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パカっと駆けてウマくいく!新春初夢☆福笑い満開フェア 鷹編
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空はどこまでも繋がっている、というのは本当だと思う。
飛行機やロケットに乗ったって衝突する壁はないし、昔に比べて随分と連絡手段の増えた現代なら、すぐに言葉を交わすことも、思い立って現地へ向かうことだって出来るようになった。
でも、だからって――離れていても同じものを見上げているんだ、なんて嘘かもしれない。
なぜなら日本で暮らす
月守 輝夜
とアメリカで暮らす
青木 慎之介
の間には、17時間の差が開いている。こうして輝夜が晴れ渡る空を見上げているとき、彼は星空を見上げているか、すでに夢の中だ。
もちろん、そんなことを言えば情緒がない。歌もドラマも、途切れない絆をテーマにした作品で伝えているのは、そういう物理的なものではなく感覚的な気持ちだろうと分かっている。
わかっていても、時折この距離が寂しくなってしまうのは仕方がないではないか。自分は重い足取りでバイト先に向かっているのに、目に付くのは青春を謳歌する同年代ばかりで、羨まずにいることのほうが難しい。
(……なんだか、楽しそうだったな)
どうしても出かけ際の電話が気にかかり、足を止めてしまう。慎之介にだって付き合いがあるんだし、毎日のように必ず決まった時間に連絡しろだなんて言わないけど――彼は何かを誤魔化していた。
今日は早く休みたいと言う割に背後が騒がしく、親しげに名を呼ぶ人が側にいるのを隠すよう、手短に電話を切られてしまったのは、本当にタイミングが悪かっただけだろうか。
忙しいのにごめんねと送ったメッセージは既読すらつかず、溜息ばかり零れていく。こんな調子では先が思いやられると自分に檄を飛ばしながら、真昼の白い月をぼんやり眺めていた。
容赦なく進む時間を、どのように過ごしたのかはわからない。
ただ夜空を見上げる頃になっても、輝夜の心は晴れていなかった。連絡の有無を確認する気になれず、スマホはずっと鞄の中に入れたまま。目を覚ました慎之介から一報があることを期待する気持ちと、もしかしたらという不安が、眠気もどこかへ追いやってしまう。
指先を滑らせ、点繋ぎのように星を結んでみるけれど、何の形にもならない。それが酷く無力で、途方もないことに思えた輝夜は、一瞬だけ視線を落とした。
人の縁もそうかもしれない。慎之介が大人しく手綱を握らせてくれるわけもない。
(けど慎之介くんは……私を振り回したって、振り落としたりなんかしない!)
そう信じて再び空を仰げば、先ほど結んだ星々が光の文字を作っていることに気づく。
【天も羨む良縁なり。迷わずその手を取れ】
言われなくても、この場に慎之介がいたならそうしていたし、掴んだその手を離す気だってあるものか。
きゅっと胸の前で両手を握れば、宇宙規模な肯定の言葉は不特定多数に向けられたものには思えず、どこか慎之介が自信ありげに伝えてくれたようで不安が解けていく。
「差し出されるのを待ってなんかあげない。手を取るのは慎之介くんのほうだからね!」
向こうは今頃、深夜から早朝だ。しっかり目が覚めた頃まで休ませてあげるのだから、それくらいの覚悟は決めてもらわなければ。
ようやく気持ちを入れ替えることができた輝夜に、憂う様子はない。
「同じ空は見られなくたって、同じ気持ちでいるよね?」
何事もなかったように光の文字は薄くなり、夢のような時間が終わる。
けれど初めから、輝夜の想いは何ひとつ変わらず――少しでも早く慎之介へ会いに行けるよう、バイトと語学学習を頑張る気持ちに火が付いた。
うじうじとした気分を閉じるようにカーテンを閉め、寝床に着こうと振り返る。けれどそこには星の海が広がり、足下はふわふわと覚束ない感覚。やっぱり不思議な文字を見たこと自体が夢だったのかと思ったとき、聞き覚えのある声が輝夜を呼んだ。
「月守! こんなところで会うなんて、次のデートが待ちきれなくなったのか?」
変わらない屈託の無い笑顔と、また伸びたような気のする背丈。いつだって会いたいに決まっているのに、自分ばかりがそうだと認めるのも少し悔しくて、輝夜は手を繋ぐだけに留めた。
「どうだろうね? ……慎之介くんと同じじゃないかな」
できるだけ悪戯に笑って、彼の本心を探るように、あえて身を寄せすぎない。まだあの電話を気にしているんだとは言わずに、夢であれば気の利いた言葉のひとつでもくれるかと、少しだけ期待した。
「オッケー! なら、問題なさそうだな」
自分の胸に引き寄せるように腕を引き、コツンと額を合わせる。その感触が妙にリアルで、輝夜は余計に寂しくなりそうな気持ちをぐっと抑え込んで繋ぐ手に力を込めた。
「ね、今日はどこかへ出かけるの? あとで、ビデオ通話できるかな」
「そうだな……早く帰るから、そっちの昼くらいには会えると思うぜ!」
夢で約束したって仕方が無いのに、その頼もしさは輝夜を心の底から安心させて、うとうとと眠りに誘う。
けれど、輝夜が目を覚ます頃に届いた知らせは、慎之介からのモーニングの誘い。
深夜のフライトで早朝の羽田へと到着した彼が寝子島に到着するまで――あと、2時間を切っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月02日
参加申し込みの期限
2026年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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