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雪に憂うも喜びも
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金曜の夜の寝子島駅は混雑していた。
「やあ、あおい。うん、今着いたところだよ。構わない。俺も声が聞きたかったところだから」
七夜 あおい
からの着信に
八神 修
の声も弾む。駅のホームへちょうど降り立ったところだ。多くの利用客が車両を降り、入れ替わりに乗り込んでゆく。家路を急いでいるのか足早に去ってゆく社会人たちを見送りつつも修はのんびりと、あおいの声に耳を傾ける。
「そうだね、今週末も寝子島で過ごそうと思って」
スピーカーから届く「羨ましいなぁ」に修は笑う。確かにそうだろう。修とて今は東京を拠点としているものだから、都心の忙しなさと比較してよりこの島の穏やかな空気が際立って感じられた。帰ってきたのだ、とここに立ち改めて思う。あおいの郷愁にも強く理解が及んだ。
「うん? そうだな、クリスマスに正月とイベントがいっぱいだ。あおいは年末年始はどうするんだ? 実家で過ごすのかい」
電話の向こうの声からは迷いが伝わった。実家の家族と過ごす時間も欲しかろうし、もちろん修との冬のバカンスについても考えてくれているだろう。それはそれとして真面目な彼女は勉学に勤しむ時間も疎かにはしたくないだろうし寝子島の友人たち、例えば
野々 ののこ
などと顔を合わせる機会だって欲しいところだろう。
有限な時間をいかに有効活用するかを考えねばなるまいが、修に焦りはなかった。
「クリスマスまでまだ時間があるし、ゆっくり考えればいいさ」
あおい自身の心の充足こそが大切だ。その上でいくばくかの時を修に分けてくれるなら嬉しく思う。
「うん、また後でかけるよ。それじゃ」
いささか惜しみながら通話を切ると久しぶりの旧市街を歩く。今日はここから徒歩でマンションまで向かうつもりだ。週末を寝子島で過ごすのもこれで何度目になるだろうか。やはりそのたびに「帰ってきた」と実感が湧く。東京へ身を置いていても心はいつもどこか寝子島を求めているのだろう。掛け替えのない故郷なのだ。修は近頃ぐっと冷え込んできた空気を肺一杯へと吸い込んだ。
「さて……」
商店街に掲げられたポスターやポップ、はためくのぼり、商品の陳列されたショーウィンドウなど、歩きながら眺めた。
「あおいへのプレゼントはどうするかな」
物欲の薄いあおいであるがクリスマスにはぜひ何か贈りたいものだ。今のところ特段の候補はなく検討中である。可愛い物? それとも暖かい物? 想像を巡らせるのも楽しくああでもないこうでもない、吟味しながら歩く。
恋人を想いながら幸福な悩みに暮れた。
シーサイドタウンへ入ったところで、声に気づいた。周囲を行き交う人々が空を仰ぎ指さして、ある者は叫び、ある者は隣にささやいた。
雪だ、と。
「初雪だな」
そういえばほうと吐いた息が白い。はらはらと舞い降りる雪を眺めると空気が凛として引き締まるように思えた。きっと積もりはしないだろう、儚い雪を手のひらで受け止めたところを写真に収めておいた。後であおいに送るとしよう。
しばし良い気分で見つめたところではたと気づく。
「……ここは寝子島だ。何かの力が働いて猛吹雪になる、なんてこともあるかもしれない」
修は手近なコンビニに駆け込んだ。使い捨てカイロを買い込み防寒対策……とかではなく、昨今出始めた温かいおでんを購入するとタクシーを止め飛び乗る。予定変更、九夜山ふもとのマンションへ一直線に帰宅した。
夜半過ぎから雪は勢いを増し吹雪となった。修はほっと安堵する。急いで正解であったようだ。
「あおい、さっきぶり。うん、家に着いた。急に雪が降り出してね。ああ、写真、見てくれたかい。いい写真だろう?」
寝子島の大雪のニュースを見て電話をかけてきたらしい、あおいと会話しながら夕食をとる。温め直したおでんと冷凍食品を組み合わせて即興のおでん定食だ。こんな雪の日くらいは横着してもいいだろう。
「コンビニのおでんだが、中々いい味が出てるな。あおいの今夜の夕食は? カレーか、いいじゃないか」
取り留めない話を交わす間にも雪は深くなってゆく。
「ん? ちょっと待ってくれ。誰か来たかもしれない」
ふと玄関のほうに何やら気配を感じて、修は扉を開けてみた。誰もいない、が、声が聞こえた。
「あのう、すみません。よろしければ少しだけ、暖を取らせていただけませんか。もう寒くて寒くて……」
「……って、下か。ほう、君は狸か?」
毛が真っ白になりぷるぷる震える狸のあやかしだった。修は頷き、彼を一晩泊めてやることにした。
「いやあ、助かります。まさかこんなに降るだなんて、思ってもみなくて。おや、何だかいい匂いがしますね」
「ちょうどいい、君も夕食に付き合ってくれ。ああ、恋人に君の姿を見せてあげてもいいかな? 可愛いものが大好きなんだ」
「はい、僕でよければ。どうぞどうぞ」
ぱしゃりと撮影した狸君の写真をあおいへ送ると、声は跳ね上がり大いに喜んだ。
「ふふ……いいところに来てくれた。寒さは堪えるが、この出会いは冬の贈り物というところかな」
狸と不思議な友情を育む。テレビ通話へと切り替えたあおいの笑顔も深まり、修は賑やかな雪の夜を過ごした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月13日
参加申し込みの期限
2025年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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