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LIQUID -Star Chronicle- 月の雫編
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【ストーリークエスト『月の雫』(10)】
塔を最上まで上り詰めると、そこに広がっていたのは地底湖だった。冷静を心がけるソフィアの感覚にも狂いが生じ、くらりと足元が揺らぐようだ。
「ほえ~、すごいねえ。綺麗だねえ」
「綺麗だけど、そうじゃない! 私たち、ずっと塔の中を上に上に上がっていたのに、どうして地底湖に出るの……? もうわけわかんないよ!」
マイペースなシフォンの言にも、目を白黒とさせるロロにも理解はおよぶ。美しく、不条理で、奇妙で神聖で清浄で、容易に触れがたく思わせる神秘の光景だった。
しかし、それに見入っている隙はない。
「殺せ、ひとり残らず! 冒険者風情などしょせん無産者よ。誇るべき矜持もなく、わずかばかりの報酬につられ愚にもつかん宝探しにうつつを抜かし、血みどろの闘争にふけるばかりの野蛮人どもだ。こやつらに我が教団の崇高な意志など理解できようはずもない。いかばかりかむしり取っても世になんら痛みもおよぼさぬ、雑草に等しいつまらぬ者どもよ」
そんなことをとうとうと叫ぶ男はどうやら、アムトロジーの白服たちにあって彼ら一団を率いる立場にあるようだ。彼らの時折呼ぶ、教主なる者に次ぐ権力者であろうか。尊大に声高に、きわめて一方的に告げると白服たちは冒険者らを排除せんと踊りかかる。
「……<氷刃嵐>!」
氷の刃はらむ風がうずまき、白服の振るう刃に槍の穂先を弾き返す。隙を突き、ストーリーテラーであるシフォンのカードが翻り、電撃を放ち敵どもを打ち据えた。ロロは一歩退いて、オラクルリンカーの持つバフスキルを仲間たちへ与えてゆく。
「彼らとは決して利害が一致しないようね。迎え撃つわ」
「おっけー、ソフィアちゃん。思いっ切りいくよ~」
「誰が来ても、なにが敵だろうと、ソフィア、あなたには指一本触れさせないから!」
目的を果たす。時の波濤の根源に対処し、時球域を晴らす。それこそが使命であると深く胸に刻みながらも、ソフィアはシフォンとロロ、ふたりから等しく目を離せずにいる。彼女らを守ること、それこそが至上の命題のように思われてならなかった。使命感を超越するそんな感情の波にさらされ、ソフィアは惑わずにいられない。
(こんな時にまで。ぼくは……)
生真面目で理知的な王立魔法アカデミーの教諭としてより、ともすればちっぽけな想花としての感性がむくむくと頭をもたげてくる。
(だめだ。ふたりを守るんだ、ぼくが……私が、必ず)
自己嫌悪に苛まれつつも、ソフィアは頭を振りたくり邪念を追い払うと、白服たちを見据えながらに杖を振るった。
敵は多勢だ。アムトロジーのつらつら語る教義など冒険者らに興味も湧かせないが、感化される者は少なくないらしい。アオイは憮然としたまま拳を突き出し、一撃を叩き込む。
「好き勝手言ってくれるなあ、あいつら」
「典型的な狂信者ってやつかしら。せっかくの綺麗な景色が台ナシよね!」
マーナがオートヒールを隙なく広げ、持続回復を頼りにずいと前線へ切り込む。敵は多いが援護も厚い。後ろを気にすることもなかった。
「まったく、イヤなことを思い出しますわね!」
「それよね~、シャローテ。でもちょっと懐かしいわね、
バリスタール教団
」
宗教結社を相手取るのはこれで二度目だ。かくも世に救いを求む衆生の多きこと、それを食い物にせんと跋扈する輩の多きことか。アムトロジーとて実態はかの教団とさほど変わらず、絶望的な世にあって迷い子へ希望を説き、導かんとしながらもその本質は、上層部の私利私欲を満たすためのシステムに過ぎないのだろう。
UWP2の右腕が音を立てて変形し、電磁射出式ライフルの一射が白服を貫く。
「教義や宗旨といったものが、人間の良識や理性をも歪めるものでしょうか。アオイ、私には分かりません……」
「ん~……そーいう宗教ばっかりでもないと思うけどね」
小さな少女然としたオートマタの頭にぽんと手のひらを置いてやりながら、アオイは笑む。
「今は分からなくていいと思うよ。でもいつかは、自分で考えられるようにならないとね。ウーピー」
「……ご教授ください。司令官!」
アオイとUWP2、シャローテが最前線を堅持し、マーナ、ロロが手厚いサポート体制を敷く。ソフィアとシフォンが存分に攻撃魔法を叩き込む。幾度となくそれらにさらされながらも白服たちを立たせているのは、彼らの呼ぶところのアムリタールがもたらす効能によるものだが、さしもの不死も止めどない猛攻の前には再生が追い付かないらしい。
畳みかけんとアオイが、ソフィアが気勢を発する。その時だった。不意の地響きが冒険者も白服たちも、区別なく等しく揺らしたのは。
「な、なに?」
「湖の底から、なにかが……」
湖水の深いブルーに淀みが生じ、激しく波立つ。なにかがせり上がってくる。湖底に存在する、途方もなく巨大な存在感を放つなにかが。
「あ……あれが来る。あれがまた」
震える声で、白服の男がつぶやいた。不死性を宿しながら、彼らはひどく怯えて見えた。
「おぞましい、あれが……あれが本当に、アムリタールの恩恵なのか? あんなものが?」
「おれたちも、いずれはあんな姿に……?」
泡立つ湖面から、ゆっくりと。ずるりと、染み出すように。それは姿を見せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月29日
参加申し込みの期限
2026年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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