツブシと木天蓼粉でできにゃいにょだ?
店員猫さん、これでお魚どれくらい買えるのかにゃ」
「おおっ! この脱法すれすれのまたたび粉なら、あるお魚全部買えますにゃ!」
さり気無くこの店員猫さんが不穏なことを言ったような気がしなくはありませんが、自力で焼く必要はなさそうです。
しかし──
「いや、真央ちゃんにその木天蓼粉を使わせちまうと気に入ったものが買えない時に困るだろっ。
俺に任せろ! 猫のおいちゃん! 焼くの少し手伝うから何匹か分けてー!」
「祭の日にお客さんの言うことには断れないねぇ。好きに使ってみると良いにゃ」
店員さんの許可を頂きました。少し時間が掛かりそうですが、美味しい焼き魚は食べられそうです。
望月はまずは炭の位置を確認するところか始まり、アウトクッキングのお手本のような大変な手際のよさで、こうしてあっと言う間にこの場にいるメンバー分以上の魚を焼き上げました。
かすかに聞こえる音楽に『たくさん美味しく焼けましたー!』というコーラスが届きそうな錯覚がするほどの、素晴らしい焼き具合です。
真央が受け取った魚を美味しそうに食べているのを見て、望月は幸せでしたが、どうにも先程からのもやもや感が抜けません。表情は嬉しいのにどうも、尻尾だけは本音を現しているようで。
元の世界に変えるまでの間、望月の尻尾はずぅっと不機嫌そうに左右にパタパタ動いていました。
そんな望月を傍らにしつつも。真央にしてみれば、こんなに二本足の猫が集まって、記念とならない写真を撮らない手はありません。
「皆で猫になった姿を『ぱにゃり!』 作戦にゃのだ!」
「ふむ……それなら先に衣装店に寄ってからにすべきだったか」
月詠が少し考え込んでいます。
「しかし、まあ写真程度ならばよしとするか」
「写真撮影かぁ。これだけ人数いれば圧巻だろーなぁっ。CGと間違われそうなのがなんだけど……んー、まいっか」
ラッセルの言葉を皮切りに、人が(今は猫ですが)カメラを持つ真央を中心に集まっていきます。
「それじゃあ行くにゃのだ!」
カシャッ
デジカメで取れたデータをUSBケーブルに繋いで、即座に写真にしてくれる機械を通します。
「おおっ! よく撮れているのにゃー!」
今は良く撮れている写真を見ながら、ラッセルがふと思い出した様子で言いました。
「そういえば、今年の王さまは黄色虎柄らしいな。だったら、一度お目に掛かってみたいもんだ。人になったら八神や俺みたいになったりして」
楽しそうに笑いながら言った一言。
しかし、修は少し思案して。そして、こっそり何かをラッセルにだけ耳打ちしました。
「──へえ。ナイスアイディア。俺も協力してぇ」
そこには、修の一言に二つ返事で、冗談めいた様子で共に頷いたラッセルの笑顔がありました。
その全貌が明るみに出るのはもう少し先の事……
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月01日
参加申し込みの期限
2014年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月08日 11時00分
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