this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
雪に憂うも喜びも
<< もどる
1
2
3
4
5
凛として静謐。滑らかな純白のベルベット。継ぎ目も無くどこまでも続く。優雅、極上。最上級のラグジュアリー。街は神聖を帯びまさしく神のおわす座のごとく深い安寧と、同時に他を寄せ付けぬ誇り高い孤独に満ちていた。深く静かで、怜悧で崇高であった。
倉前 七瀬
は車通りも人の姿も無い路地に立つと深海のごとき無響を噛みしめる。青が無言のまま明滅し、黄へ赤へと移り変わるのを眺めた。白い息を吐き、再び歩き出す。歩くたび白き野に七瀬のたどった痕跡が残り、そして消えてゆく。研ぎ澄まされた冬の景趣を胸に抱きながらに七瀬は淡く降る雪を見上げて相好を崩した。
「…………むふ」
そんなわけで冬である。初雪である。いつか読んだ小難しい小説の一節など脳内へ引き合いに出しながらも七瀬の心は浮かれていた、少年のごとくはしゃいでいた。傍目にそうと見えないだけで。雪? さすがに何度も目にしているし大人なのだし、幾ばくか積もったくらいでは何とも思いませんよ、という顔をしながら大いに浮足だっていた。
「ふふふ」
さくりと足を踏み込むたび足跡が残るのを楽しみ、その感触を楽しみ、誰もいない早朝の雪景色を楽しんだ。己が内の少年を取り戻したかのように瞳は輝き身も心も軽やかだ。
いくつになっても雪を見るとわくわくする。もし北海道やら東北やら、豪雪地帯の出身だったなら「今年も来たか……」とウンザリ憂鬱となるのかもしれないが、七瀬の生まれた土地には積雪などそうそう無いことだった。幸いにと言うべきか。故にいつまでも白くちらほらと降るたびに心躍らせることができる。
「さて、どこへ行きますかね~」
背に羽を抱くかのように軽い足で白雪をついと踏み、どこまでも七瀬は歩む。
「おや?」
とくればいつもの流れ。様式美というやつである。
「奇遇ですねぇ、ウォルターさん!」
「やぁ、七瀬。ああ、当てようか?」
白い路上に顔を合わせるなり
ウォルター・B
は指を立てて言った。
「起きたら初雪で真っ白になってて、テンション上がっちゃって、いてもたってもいられなくて散歩へGO。ってところでしょ」
「大当たりです。ウォルターさんも?」
「ははは。コーヒーでもどう? そこのコンビニのやつ。これが案外馬鹿にできなくてねぇ」
ホットコーヒー二つ、湯気と白い吐息をたなびかせてしばし談笑交え歩いた。
「自分では、大人になったつもりなんですけどね。雪にはしゃぐなんて子供っぽいですかね?」
「いいんじゃない? ほら、僕もそうだし」
フィギュアスケーターよろしく滑走する真似をしてみせたウォルターは一回りも大人だが確かに、七瀬と近しい心を持っている。彼はいつだって七瀬と同じ目線で物事を見てくれた。自然体なのだ。大人だが大人ぶらず在るがまま。それが多くある彼の愛すべきところの一つであると七瀬は思う。王権を戴きながら街へ出て平民と遊びに興じる気さくな君主をふと想像した。
彼との年の差はどうあっても縮まりはしない。いつまでも追い付くことはできないのではないか、対等と呼ぶには程遠いのではないかと七瀬が時折抱く疑問への、それは答えのように思えた。
「……ほんとだ。美味しいですね、コーヒー」
「でしょ。安いのにねぇ」
カップを空にしたところで、道端にはちょっとした公園があった。砂場も遊具も水飲み場もベンチも薄っすらと白く覆われている。七瀬は屈み、地に儚くも降りた雪を一すくいして固めるとおもむろにウォルターへと投げた。
「えいっ」
「わ」
「あれ、当たった! 避けられると思ったのに」
「ひどいなぁ、人が冬の風情に浸っていたというのに……なんて言いつつとりゃ!」
「わっぷ」
瞬く間に応酬となった。そこには大人も子供も違い無い。
「ほらほら、全身真っ白になっちゃうぞぉ~?」
「わわわ、ウォルターさん、待って待って! うわ冷たっ、あはははは!」
凛として静謐、滑らかな純白の……しかしそれを蹴り上げながら拙く恥も外聞もなく、開けっ広げに互いを晒すことができる関係性をこそ誇るべきだ。公園にいい大人が二人はしゃぎ回る光景は奇異に思われようが関係ない。この世の真理は唯一つ、楽しんだ者勝ちなのである。
薄い雪での即興雪合戦はしばし続き、息が上がる頃には汗みずくとなったが心身共に温まり、七瀬は実に緩んだ笑みを晒した。
<< もどる
1
2
3
4
5
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
網です。
初雪のお話でした。
温暖化、海水温の上昇から、今年も雪が多くなるようですね。
豪雪地域にお住まいの方はお気をつけください。
それはそれとして、冬の風物詩としては雪を楽しみたいものですね。
それではまた次回に。
網でした。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
雪に憂うも喜びも
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月13日
参加申し込みの期限
2025年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!