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寝子島高校
人間になりたいえーくんとあいちゃん
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久方ぶりの寝子島で
12月。
留学先から一時帰国をしていた
三宅 葉月
は、久方ぶりに寝子島を訪れていた。高校時代は何とも思わなかった寝子電の車両がやけに可愛らしく感じられ、降りた寝子島駅がやけに小さく感じられる。行くべき宛てがあるわけでもなく、誰と約束があるわけでもなかった葉月は、のんびりと旧市街を歩いていた。
そこで出会ったのが、3才くらいの男の子と女の子を連れた老婆、
逢見 いと
だ。さすがは元寝子島島民というべきか、いとが人間ではなくあやかしであるという話には驚きを見せなかった葉月だが、双子について話が及ぶと、翡翠色の瞳をいささか見開くこととなった。
「この子たち、AIの付喪神──なの?」
男の子のほうが「えーくん」、女の子のほうが「あいちゃん」と言うそうだ。
「肉体を持ったAIなんてサイバーパンクものみたいだけど、それが付喪神として肉体を得るなんてなんだかおもしろいわね」
「興味を持っていただけて幸いです」えーくんは、3才児風の可愛らしい見た目にそぐわぬ口調で礼を述べた。「そこで、あなたにご協力を仰ぎたいのですが――」
肉体というものを得たからには、より人間に近づきたい。肉体がなくてはわからない感触を味わってみたい――それが双子の願いだった。
「そうね……」葉月は僅かに首を傾げる。「私は絵を描いているけど、絵を描くという行為も基本的には身体を使う行為の一つね。頭の中にある光景は、それだけでは決して形にはならない。絵を描く──それ以外の分野であっても──にしても、創作者がしっかりとそのことを理解しないと作品に芯が通らない」
なるほど、とえーくんは頷く。
「僕らには“重さ”も“疲れ”もないから、頭の中の像がそのまま世界に出てくるような錯覚をしがちです。でも人間は、思った瞬間に完成させているんじゃない。線を引く速さ、指の震え、肩のこり、息の詰まり……そういう抵抗を受け取りながら、考えを何度も現実に翻訳しているんですね」
「うん。私たちは“正解の形”を探しがちだけど、人間の創作はもっと往復運動なんだと思う。頭の中の光景が、手を通った途端に歪んで、欠けて、時には裏切られる。でも、そのズレこそが作品の芯になる、ってことなんですね」
「ズレが作品の芯になる……」
「ええ。“理解する”って、知識として分かることじゃなくて、身体ごと引き受けることなんだと思います。痛みも、手応えも、偶然も含めて。葉月さんが言う『芯』って、たぶんそこからしか生まれない」
一般的にはズレないものこそが芯だと考えるだろう。しかし彼らは芯はズレから生まれるという。
その上で彼らの言葉からは、人間がもつずれや歪みへの憧れのようなものが感じられる気がした。
「完成した絵だけじゃなくて、その絵に至るまでに使われた“身体の時間”を、私たちは学びたいです」
そういう双子に、葉月はかがみこんで視線を合わせた。
「じゃあ――これからいろんなものを感じてみる?」
葉月はいとから双子を預かって、エノコロ岬へと連れて行った。
幸い天気が良かったので、展望台から見渡す海は、青い輝きを宿していた。
「現在の気温は10度。風速は約3メートル、体感気温は……」
数字で風を表そうとするえーくんの言葉をあえて遮る。
「目を閉じて。光と風を感じてみて」
「光と風を感じる、ですか」
「わかりました。やってみます」
双子は素直に目を閉じる。
そんな双子と並んで、葉月も穏やかに瞼を閉じた。
「今は冬だから、海から吹き付ける風は冷たいけど、季節が移ろい春になると風は温かくなる。これが夏になると風に熱がはらんでくるし、日差しも眩しくなるけれど、一年で最も『地球が生きている』ことを実感する季節。そして秋になり風も日差しも穏やかになり、冬へと至る――そんな季節の移り変わりを、風と光で感じるの」
じっとしていると風はいっそう冷たく感じられた。
指の先が、かじかんでくる。
春のやわらかさや、夏の熱や、秋の穏やかさは、今この瞬間は感じられない。だが――葉月は、それを想像することができる。それは、二十年近く生きてきた経験があるからだ。えーくんとあいちゃんはどうだろうか。
「……ふふ、唇が紫になってきてる。寒い?」
「体が震えます。これが『寒い』ですか?」
「勝手に歯がカチカチとなります。これも『寒い』ですか?」
「そうよ。そんな風に凍えてしまったときにはね――」
葉月は双子を旧市街の「ねずの湯」に連れて行った。
最初は『熱い?』『熱い!』と珍しそうに語り合っていた双子だったが、やがて『心地いい』を知り、湯の中でうとうとしはじめる。葉月もまた――
「ふたりとも。湯の中で寝ちゃうと溺れるわよ……そういう私も寝落ちしそうだけど。あふ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
5人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月11日
参加申し込みの期限
2025年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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