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雪に憂うも喜びも
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雪を踏めば足跡が残る。
綾辻 綾花
の歩んだ後ろにもそれは刻まれた。雪が降れば足跡は隠れる。人が生きれば残る痕跡も時と共に薄れゆくのが道理である。時に氷へと埋もれ、遠い果ての雪解けと共に発掘されたりもするものだ。雪は何やら人生と似ている。そんな風に思ったりする。
「やぁ、綾花さん。待ったかい?」
「あ、珪さん! いえ、今来たところですから」
「ふぅん?」
綾花の肩へうっすらと積もった雪を払い、
早川 珪
はふわりと笑みを浮かべた。ともかく雪は恋人たちの歩みを白いヴェールで覆い隠したかと思えばつぶさに浮かび上がらせたりもする。そのたび綾花はほんのりと頬を赤らめ、満ち足りて日々の安らぎに浸るのだ。
今年も寝子島は白く染まるだろう。
「今日はすごく寒いですね。風邪を引かないように気を付けなくっちゃ」
「そうだね。今季一番の冷え込みだね」
綾花は彼の手を取り指を絡めて、彼のコートのポケットへ突っ込んだ。
こうした仕草を自然と行えるのも雪模様のおかげといったところか。
「さて、どこへ行こうか。リクエストはあるかい」
「そうですね。ブックカフェはどうですか? あたたまりながら本を読みたいなって」
「いいね、完璧だ」
二人が足を踏み出すとシーサイドタウンのアスファルトに靴跡が残った。やがてそれも新しい雪に覆われるか誰かに蹴散らされてしまうだろうが、手指絡めて感ずる温もりや彼との共有体験、思い出はいつまでも深く綾花の家へと刻まれるのだ。
最近オープンしたというブックカフェは緑豊かに茂っていた。店内に植わる樹々はまるで深緑の中での森林浴を思わせる。
「わぁ、素敵なところですね!」
「個性的なお店だなぁ」
コーヒーと、ワッフルを一つ頼んでシェアすることにした。注文の品が届くまで店内の本棚を物色する。
「何を読もうかな……あ、お料理本」
ぱらりとページをめくりつつ今日の夕飯に使えそうなレシピを探す。その他にも何冊か見つくろって席へ戻ると、香ばしいコーヒーの匂いが鼻をくすぐる。ワッフルにはメープルシロップがたっぷりとかけられナッツが散らされていた。お互い何も言わずとも自然、珪のフォークは綾花の口へと運ばれその逆もまた然り。
「美味しいですね♪」
「優しい甘さでくどくないのがいいね」
「うんうん。あ、そういえば珪さん、今日の夕飯はどうしますか?」
「そうだなぁ。その本に何かいいのが載ってないかな」
ぱらりぱらりとページを送る音だけがしばし響く。周囲に客はまばらで、時おり聞こえてくるのは密やかなささやき声くらいだ。たまにはこうして言葉なく静かに、ただ寄り添うばかりの時間を過ごすのも悪くない。
「これはどう?」
珪の指がとんとページの一角を差した。
「いいですね。温かいお鍋、私も食べたいなって思ってました」
ふと窓の外で鳴ったクラクションの音に目をやると、アスファルトはすっかり白んでいる。今は空に晴れ間が覗くが雪は思いの外降ったようだ。「滑らないように気をつけなくちゃ」と綾花がつぶやくと「おたがい支え合ってれば転ばないんじゃない?」と返ってきた。小さく笑い合い、ワッフルをお互いの口へ運び、差し込む陽光に目を細めながら読書を堪能した。
スーパーで買い物を済ませると空は黄昏色を帯びていた。買い物袋は彼が持ち、綾花は抱きついて彼を支える。これなら転ばずに済むだろうし温もりに寒さも和らぐ。と思っていたらつるんと足元が滑った。
「わっ。きゃあ?」
「おっと、危ない」
がっしりと捕まえられてほっと安堵する。綾花は照れくさそうにはにかみながらますます強く彼の腕を抱き込んだ。
「ふふ。つまづいても、珪さんがいれば安心ですね」
「お互い様だよ。もしもの時は、僕を支えてくれるだろう?」
路上を行くと足跡が残る。綾花と珪で二人分、一定のリズムで刻まれた。少し経てば雪は淡く溶けてしまうだろう。しかし今この時の思いはいつまでも残るはず。胸の奥、仄かに灯る熾火となっていつまでも綾花を照らし続けてくれるはずだ。
「あ……デザートにアイスを買いませんか? そこのコンビニで。ほら、お風呂上りに食べたいなって」
「ナイスアイディアだ。寄っていこう。今日はコーヒー味にしようかな」
「私はバニラで。でも、どっちも食べたいかも……半分こしませんか?」
風は冷たく吹き抜けたが、寄り添い合えば気にもならない。温もりに包まれながらお喋りも足取りも弾んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月13日
参加申し込みの期限
2025年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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