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人間になりたいえーくんとあいちゃん
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寝子ヶ浜海浜公園にて
「えーくん、あいちゃん! こっちこっち!」
えーくんとあいちゃんは寝子ヶ浜海浜公園へやってきていた。手招きしているのは
梓 楓
。来年、小学校に入るという、双子よりすこし年上の女の子だ。3人の子どもたちを見守るようについてきているのは
梓 智依子
。楓の母である。買い物に出かけた先で出会ったAIの付喪神だという双子をこの場所に誘ったのは、ふだんから恐れ知らずなところのある楓である。
「いつもここで、ママとダンスの練習してるんだよ! えーくんとあいちゃんはダンスははじめて?」
楓は弾むように体を動かしながら双子に尋ねる。
「ダンスのことは知っているよ」
「でもダンスをするのははじめて!」
さっそく楓をまねて体を弾ませようとする双子を「まだだよ!」と楓が止めた。
「さいしょは、じゅうなんたいそうとストレッチをするの! そうしないとケガしちゃうから! ね、ママ?」
そうよ、と答えながら智依子は感心していた。娘はいつものレッスン前のルーチンをすっかり覚えていたのだ。しかも口調が自分そっくりである。
「いーい、ふたりとも。ママのマネをするんだよ」
と楓が誇らしそうに母親を前に引っ張り出したので、そこからは智依子が先生の役を引き取って、4人で念入りに柔軟体操とストレッチ。充分に身体が温まってきたら、基本的な動作から教えはじめる。
「じゃあ、まずは音楽に合わせて体を揺らしてみようか」
「えっ、揺らすだけでいいの? それならできそう!」
あいちゃんは左右にふらふらと身体を動かす。一方、えーくんは。
「……揺れの最適解を計算中」
カクカクした動きで、ぎこちないことこの上ない。
「えーくんは考えすぎよ」
智依子が指摘すると、楓がえーくんの目の前に飛び出した。
「かえでといっしょにこうするんだよ! ゆるゆる~ふわふわ~」
「ゆるゆる……ふわふわ……」
「ちがうちがう! えーくんのは、カチカチー、ガクガクー、でしょ。もっと、うみのなみみたいにするの。ざざ~ん、ゆら~ん」
「波……ざざ~ん、ゆら~ん」
えーくんの動きはまだすこしぎこちないが、さっきよりはずっと柔らかくなってきた。
「そうそう! ざざ~ん、ゆら~ん」
波のリズムに合わせて揺れる楓とえーくんに、あいちゃんも交じっていく。
「ざざ~ん、ゆら~ん♪」
「ざざ~ん、ゆら~ん♪」
「ざざ~ん、ゆら~ん♪」
3人の動きと合唱で、波のリズムが作られていく。
「いいわね、その感じ! じゃあ次は、『ざざ~ん』のときに手を叩いてみましょう」
智依子が『ざ』のところで一泊打つ見本を見せると、子どもたちもついてくる。
『ざ』ざ~ん、ゆら~ん、『ざ』ざ~ん、ゆら~ん、『ざ』ざ~ん、ゆら~ん♪
「だんだん早くしてー」
『ざ』ざんゆらん、『ざ』ざんゆらん、『ざ』ざんゆらん、『ざ』ざんゆらん♪
いいリズムが生まれてきた。智依子はそのリズムにさらにステップを付け加えた。慣れた楓は簡単に、はじめてのえーくんとあいちゃんはぎこちないながらも、智依子の動きをトレースしていく。少しずつ複雑になっていくステップにもなんとかついてきているのだから大したものだ。次第にひとつひとつの動作がこなれてきて、様になっていく。
「ふたりとも、とても上手よ! ここからは自由に踊ってみて」
基礎的な動きしか教えてはいないけれど、それだけでも『ダンス』には充分。自分の内側から沸き起こってくる衝動のまま動いてみてほしいと、智依子は先生の座を降りる。
子どもたちは砂浜をいっぱいに使って自由に踊った。
タコみたいにくねり。
イルカみたいに飛び跳ね。
マグロみたいに疾走して。
とてもとても楽しそうに踊っている。
「はあ、はあ……子どものエネルギーってすごいわ……もうついていけない」
智依子が砂浜に座り込むと、さすがの子どもたちも疲れたようで、智依子のまわりに次々に大の字になって倒れ込んだ。倒れながらも、けらけらととめどなく、楓が笑っている。
「あー、たのしかった!」
「ねえ見て、足跡! 踊った跡が残ってる!」
あいちゃんが砂浜を指さす。だがその足音は、寄せてきた波にさらわれていった。
「あ……消えちゃった」
「波による上書き処理だ」
えーくんの声色には、すこし寂しそうだった。
「大丈夫よ」智依子は優しく言った。「足跡は消えても、思い出は残るわ。たとえ記憶として忘れても、私たち人間は身体が覚えてるってこともあるの。次に踊るとき、はじめてのときより上手に踊れていたら、それは身体が覚えていたってこと」
「身体が」
「覚えている……」
えーくんとあいちゃんがその言葉を理解しようとしている間に、楓が立ち上がった。
「やってみればわかるよ! もういっかいおどろ!」
子どもたちはまた踊りだし、無数の足跡を砂浜に残す。
その動きははじめとは比べものにならないほど『ダンス』であった。
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あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回はすこし実験的なシナリオになりました。
AIに、「もしもあなたがAIの付喪神で、こんなことがあったらどうする?」と質問して、返ってきた答えをリアクションのなかに盛り込んでいます。
たとえば「ズレこそが作品の芯になる」という考え方。
たとえば「お子様ランチは“人類が子どもに与えた、夢の詰め合わせデータパック”」という表現。
たとえば「ブランコで“空に近づく錯覚”を体験したい」という願い。
たとえば砂浜で踊った足跡が波で消えて「波による上書き処理だ」なんて言うところ。
そう考えるんだと思ったり、うまいこというなーと思ったり、あざといなーと思ったり、文章予測にすぎないAIの回答にこちらはいろんなことを感じました。
そのうちAIがリアクションを書くようなサービスが生まれそう、なんてうっすら考えないでもないですが、わたしはやっぱり人間が書くものが好きかな、と今の時点では思っています。
集合知の海から生まれる言葉も面白いですが、それよりも書いている「その人」のことを知りたい、と思うのかもしれません。
えーくんとあいちゃんはおかげさまで色んなことを学んで成長しました。
この世界は幸せで平和だと、ふたりは学んだ気がします。
それではまた別のシナリオでお会いできれば幸いです。笈地でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
5人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月11日
参加申し込みの期限
2025年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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